67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

1500円でこれだけスィング出来れば安いよ!

2011-03-09 19:10:40 | jazz & vocal

Sonny Rollins & The Contemporary Leaders/Sonny Rolllins
(Contemporary S7564, jp. reissue)

ロリンズと言えばサキコロ,ウェイアウトウェストが両巨頭の人気盤でしょう。そしたら3番目は何かって言うと,ビレッジバンガード?、アルフィー?・・・。あえて管理人が一押しで推したいのが本日アップのコンテンポラリーリダーズです。

油が乗り切ってゆったりと吹奏するロリンズ,やっぱり最高です。急速調も良いですが,ロリンズにはミディアムスウィングがよく似合います。メンバーはSonny Rollins(ts), Hampton Hawes(p), Barney Kessel(g), Leroy Vinneger(b), Shelly Manne(ds)のクィンテットでA-4の"You"のみVictor Feldman(vib)が参加します。全曲良いですが,個人的には圧巻のA-3"How High The Moon"がお薦めです。美しいケッセルのギターのコードワークに乗ったロリンズの吹奏、この瞬間デュオですがよくもここまでスィンギーになるものだと感心します。この曲後半のビネガーのウォーキングに乗ったロリンズも素晴らしくこの一曲だけで「さすがロリンズ!」と言わざるを得ませんね。とにかく,全員が素晴らしいスウィンギーな快演続きで休憩なしで一枚聞き終わってしまいます。良く学生時代にお世話になった新潟ジャズフラッシュのマスターがターンテーブルに載せていたのを思い出します。録音もRoy DuNannでパーフェクトな一枚ですよね。ある意味、前述の4枚より楽しめるかも・・・。やっぱりロリンズ、ジャズジャイアントにふさわしい快演ですねぇ~。

所有盤はキングの廉価盤です。1500円でこれだけスウィングさしてもらえれば充分だ!!!最後にジャケのロリンズ,クラクストンの撮影だって知ってました???


ある意味JJの最高傑作ですが・・・

2011-03-08 23:11:10 | jazz & vocal

Blue Trombone/J.J.Johnson
(Columbia SOPM151, jp.reissue)

モダンジャズでトロンボーンという楽器をメジャーに押し上げた最大の功労者は本日アップのJ.Jである事はよく知られた事実です。どちらかと言うと愚鈍なイメージのこの楽器をソフィスティケートされたスピード感溢れるプレイでジャズのメイン楽器にした功績は大きいですよね。他のトロンボーンプレイヤーに聴かれるようなアーシーさは陰をひそめ,ともすればクールにも聞こえるスタイルこそJJにふさわしいプレイスタイルです。本日はコロンビアに録音されたJJのワンホーン、ある意味最高傑作と言われるBlue Tromboneをアップいたします。

57年の録音でサイドメンにはTommy Flanagan(p), Paul Chambers(b), Max Roach(ds)という当時考えられる最高のリズムセクションを従えての演奏です。JJ自身のオリジナルが3曲,スタンダードが3曲と言う構成もバランスがとれていていいですよね。しかしながらこの最高傑作をして、一つの疑問があります。タイトル曲でアルバム中でも最高の演奏である"Blue Trombone"がA面ラストからB面一曲目までセパレートされて収録されている点です。慎ましやかなトミフラのピアノソロで始まるこのブルースですが何を意図してこのような編集がなされたのでしょうか?A面ラストのチェンバースのWALKINGの途中でフェイドアウトする編集は残念としか言いようがありません。CDであれば連続的に聴けるのでさほど気にならないのかも知れませんね。

所有盤はCBSソニーが出した国内再発盤です。このタイトル曲の分割のいきさつってわかっているのでしょうか???


カラクイ復活,これでまた楽しめる沖縄音楽

2011-03-07 23:54:25 | アコギ

先日,不注意で壊してしまった自分の三線の中弦(なかじる)のカラクイですが沖縄から3本セットを購入しその一本を削り設置してみました。カラクイの別売りは一杯あるのですが、なかなか元とおなじものがネットで見つからず結構探しました。とは言っても同じものではなくて似通ったものを購入です。3本全て変える方法もあったのですがいちいち削ってやるのが面倒くさいので結局一本だけです。よく見るとそのカラクイだけが少しデザインが異なるのがわかるかもしれません。

チューニングが狂い易いのは三線のカラクイの泣き所です。ギターの歯車でペグを固定しているのではなく単に摩擦で止まっているだけなのです。この摩擦の主役がカラクイの削りなのです。弦の巻き方もチューニング(ちんだみ)を狂わす要因なのです。とにかく微妙ですから大変です。今はBEGINの「竹富島で会いましょう。」を練習していますが毎回チューニングが必要な感じです。やっと馴染んで少しずつ狂わなくなりつつあります。やれやれです。


ミンガスをdigしたくなってきた!

