67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

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レスター・ヤングの最終録音

2007-09-30 05:46:20 | jazz & vocal
Lester Young In Paris/Lester Young
(Verve MGV8378)


 テナーサックス界に目を向けると、ロリンズ,コルトレーンははずすことができないですが少し聞き込んで行くとホーキンスそしてこのレスター・ヤングにたどり着くのではないでしょうか?多くのテナープレイヤーが彼のフレージングに魅せられ影響されたと語っていますし,ベイシーバンドでの活躍も知られていますし、ビリー・ホリデイとのニューヨークでの出会いなどエピソードには事欠きませんよね。本日アップのアルバムはヨーロッパのトッププレイヤーを集めてパリのBarcley Studioで1959年3月4日に録音されたモノで、約2週間後の3月19日心臓病で息を引き取りますからプレスのラストレコーディングと言えるのではないでしょうか。

 メンバーはKenny Clarke(ds), Jamil Nasser(b), Jimmy Gourley(g), Rene Urtregor(p)にレスターが加わったクインテット編成です。演奏は,各面6曲とそれぞれの曲がやや短めですがレスターが得意とした古いスタンダードが目白押しです。サイドAは”I Didn't Know What Time It Was", "Oh, Lady Be Good", "Almost Like Being Long", "Three Little Words", "I Cover The Waterfront", "I Can't Get Started"の6曲,サイドBが"Indiana", "Pennies From heaven", "New D.B. Blues", "Lullaby of Birdland", There'll Never Be Another You", "Tea For Two"の大スタンダード大会です。何れでも,ビッグトーンではないですが独特の音色でズムーズに流れて行くレスターのフレージングを楽しむには良いのかもしれません。最後の録音で、このライナーノートにレスターを評して"An Old, Sick, Abandoned Lion"とあるように好調とは言えないのかも知れません。決して高い音楽性で高評価を受けているアルバムではないですが,最晩年のレスターを記録したアルバムとしての価値は充分と思います。

 所有盤はVerve Inc.のT字ラベルのモノラル盤です。横目でマウスピースを加えたレスターのおとぼけ表情が好きな一枚でもありますね。
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コーラスで聴くラテン

2007-09-29 03:06:15 | jazz & vocal
Voices In Latin/Four Freshmen
(Capitol T922)


 ジャズコーラスではひょっとしたら、一番有名なのがこのフォーフレッシュメンなのかも知れません。ランバート・ヘンドリックス&ロスも人気がありますし,最近ではマンハッタントランスファーなどもいましたね。フォーフレッシュメンは白人4人からなるインディアナポリスの音楽学校出身の男性コーラスで日本のダークダックスやデュークエイセスの模範となったコーラスグループです。4人が全て楽器にも秀でていて、ロス・バーバー(tp, ds)、ドン・バーバー(g)、ボブ・フラニガン(tb)、ケン・アルバース(tp)をプレイするのです。特にフラニガンのボントロはロソリーノ風,アルバースのラッパはメイナード・ファーガソンばりでソロも良く聴かせます。こうした高い音楽性がこのグループの真骨頂で、ケントンに認められキャピトルデビューを果たしたのです。日本ではファイブトロンボーンが有名ですが本日アップのラテンリズムのアルバムも捨て難い魅力がありますね。

 メンバーは上記4人。アレンジはピート・ルゴロ,リズムセクションにはJimmy Rowles(p), Laurindo Almeida(g), Shelly Manne(ds)などの有名プレイヤーが名を連ねています。ボンゴ、コンガの参加はお約束ですよね。A面はFrenesiで始まります。ドミンゲスの名曲ですよね。アルバースのラッパも聴ける好トラックですね。続くラテンリズムも似あう"If i Should Lose You", "Yesterdays", "Tangerine", "What's New"等の選曲もいいですね。B面は"Brazil"で幕を開けます。お約束のサンバリズムとフラニガンのボントロが最高です。"Chelsea's Bridge"では典型的なこのグループの快唱が聴けますし,ラテンリズムならこの曲といえるような"Star Eyes"や"Breeze And I"も収録されています。

