67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

錆のないダブルバンパーはやっぱり顔ですね!

2014-01-31 19:48:48 | Volkswagen

 先日のバンパー交換後の66bugを撮影し損ねていたので、本日やっと明るいうちに撮影することができました。やっぱり、新しいバンパーはいいですね。見事なまでにリプロ丸出しの一品ですが、錆がないのはうれしい限りです。今までつけていたバンパーのオーバーライダーはほとんどメッキの剥がれも錆もありません。この写真では見えないですが、リアバンパーの左側のオーバーライダーにも錆が忍び寄って来ています。このフロントのましなオーバーライダーをリアの錆びたオーバーライダーと交換しようともくろんでいます。ところで、オーバーライダーってフロント用、リア用ってのがあるのかしら・・・?誰か知っている人、コメントいただけないものでしょうか?


ヒーター修理とフロントバンパー交換

2014-01-29 21:58:22 | Volkswagen

 寒いですね。年末にデイリードラーバーの66bugを走らせていて、妙に寒いな?!・・・「すきま風」?・・・やっぱり外置きの影響でヒートエクスチェンジャーに錆びて穴でも開いてしまったのか?・・・なんて半ばあきらめムードでした。確かに去年まではカフェオーレ(足許に置いたリップクリームが溶けてしまうほどヒーターが効くのだ!)ほどではないですが、66bugも寒くない程度にはヒーターは効いていました。先日、女房をのせて高知市内に出かけたときに「足が凍りそうだった!」と告げられ、一念発起、主治医のフラットパワーさんに相談です。気にはなっていたんだけどサイドブレーキ脇のヒーターレバーがすぐに戻ってしまう症状もあったりで、ついに受診です。室内に暖気を送るフラップが閉じたままだったようです。すなわちコントロールケーブルが断裂していました(以前からY社長は気づいてたらしく、応急処置がほどこしてあったらしく、切れたケーブルをつないでいたようです。)。これが見事に断裂し、レバーに接続されたリターンスプリングの復元力で常時閉鎖状態となっていたようです。サイドブレーキ脇のヒーターレバー我勝手に戻ってしまうのもこれで納得です。継ぎ足したヒーターコントロールケーブルが作動し始め、やっとこさ暖かいドライビングが可能になりました。これが先週の話です。

 

 そして、かねてから懸案であったフロントバンパーのメッキの剥がれをなんとかしたい!これに対してはシルバーのテープで補修しながらごまかしていましたがもう限界。購入時に付いていたリプロのバンパーをまた持ち出してきて交換いたしました。

 外したバンパーはオリジナル再メッキといううたい文句でアメリカ・ユタから格安で購入したものでしたが、メッキは崩壊状態となっていました。外した66はナーフバー状態でスパルタンな印象すらありますが、ステーもサビサビです。とほほ。ここまでは交換する余裕もないので(部品をストックしていないので)このままリプロバンパーに交換です。とりあえずメッキ状態はいいので見栄えは改善です。そもそも、この個体はオリジナルパーツにこだわるようなショーカーでもないし、もっと早く交換してあげればよかったなと後悔しています。ちょっとリフレッシュしたので、また快適なVWドライビングを楽しめそうです。


久々にキリマンジャロの娘を聴いてみた!

2014-01-20 21:15:43 | jazz & vocal

Filles De Kilimanjaro/Miles Davis(Columbia CBS-SONY SOPL169 jp,reissue)

 やっぱ難解です・・・。「キリマンジャロの娘」。なぜかタイトルから収録曲まで、フランス語です。68年の録音で以前にアップした”Miles In The Sky”でエレピを使い、ギターを入れたマイルスが本格的に電気化を薦めていった記念すべき一枚です。ジャケットはスカイよりはかなりオーソドックスで夫人のベティ・メイプリーを使っています。

 メンバーはこのときから、厳密にはスカイのベンソンからでしょうが入れ替わりが激しくなりますよね。オリジナルの御大、ショーター、ハービー、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスからピアノにChick Corea, ベースにDave Hollandが登用されます。延々とメロディなしのグルーブ感あふれるリズムの上を疾走するマイルスとショーターとずっとつきあう羽目になりますよね。もう誰のソロがいいとか悪いとか評価する気にもなりません。よっぽど調子が良くないと、あるいはブログにのせるためになんて考えながら聴くしか聞き通すモチベーションが見いだせません。この後、”In A Silent Way”, “Bitches Blue”といきますが、いまだに最高の問題作“Bitches Blue”は自分の棚にはないのです・・・。はっきり言って、どこが聴きどころなのか・・・???誰か教えてほしいものです。

 所有盤は国内盤再発です。もう音がどうこう、ソロが、フレージングが・・・なんてのは超越してますね。


生涯8足目のニューバランスは1400にしてみました!