2011-03-06 17:21:15 | jazz & vocal

Mingus, Mingus, Mingus, Mingus, Mingus/Charles Mingus
(Impulse AS-54, reissue)

皆さん,ミンガスは得意ですか?自分は、はっきり言ってあんまり得意じゃないです。何年も敬遠して来たアーチストなのですが,腰を入れて聴くと少しはジャイアンツと評されるオリジナリティがわかって来たようにも思います。きっかけはこのインパルス盤です。どでかいミンガスの横顔(あまり鑑賞には堪えないですが)に”mingus"のロゴが5度にわたって繰り返されるタイトル(通はファイブミンガスと呼ぶらしい!)からして異色,スルーが生まれそうなアルバムです。購入して暫く聴いてなかったですが改めて聴くとこれが良いんです。

一曲目のⅡB.S.で度肝抜かれてしまいました。いきなりの豪快でタイトなピチカートで始まり、ダニー・リッチモンドのドラムが加わり,ホーンがかぶって来る壮大さはミンガスならでは一級のビッグバンドジャズです。そしてブッカー・アービンの強烈なブローイングソロとタイトでジャンピーなジャッキー・バイアードのソロが素晴らしいです。5分弱の演奏ですがミンガスのコンポーザー,プレイヤー,バンドリーダの資質が凝縮した演奏です。さてこの曲聴いた事あるぞ!。へんてこりんなタイトルなんで中の解説を読んでみると、あっそうか!とハタと膝を打ちました。

The Clown/Charles Mingus
(Atlantic 1260, jp.reissue)

ミンガスファンには当たり前なんでしょうけど,直立猿人と並ぶ名演と言われたアトランティック盤"The Clown"の冒頭1曲目の"Haitian Fight Song"(邦訳:ハイチ人戦闘の歌)なのです。こっちは、もう少し眺めの演奏でソロイストはジミー・ネッパー(tb)とカーティス・ポーター(as)です。これ、はっきり言って素晴らしいです。メンバーも渋いですし,今までディグできていないミンガス。ちょっとハマりそうですね。


西進する高知道,KAZUさんちまでもうすぐだ!

2011-03-05 23:13:08 | Volkswagen

今まで管理人は高知道の西端,須崎東インターが最寄りのICでしたが本日無事に漫画「土佐の一本釣り」で有名な中土佐町まで高知道が西進しました。勿論無料で~す。午後3時に開通という事でしたので4:00に自宅を出て須崎西ICに向かいました。国道56号から別れて須崎西のゲートをくぐると大渋滞です。約6kmの行程の90%がトンネルと言う難儀な高速です。大渋滞で最初の新角谷(かどや)トンネル(2.5km)からノロノロ運転です。トンネル内のファンが回っていないところがあったりで凄く空気が悪いです。この日は66bugで向かったので良かったですが,とても窓を開けられる状態ではありません。渋滞がなくなれば確かに早く西にいけますが,無料だから仕方ないですが片側一車線の道路ですし事故が心配ですね。国道56号線は結構風光明媚な海岸線道路だったのにまったく海が見えない高速は少し残念です。帰りは,もう息が詰まる高速はいやだったので56号で帰って来ました。こんなに空いている国道56号線は初めてでした!

何はともあれ四万十川流域のキャンプ場へは若干近くなった気がしますね。VW仲間のKAZUさんが住む四万十町まで高速が延進すれば更に楽になるのですが・・・。


雛祭りの恐怖

2011-03-04 00:01:54 | Weblog

寒い雛祭りになりましたね。庭の桃の花もまだ咲いていません。夕方には時雨れて雨模様です。山の方は雪かな?なんて思っていると案の定、「風雪注意報」なんてのがでています。やっぱり異常気象です。

さて,うちにも紅一点のUちゃんがいるもので一年ぶりにひな壇を出して来ました。相棒のクマのぬいぐるみにも、子供の誰かのために作っておいた袴を着せてみました。これを抱っこしてご満悦のUちゃんです。まあ一年に一回このひな壇を出して片付けて,いつもママがやってくれますがご苦労さんです。とは言っても,この度に2階の納戸の中の自分のゴミのようなコレクションに対してコメントが入るのですよ・・・。「使わないのに場所とるよね・・・」。「ハイ、邪魔になっててごめん。」なんて言いながら3月は過ぎて行くのです。