 所有盤はレインボウキャピトルのモノラル盤です。白いスーツと美女のカバーはなかなかに粋ですよね!
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WESTY別宅へ

2007-09-28 06:22:21 | Volkswagen

 とうとう3台になった我が家の空冷VWs。更に女房のNEW BEETLEと4台体制はさすがに大変です。駐車だけなら可能ですが,後ろのクルマを出すには,クルマの入れ替えが必要で,悪いことにアプローチの道路が狭いし,やむなく近くにシャッター付き車庫を借りることになりました。

 なかなかルーフキャリアが付いたWESTYを収納できるシャッター付き車庫がこの街ではみつからず,苦労していたのですが,ラッキーなことに自宅から歩いて7-8分のところにみつけることができ契約してきました。昨夜,WESTYをその貸車庫に収納してきました。なんとなく後ろ髪をひかれる思いは致し方ないのかもしれません。時々見に行くからね~!

 でもって自宅のビルトインガレージにはデイリードライバーの66bugと今度仲間に加わったカフェオーレの2台です。車庫前には女房のNEW BEETLE。一台分のスペースは後方車を出すためのスペースで開けておくようにしています。来客用にも使えますしね・・・。

 こうやってみると6Vビートルと高年式では顔が違いますね。両方とも個性的な顔ですね。やっぱりタイプ1は最高ですね。
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大人のクルマ!!! 69 Volkswagen Convertible

2007-09-27 05:32:11 | Volkswagen

 フルレストアって凄いんですね。ネジ一本までこだわりをもち、Producerの気持ちの入った仕事に感服しました。本日,いや翌日になってしまいましたが昨年末に日本上陸を果たした「カフェオーレ」を引き取ってきました。受け取りの前夜から興奮して眠れず,受け取った9/26夜は保険の手続きや何やらで忙しく、受け取ったもののブログへのアップが出来ず、毎日更新も途切れてしまいました。

 朝9:00出発で高知陸運局へ。(仕事は、夕方帰ってきてやりますってことで職場にことわるやらで各方面に迷惑かけっぱなしでした。)女房のNEW BEETLEで陸運局につくとH社長はもう登録を済ましてくれていました。



 初めて目にしたカフェオーレはもう『ヤバい美しさ』を放っていました。素晴らしい仕事です。感激の対面です。作業の大変さについては事前にいただいていたフルレストアを記録したアルバムで大まかに掴んでいたのですが,H社長の静かなる熱弁に心臓バクバクでした。初めて経験する幌付きクルマの一通りの説明に「うんうん」としか反応できません。言葉も出ないシックな美しさ,サバナベージュと黒のフード、タイヤ,ランニングボードが絶妙にマッチした、まさに大人のクルマとはこのことでしょうか。ダッシュの美しさも社長のセンス溢れる仕上がりです。H社長と入った喫茶店でもまったく落ち着けなくってクルマが見えるところに陣取る始末でした。丁寧に説明していただき,最近の国内外VW事情も楽しく聴かせていただき最高の一日になりました。社長を高知龍馬空港に送り自宅までオープンで走って帰宅しました。米国仕様の1600ccB型エンジンは力があってドライブフィーリングも最高でした。

 「ながなが書いても仕方ない画像をアップしろ!」のコメントが来そうなんで社長からいただいた画像をアップさせていただきますね。これから良い想い出をいっぱい作るぞ!!!





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カフェオーレがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!