2014-01-17 22:55:35 | ファッション

 高いクッション性と履き心地でもうその地位は不動となったニューバランスですが、自分が初めて購入したのはおそらく80年代半ばだったと記憶している。型番は失念してしまいましたが、ネイビーとバーガンディのメッシュのランニングシューズでした。当時はどんな型番が日本で入手可能だったのか、全く記憶に残っていませんが、おそらく"Made In USA"以外は存在しなかったのではと思います。その後徐々に生産は人件費の安い第3国に移り、アメリカ製は限られた型番になっていきました。576、996、1300などは超有名ですよね。マテリアルもスムースレザーやナイロンメッシュ、スエードと復刻を繰り返しているのはご存知の通りです。1300ではソールの加水分解も経験したし、コードバン/オールレザーの576はソールと皮部分の接着が外れお払い箱になりました。そして現在、靴箱の中にはネイビーオールレザーとグレーメッシュの996の2足と前述のCC2足の計4足が収納されています。996の2足は加水分解をまぬがれ、今や朝のランニング&ウォーキングには欠かせないし、ランドナーでサイクリングするときにも活躍してくれています。細身のナイロンのCCはグリーンと復刻のブルーは夏の定番です。まだ購入はなんとか可能でしょうが、いずれも廃版となっているのではと思います

 冬場はもっぱらブーツのことが多いのでランニング、サイクリング以外のときにはニューバランスを履くことは少ないですよね。暖かくなればいいかもと考え今回生涯8足目のニューバランスということで1400をゲットしました。色はある意味意表をつくベージュです。おそらく2012年秋のカラーリングと思いますが、雑誌にちょっと紹介されたりしたので御覧になった方もいるのではと推測いたします。1000シリーズというフラッグシップらしい細かな作りのよさはさすが”Made in USA"です。 有名な1300から改良を加えられた銘品でEnCapを駆使した高いクッション性は健在です。スエード素材でサイドの”N"まで同色で仕上げられ落ち着きのあるたたずまいが気に入っています。もう少し、あたたかくなったらロールアップした細身のジーンズにあわせて履いてやろうなんて妄想を巡らしています。結構クールかもです。


最高のトランペットバトルチームはこいつらかもね?

2014-01-16 22:46:58 | jazz & vocal

Bell, Book & Candoli/Pete & Conte Candoli(Dot DLP3168)

 先日, Art Farmer & Donald Byrdのトランペットバトルをアップしたときに「トランペットバトル」は珍しくカンドリブラザーズぐらいしか思い浮かばないと書きましたが、ならば一枚アップしようということで取り出したのが本日アップの”Bell, Book & Candoli”です。彼らのアルバムではDotに録音されたもう一枚の”The Brothers Candoli”(DLP3062)やMercury録音の”Jazzin’ Around”辺りが有名でしょうが、こういうマイナーな一枚をアップすることが、このブログが生き残っていくための使命なんて、大げさに考えたりもしています(笑)。

 映画に詳しい方なら、このアルバムタイトルを見て「ふふ~ん」なんて一人納得されている方も多いのでは・・・?自分も映画は詳しくないのですが、James Stewart & Kim Novakでそこそこヒットした映画”Bell, Book & Candle”(邦題「媚薬」)とCandoliをかけてアルバムタイトルとしているのです。さらにいえば、自分はこの映画を見たことはないのですが、Candoli Brothersがミュージシャン役で出演しているのだそうです。実に粋な計らいですよね。さて、パーソネルはPete & Conte(tp), Barney Kessel(g), John Williams(p), Joe Mondragon(b), Alvin Stroller(ds)という実に渋いメンツです。タコ耳の自分にはPeteとConteの音色の違いがわからないですが、白人らしい実に歯切れのいいラッパで結構楽しめます。リズムセクションではこういったセッションでは無類の役者ぶりを発揮するケッセルのギターが白眉です。ジョン・ウィリアムスのパウエルマナーのピアノもいいですね。スタンダードが多いもう一枚のDot盤と比較すると、”Old Devil Moon” と”What Is This Thing Called Love”の2曲しかスタンダードがないですがメンバーのソロはそこそこ楽しめるはずですよ。