これからがシーズンのバラクータG9

2011-03-03 06:18:17 | ファッション

寒くなったり暖かくなったりで着るものに困るシーズンですよね。今日は最高10℃の低温で真冬なみですが、暖かい日は日中20℃まであがります。それでも朝夕は結構冷えこんで上着が欲しいと言う,そんな季節ですよね。VWを駆るには一番良い季節。コンバーチブルで走らせるなら,上着は必須です。クラシックならやっぱり伝統のあるスイングトップの原点とも言えるバラクータG9なんかがカッコいいですよね。マックイーン,シナトラ,ライアン・オニール、アーノルド・パーマー、高倉健、クラプトンなどセレブにも愛用者が多い事でも知られているジャケットですよね。

自分のG9はサイズ44のネイビー。もう20年以上も使っている80年代の製品です。現行品とは少し生地の障りが違う感じでより柔らかくつるりとした印象です。勿論,Made In Englandとド派手なタータンチェックの裏地,ドッグイヤーの襟など基本的な仕様は同じです。温故知新ですが,大定番,やはりオーラがただよう一品。ますます好きになりました。


映画「アサシン」で知ったニーナ・シモンのボーカル

2011-03-02 05:54:33 | jazz & vocal

The Amazing Nina Simone/Nina Simone
(Colpix CP407)

ありきたりのジャズ・ボーカルや白人美人歌手のか細い声のボーカルばかり聴いているとき、出会ったニーナ・シモンには正直面食らった印象がある。出会ったきっかけも結構戦慄でした。当時ニーナの名前ぐらいは知っていたのですが、女性暗殺者を主人公にした映画「アサシン」でサスペンスたっぷりの緊張感を駆り立てるニーナの歌声にノックアウトされてしまいました。太めのボイスでソウルフルに唄うボーカルスタイルが特徴的ですし、黒人奴隷解放運動に関連した曲を唄ったりやボブ・ディラン、ビートルズ,バカラックなど幅広いレパートリーはかなり異色なシンガーですよね。。1958年のベツレヘム盤で名声をえて、コルピックスレーベルでその才能が開花しますよね。本日はそのコルピックス第一弾をアップいたします。

ご存知のように,ニーナはピアノの腕も確かでジュリアード音楽院で学んだ才媛でもあります。ここでも得意の弾き語りからBob Merseyのオケでの歌唱までニーナの魅力を余すことなく紹介しているのが特徴です。スピリチュアルの”Children Go Where I Send You"からジャズスタンダードの”Stompin' At The Savoy", "It Might As Well Be Spring", "Willow Weep For Me"までレパートリーの広さはさすがですね。

所有盤はコルピックスのゴールドラベルのブルーワックス/モノラル盤です。イスに座って唄うモノクロのニーナとバランスよく配されたロゴが印象的なジャケットも気に入っています。


1stカバーはどっちでしょう?

2011-03-01 07:22:52 | jazz & vocal

Silver's Blue/Horace Silver
(Epic LA16000)

ジャズレコードの中ではカバーが何種類か存在するものがありますよね。多くはオリジナルのカバーがあってlater releaseの時に装丁を変えるかのごとく違うジャケットで再発されたものだと思います。こういった傾向は,prestige(new jazz), verve(norgran, clef), riverside(jazzland)等に多数存在しコレクターの中では悩みのタネでもありますよね。良く知られたカバーでもなかなか巡り会えないエピックと言うレーベルは,個人的には鬼門であることも前に書いたことがありますが、このエピックにもカバーを変えてリリースしたヤツがいますよね。本日アップのホレスの一枚もこんなアルバムの一つです。

演奏は基本的に五重奏団です。Donald Byrd(tp), Hank Mobley(ts), Horace Silver(p), Doug Watkins(b), Art Taylor(ds)の5人が基本で2曲でByrdとTaylorがJoe Gordon(tp), Kenny Clarke(ds)の2人にリプレイスされています。A-1タイトル曲"Slver's Blue"から「これぞシルバー!」というグルービーなプレイが聴かれます。「やっぱりハードバップ、王道やね!」と感じてしまう演奏です。バード,モブレイのフロント陣も良く唄っています。この頃のモブレイはもっさりとして好みは別れるところでしょう。バラードが今ひとつの風評のシルバーですが"How Long Has This Been Going On"などその噂を払拭するかのようなプレイです。ラテンリズムを使った「夜は千の眼を持つ(変な訳?)」等,最も得意とする曲調で楽しめますね。

さて、このアルバムにはジャケ違いで、上のようなカバーのアルバムも存在しますよね。自分のは,良くある方のタイトルをもじったカラーのイエローラベルブラックファンのモノラル盤なのですが,一体どっちがファーストカバーなのでしょう・・・???