2007-09-25 22:34:07 | Volkswagen

 明日は9月26日,いよいよカフェオーレがやって来ます。別に意図したわけではなかったですが偶然の大安,めでたいことこの上なしです。カフェオーレとは、実際に輸入直後すぐに情報が漏洩していたのですが,カモフラージュのためにとっさにネットで使ったこのカブリオーレの愛称です。たまたまサバナベージュのカラーがオリジナルであったので今後もそのまま愛称としてつかわせていただこうと思います。

 昨年クリスマスにカリフォルニアから横浜に上陸、富山のBUGWORKSさんでこだわりのレストアを受けた69年式カブリオーレがいよいよ四国・高知にやって来るのです。本日,H社長からTELを頂き,快調に北陸自動車道を走行中と言うことでした。話がはじまってから約11ヶ月,H社長には莫大な労力,時間を費やしていただき自分そしておそらく社長も満足のいく仕事ができたと自負しておられると考えられる一台です。明日,高知陸運局で受け取りをする予定です。長かったですが,明日遂にその勇姿に出会えることを考えると,嬉しくてたまりません。他人から見れば,全く気違いとしか言いようがないでしょうが,本当に好きなんですね。実際,女房はあきれています(笑)!重症のワーゲン病、本当に怖い病気です。ここまで自分を駆り立ててくれたのは,やはりH社長の熱意,センス、人柄でした。全国にたくさんのBUGWORKSさんのファンがいらっしゃるのもわかりますよね。

 今回,オーナーの好みを考え、きめの細かいレストアを完遂していただいたH社長には感謝の念で一杯です。これから大事にそしてデイリーユースのクルマとして使わせていただきます。画像はレストア記念に贈っていただいたカフェオーレのパネルです。この場を借りて御礼申し上げます。
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Dear Old Stockholm

2007-09-25 00:16:20 | jazz & vocal
Phil Talks With Quill/Phil Woods & Gene Quill
(Epic ECPZ1 CBS/SONY jp.reissue)

 ジャズの聴きはじめの頃には、いわゆるジャズスタンダードに対する知識も乏しくある一曲に絞って,その曲が収録されているアルバムなら絶対手に入れようと思っていた時期がありました。おそらく皆さんもそう言う時期があったのではなんて思います。

 自分にとってはマイルスの'Round About Midnightに収録された,Dear Old Stockholmこそがこれぞと決めた最初のジャズスタンダードかもしれません。オリジナルとも言うべきゲッツ,パウエル,カーティス・フラー,ジョン・ルイスなどこの曲が入っているアルバムはことごとくgetして行きましたが,当初新譜で2300円で石丸レコードの棚にいつ行ってもあった本日アップのフィル・ウッズとジーン・クイルのバトルアルバム,「さあ」と思って買いに行った時にはどなたかのレコード棚に収まった後でありそれ以来出会えない日が続きました。そしてやっと出会えたのが現在の所有盤,エピックの再発廉価盤です。ECPZ1という番号ですから,この時も当時のCBS/SONYが肝いりで復刻したのがわかりますね。誰かの手を渡り歩いている間にライナーノートが紛失しているのか入ってませんでした。(最も廉価盤シリーズなのでライナーなしの復刻かもしれませんね?)

 "Dear Old Stockholm”は皆様ご存知のようにB-1に収録されています。揺れるようにやや速いテンポで始まるアルトのテーマが最高ですね。続く"Scrapple From The Apple"もパーカーチューンで二人にとってはお得意の一曲でしょう。またこのアルバムで重要な位置を占める"Doxy"A-1, B-3(ラスト)に収録されています。A-2の”チュニジアの夜”まで入っている大スタンダード大会です。リズムはBob Corwin(p), Sonny Dallas(b), Nick Stabulas(ds)です。相変わらずの「タコ耳」でウッズとクイルのソロパートを区別できないのは今でも同じです(涙)。
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恒例?の「とまろっと」雨キャンプ

2007-09-24 22:51:32 | キャンプ

 恒例?の「とまろっと」雨キャンプ 9月も終盤をむかえ来週からは運動会シーズンで毎週末がスケジュールでいっぱいです。9月の彼岸の連休を利用して,23, 24日に四万十市のオートキャンプ場「とまろっと」にいってきました。23日は日中はまだまだ暑い天候でしたが,夕方になると風が出てきて結構涼しかったですね。夜は徐々に風があがってきて隣のキャンパーの方はタープが飛ばされるほど!9月最後の連休とあってサイトはほぼ満杯でしたが,高知ナンバーが1-2割と少なめで、相変わらず県外勢に人気が高いキャンプ場ですね。自分にとってはと言うと,あまり雨キャンプの経験がないのですが,ここでは良く雨に遭遇します。でも雨はないだろうという甘い予測で純正テント(綿性)を張ったのが運のつきでした。