 所有盤はDotのモノラル・オリジナルです。あったら2-3千円の安価でしょうから手元に置いといてもいいアルバムかもしれません。派手さはないですが渋いジャケもポイント高いです!


エバンスのサマータイムも捨てたもんじゃない!

2014-01-14 18:17:57 | jazz & vocal

How My Heart Sings!/Bill Evans(Riverside 9473, jp.reissue)

 サマータイムといえば、PORGY&BESSの中でも最も有名な楽曲であり、ジャズばかりでなくポップボーカルやロックのシンガーなどもレパートリーに入れる超有名曲ですよね。もちろんここは、ジャズ&ボーカルのブログですから、ジャニスがいいなんていうのは除外して考えていきましょう!インストものではGil Evans & Miles, MJQ, Coltrane, Elvin Jones & Richard Davisなんてのが候補に挙がるのでしょうが、個人的にはHow My Heart Sings!のエバンストリオの演奏も捨てがたいですね。

 この曲、B面トップにひっそりと収録されているのですが、リバーサイドのエバンスでは結構マイナーなアルバム(このカテゴリーではラファロばかりですものね!)ということもあり、あまり注目されてないように思います。トリオはBill Evans(p), Chuck Israel(b), Paul Motian(ds)の顔ぶれです。サマータイムのイスラエルのベースの出だしが何ともいい音でうっとりしてしまいます。A面トップにタイトル曲が収録され、得意の”I Should Care”や”In Your Own Sweet Way”なんていう名曲の多いA面が当然このまれるのでしょうが、日陰のB面のサマータイム、結構聴きのがされているのでは・・・?

 所有盤はビクター音産の国内盤再発です。アンプが快調になって、ちょっと大きめの音で聴いたら途端によくなった。ゲンキンなものですね。


持ち物が多いと故障はつきもの!今日はパワーアンプのトラブルです!

2014-01-13 11:10:43 | jazz & vocal

 今日は成人の日、それとも振り替え休日?よくわかりませんが巷はお休みですよね。管理人は自他ともに認める多趣味人間ではありますが、どれをとっても3流もしくはそれ以下の趣味ばかりで極めたことがありません(爆)。「形あるものはいつか壊れる。」これは持論でもありますが、故障はやっぱりストレスです。新しい道具は故障しませんが、古いやつはやっぱり故障の頻度も多い訳で・・・。古いワーゲンしかり、テントしかり、old Colemanしかり・・・。さて、今日はクィックシルバーのアンプです。ひと仕事やってきて、さあジャズでも聴くかとアンプの電源を入れたとたんに「ボン!」という爆発音で振り返ってみるとパワーアンプの明かりが全部消えています。とほほ。原因不明。また、真空管の交換か?とおもい、まずは準備していたヒューズの交換です。恐る恐るアンプの背後に手を伸ばし、外してみると下画像の状態です。

 

 もう完全に焼けて切れています。このヒューズを交換して、電源を入れてみると幸いなことにパワーアンプはまた通電してくれました。そして一枚、Richie Kamucaを聴いたところでプレイヤーのアームが上がった瞬間に再び今度は小さく「プチっ」という音。「えっ!」と思って振り返ると、再び通電していません。またしても、アンプの背後に回るはめになりヒューズを確認。「きれてない!!!」。もう一度気を取り直してソニー・クラークのクールストラッティンをターンテーブルへ。今度は快調!クラークのつやのあるピアノが終わり、ファーマーの快調なラッパがはじまったと思っていたら、いきなりのフェイドアウトです。またしてもパワーアンプが消えています。再度アンプの後ろに回ってヒューズをチェックです。(いちいちパワーアンプを回して確認するのは実際つらいです。アンプは重いし、ラックの中に鎮座しているため暗くて視野が悪いし、老眼でピントはあわんし・・・)でやっぱり切れてない!今度は単にねじ込みが甘かっただけか???再度クールストラッティンをA-1から聴いていきます。快調!しかしこの演奏、なんべん聴いてもすばらしいね。

 まあ、一応パワーアンプの通電はヒューズの交換と締め込みで改善ということで様子を見てみます。とほほ。トップ画像のように通電はOKの状態ですが、どうしてヒューズが飛んだのか???原因が何かしらあるはずですが、これ以上は考えてもわからないので、とりあえず聴けてればOKという感じです。これこそ三流の真骨調です!(爆)


VWキャンパーの純正テントリペア

2014-01-12 05:43:45 | Volkswagen

 BIG TOPと呼ばれるVWタイプ2ウェストファリアキャンパーの純正テントは日本にはさほど現存してないのではないかと推察します。アーリキャンパー用の純正テントで、いわゆる「底なしテント」の愛称で呼ばれているテントですが、レイトのキャンパーに純正テントDRIVE AWAY TENTが「底あり」であるのとは好対照です。このテントは1965-67の3年間のみに生産された純正テントで、レイトのテントよりも個体数が少なく貴重なテントです。アーリーのキャンパーを使ってても、テントが手に入らずレイトのテントでお茶を濁している方もおられることと推測いたします。またコットンキャンバス地のテントという特性上、当時の美しさを保てていないテントも多いのではないでしょうか?入り口の派手なカラーリングも3種類ほどあったのではないかと記憶しています。

 自分のBIG TOPはユタから個人輸入で入れたものですが、自分が不用意にファスナーを閉めたときにテント生地の右下部が30cmにわたり破れてしまいもう数年間リペアせずに放置してありました。今回、市内のテント屋さん(何と小学校時代のクラスメートの実家だったのだ!)に持ち込み無事リペアすることができました。早速、自宅の駐車場前で設営してみました(トップ画像)。当て布がやや派手でリペアしたことが見え見えですが破れているよりはいいか?って感じです。お願いしたときに、テントの袋の生地でリペアしてほしいと伝えていたのですが、袋の生地の経年劣化がすすんでいたためこんな格好の仕上がりになってしまいました。

また、車側の左の角部分にも破れがあり、角を補強していた皮部分も外れていましたので、ここも修理してもらいました。ここは、初めてVWキャンプモービルクラブのキャンプイベントに参加したときに、あわてて設営しているときに破れてしまいました。このときはまだアメリカから届いたばかりでキャンプサイトで設営するのが初めてででした。いわゆるNOS状態で購入したこともあり、生地がかなり固くて凄いテンションで引っ張ったときに皮部分がとれてしまいました。自分でなおす手だてもなく、使用を続けていましたが補強がなくなった頂点部分は使用するたびにどんどん穴が大きくなる感じでした。きれいなリペアです。これでまたフィールドでガンガン使えます。貴重なテントですから一張りでも後世に残しておきたいなと思っています。


衝動買いのシュノーケルパーカ

2014-01-11 00:58:32 | ファッション

 正月休みも終わり今週は仕事に慣れるのが大変でした。珍しく3が日にOFFをもらったので余計に忙しさが老体に堪えます。1月3日にちょっと高知の東部にいく用事があったので、年始の挨拶をかねて女房と南国オリジナルに立ち寄ってみました。Tさん、なぜか雰囲気が違うと思ったらトレードマークのブーツを履いてません。聴いてみると踵の「しもやけ」でブーツが履けないとのことで、グリーンのNBのスニーカーを履いておられました。初めて見ました!