 深夜にはシケのような暴風雨で、風がやむとキャンプ場の下の海岸に打ち寄せる激しい波の音がゴーゴーと聞こえます。 深夜にキャンパー内に移動し,車内泊としましたが朝はこんな感じです。テントは翌朝に夜露なんかとは全く違ってずぶぬれです。翌日も小雨まじり,時折陽がさす程度で、乾燥もままらなないまま撤収となりました。



 濡れると最悪な純正テント(正確にはタープですね)ですが、張った時の雰囲気はやっぱり満点です。実に美しいですね。ペグを増やして固定を強固にしたこともあり暴風雨も何のその。夜間の雨でも雨漏りは愚か、全くしみ込みもなしでした。



 今回はキャンプで初めての料理にトライしてみました。コールマンのビンテージフォールディングオーブンを利用した薫製です。良くつかいかたがわからなかったのですが桜のチップを使って,イカ、鶏肉,ソーセージとやってみましたが煙でいぶされた(悪く言えば煙草のヤニつき)食材なかなか美味でした。また,今後に期待できますね。
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フランク・ウェスもいいなあ!

2007-09-23 06:08:10 | jazz & vocal
Southern Comfort/Frank Wess
(Prestige 7231)


 10年程前だったろうか,カウント・ベイシーが天に召されたあとになりますが,ベイシー楽団の黄金期に屋台骨を支えたフランク・ウェスはアル・グレイ,スウィーツ,ジョー・ニューマンらとともにビッグバンドで来日したことがあります。この公演での彼ら,ベイシーアイツのプレイは初めて生で聴いた本格派のビッグバンドでその迫力に圧倒された記憶が残っています。本日はこのフランク・ウェスがアレンジャーにオリバー・ネルソンを加えプレステッジに録音した好アルバムをアップします。

 メンバーは,Frank Wess(fl, ts), Oliver Nelson(ts, arr), Albert Aarons(tp), George Barrow(bs), Tommy Flanagan(p), George Duvivier(b), Osie Johnson(ds), Ray Barretto(conga)のオクテットです。全曲ネルソンのアレンジでウェスはB-2の”Summer Frost", B-3の "Dancing In The Dark"の2曲でフルートをプレイします。A-1のタイトル曲はネルソンのオリジナルブルースでテナーを吹く力強いウェスのビッグトーンが健在です。また、ベイシー楽団のトランペットセクションをつとめるAlbert Aaronsのブラウニーばりのプレイも見逃せませんね。 続くA-2の"Blue Skies"の哀愁のあるテーマに思わずニンマリです。テーマの後に現れるグルービーなピアノに”誰かな?”なんてレコード裏解説を見ると”フラナガン。完璧や!”って感じですね。B面の聴きモノは前述のウェスのフルートでしょう。全編を通じてタイトなビートを作り出すDuvivier, Johnsonのサポートもさることながらバレットのコンガの乾いた響きが好きですね。

 所有盤はプレステッジのBergenfield, N.J.ステレオ盤でBlack & Silverラベルです。分厚いRVGの録音で各楽器がビビッドに録れていて音色的にも最高ですね。
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デスモンド/ジム・ホールのトーチソング集

2007-09-22 02:32:32 | jazz & vocal
Glad To Be Unhappy/Paul Desmond
(RCA LPM-3407)

 アルトサックスの音色というのもいろいろあるモノですよね。ソニー・クリスの鳴らしきるサウンド,マクリーンの泣きのアルトそしてフリーキーなトーンも個性だし,ジョニー・ホッジスの芳醇で揺れるようなサウンドも素晴らしいですよね。本日主役となるデスモンドのアルトも例に漏れず,ソフトで美しい音色は一度聴いたら忘れない音色です。デスモンドと言うと,ブルーベックのテイクファイブに見られるようなジョー・モレロの硬質なドラムを相手にしたプレイが耳について離れないのですが,本日アップのジム・ホールを相手にしたピアノレスのサウンドも忘れ難いモノがありますね。RCAの諸作のうち最後に発表されたこのアルバムはトーチソングやバラードのみを集めて、限りなくソフトで力の抜けた雰囲気を醸し出しています。