 でもって暖かい3が日でしたが、この先寒波が到来とのことで、女房がジャケットを物色していて「これいいねぇ。」と取り出したのがN-3Bです。最近、自分は小さめのサイズをセレクトすることが多いので、女房は「自分も着れる。」を重要なコンセプトとして薦めてくるのです。自分もフライトジャケの極寒使用のN-3Bはずっと気になっているアイテムでした。本来なら、軍払い下げのアイテムを狙うことが多いのですが、今回のはSpiewak & Sons Inc.のレプリカものです。フードにリアルコヨーテの毛をあしらっているのが特徴です。(ちなみに現行品、もしくは最近の払い下げものはこのFur部分が化繊なのです。)画像で見るリアルコヨーテはやっぱりいい質感ですね。でもサイズをみたら「34」!!いくらなんでも、「小さすぎるやろ」と思っていたら、Tさんから「多分、ちょうどいい感じやから着てみて!」の悪魔の誘いです。何故かちょうど!いったいどういうサイズ感なのでしょう・・・。やっぱり試着してみないとわかりません。普通にジャストでした。よほど、インナーに厚着をしなければ問題ありません。でもって、大蔵省の「買えば・・・」のrecommendationがあり購入です。本日、コマンドセーターの上に着て出勤しましたがこのハードボイルドな格好良さは軍モノならではですね。

 さて、このN-3B, あまり知られてないのかもしれませんが、頭をすっぽりとフードに入れると丁度「潜望鏡」のような格好になることからシュノーケルパーカの別称があるようです。Spiewak & Sons Inc.はNYに1904年に創業したブランドで第一次大戦時代から軍に様々な軍服を納入してきた実績を持つメーカーです。お約束のMADE IN USAです。このバタ臭いタグ類はアメリカそのものですね。

 新年のノベルティとしてショップからもデニム地のコースターを2個いただきました。絶妙な色落ちですね。Tさんによれば、「ノベルティとはいえ妥協は許さない国産です!」と。事実、タグには"KURASHIKIYA, Made in Japan"の記載があります。こういう姿勢がファンを作るんですよね!新年早々の衝動買いでしたが、今年もこの病気はよくなりそうにもありませんね(爆)。


絶頂時のマクリーンを捉えた爽快な一枚

2014-01-09 22:04:34 | jazz & vocal

Makin’The Changes/Jackie MacLean(New Jazz 8231, jp reissue)

 同じアルトサックスを吹いていながらも、プレイヤーのサウンド個性を反映する音色はさまざま、千差万別ですよね。Paul DesmondやSonny Crissのようにひとたび聞けば万人がプレイヤーを言い当てることができる奏者もいます。マクリーンもそんなアルト奏者の一人です。音色もさることながら、フリーキーなトーンを交えながら情熱的なフレージングを聴かせるマクリーンのプレイスタイルもかなりオリジナリティの高さを感じざるを得ませんね。

 本日は、Prestigeの傍系レーベルNew Jazzに録音されたMakin’ The Changesをアップいたします。ホーンプレイヤーのアルバムではピアノトリオをリズムセクションにして一人で演奏されるいわゆるワンホーンアルバムがもてはやされますがアルバム一貫をこのフォーマットで吹き上げたアルバムはこの時代にはありませんね。このアルバムもセクステットとカルテットのフォーマットでの演奏が収録されています。録音はいずれも57年。カルテットのメンバーはJackie McLean(as), Mal Waldron(p), Arthur Philips(b), Arthur Taylor(ds)の4人ですし、セクステットではWebster Young(tp), Curtis Fuller(tb), Jackie McLean(as), Gil Coggins(p), paul Chambers(b), Louis Hayes(ds)の6人がクレジットされています。カルテットにおけるB-1の”I Hear a Rhapsody”とセクステットのA-2”What’s New”のテーマを聴くだけでマクリーンの個性がほとばしります。”I Hear a Rhapsody”でのルバート風のピアノ相手に吹奏するプレイが出色ですし、ヤング、フラー、マクリーンの3管でテーマを分割して吹く”What’s New”の吹奏は、マクリーンのパーツに来たときついつい後のブルーノートのワンホーン"Swing Swang Swingin’”のこの曲の演奏を思い浮かべてしまいます。後の名演への布石ともとれるような吹奏で、既にこの時代からマクリーン版”What’s New”の礎が形成されていたことがわかりますね。 

 所有盤はビクターの国内盤再発です。ジャケ写はなかなかクールですが、音がやや薄いです。オリジナルで聴いてみたい一枚ですが、これが高いんだよね・・・。