 あらためてメンバーを紹介するとPaul Desmond(as), Jim Hall(g), Gene Wright, Gene Cherico(b), Connie Kay(ds)からなる四重奏団です。A面はタイトル曲の"Glad To Be Unhappy"で始まりますがこのアルバムのリラックスしたムードを代表する演奏です。次の"Poor Butterfly"のみがベースがジーン・チェリコにかわりますが美しいデスモンドのアルトとジムのコードプレイ,丸いトーンのシングルノートプレイともに好調です。B面の"A Taste Of Honey"は甘美なメロディを持つ佳曲で,ビートルズなども取り上げていますよね。ここでも原曲の美しさを損なわないデスモンドのアルトが最高です。ラストの”Angel Eyes”もそうですが、全編を通じてデスモンドのアルトに巧みにコード,単音を絡めていくジムのギターを堪能できるアルバムでもありジム・ホールファンにも評価が高いのでは思います。

 所有盤はRCAのモノラル,オリジナル盤で”Mono Dynagroove”の表示が見えます。パーカー色の全くないデスモンドのアルトもこれまた個性的ですよね。
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フリューゲルホーンの第一人者もやっぱりマイルスだ!

2007-09-21 04:24:39 | jazz & vocal
Miles Ahead/Miles Davis+19
(Columbia CL1041)


 まだまだ暑いですね。日中は30度を越えるし,このまま地球は熱い球体となって行くのではなんて心配してしまいます。まあ,自分の目の黒いうちは大丈夫なんでしょうが子供達の世代には結構危ない物があるのではなんて心配してしまいます。 夜,外に出ると結構涼しかったりで季節の移り変わりも感じられますが,自分の部屋は超暑い!というのもこの見た目暖かな白熱灯(下図)と鈍い光りを放つ真空管アンプの放熱で部屋の温度は思ったように下がってくれません。すきなジャズを聴くのも大変です。



 秋になると聴きたくなるのがマイルスですね。今日は,ギル・エバンスとの共演盤で行きましょう!Miles Aheadと題するギルとの共演盤は,クールの誕生以来7年ぶりの歳月を経ての再会アルバムで、後の"Porgy&Bess", "Sketch Of Spain"の礎となった重要な作品ですよね。ギルの精巧かつ重厚なオーケストレイションに今まで見せなかったフリューゲルホーンで対抗したアルバムで,決して饒舌とは言えないマイルスのラッパが必要最小限な音で絡んで行くくだりは、このアルバムが登場した57年という年代を考えると極めてクールでエキセントリック、衝撃的なアルバムであったのではないかと思わせます。この時代のマイルスと言うとミュートトランペットでのバラードプレイがその代名詞でしょうが,このアルバムで聴けるどこまでも澄んだフリューゲルホーンは、この楽器の第一人者はファーマーでもクラーク・テリーでもない、やっぱりマイルスなんじゃないかと思わせてしまいますね。A-1の"Springsville"の冒頭の音色を聴くだけでこのことは容易にリスナーを納得させてしまうのでは思います。AB両面をとおして、どの曲が良いと言うアルバムではなく,後の"Porgy~”や”Sketch~”と同じように全体的な流れでいつも聴いてしまいます。オーケストラのメンバーについては長くなるので割愛しますが,キッチリとスウィングビートを刻むポール・チェンバースとアート・テイラーのリズムの活躍は一級のジャズアルバムとなり得たる一因であったことは言うまでもありません。

 所有盤はコロンビア,6eyeのモノラル/オリジナル盤です。以前はセカンドカバーの再発輸入盤で所有していましたが、どうしてもヨットの女性のこのカバーで欲しくって購入したアルバムです。
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