67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

クレフのベイシー

2006-03-31 01:31:11 | jazz & vocal
Basie/Count Basie orch.(Clef MGC-666)

 これで達成です!3月毎日更新プロジェクト。
 本年度末を飾るアルバムはクレフのBASIEです。Count Basie orch.はElligtonのビッグバンドはジャズ界の東西横綱的ビッグバンドである事は万人の認めるところですよね。basie bandの黄金時代はこの時代から始まったと言っても過言ではないでしょう。Clef, Verve時代には本当にいいアルバムが多いですね。この後のroulette時代もいいですが、やはりこのアルバムのような印象的なカバー(DSM作) をつけたクレフのBasieには完全にノックアウトです。アルトにMarshall Royal, Ernie Wilkins, テナーにFoster, Wesの両フランク、トランペットJoe Newman, Thad Jones, トロンボーンにBenny Powell, Henry Coker, そしてギターにお約束のFreddie Greeneと優秀なプレーヤーが一同に会しており、この時期が黄金時代とい割れる由縁と考えます。
  このアルバムでもこれらのソロイストが縦横無尽に活躍してくれます。B-1のフランク・ウェスはフルートとテナーを持ち替えてプレイしてい ます。フランク・フォスターのテナーも快調ですね。トランペットのジョー・ニューマンはソロの回数も多くいかにこのバンドで重要視されていたかがわかりま すね。全編通して、グリーンのギターは好調でBasie soundの根幹をなしています。
  自分のアルバムはクレフ、deep grooveのオリジナルと思います。
  来月からは少しペースを落として更新しようかななんて考えています。
  来年度もよろしくお願いいたします。

結婚記念日

2006-03-30 22:38:12 | Weblog
3月30日、とうとうやってきた10回目の結婚記念日である。10年持ったから、今後も何とかやってけそうな気がしています。でも一つどうしても越えなくてはならないハードルがあるのです。女房は結婚した時から”10年目には・・・をプレゼントしてね!”なんて言ってたのをつい思い出してしまいます。”・・・”については失念してしまいよく覚えてないのが現実です。さてなにをリクエストされるかこれから戦々恐々の日々の始まりです。(泣笑)

という訳で、今日の画像は、自分は仕事柄、ほとんどつけた事がないですが二人の結婚指輪です。10年ぶりに見ましたけど自分のはすごい光沢。まさにNOS(NEW OLD STOCK)です、ってVWの部品じゃないのに!・・・。女房のは使用感あり傷だらけのgood usedです。

それでも、自分の多趣味にブーブーいいながらもつきあってくれた10年間には感謝しています。これからもこの路線は多分変わらないと思いますが宜しくです。十分、高いハードルについては覚悟していますからね。


Humming-Bass Slam Stewart

2006-03-30 04:48:59 | jazz & vocal
BOWIN' SINGIN' SLAM/Slam Stewart
(SAVOY MG 12067)


 3月ももう終わりですね。だんだんネタ切れになりつつも今日も珍盤紹介と行きますか。毎日更新を今月は何とか達成したいななんて思っているものですからついついこんなアルバムを登場させる事になります。
  アコギが好きな人なら、”ハミングバード”と言うギブソン社の有名なアコギをご存知と思いますが、今日はハミングバードならぬ、ハミング ベース”スラム・スチュワートです。彼の演奏スタイルは、コントラバスをボーイング(アルコともいますね。弓弾き。)するときに1オクターブ上の声でハミ ングする独特の演奏スタイルです。初めて、彼のこのスタイルに遭遇したのは有名なデッカのライオネル・ハンプトンのスターダストセッションでした。この演 奏はご存知の通り乗りに乗った演奏でハンプトン御大の唸りをあげてのソロがすばらしいですが、スラムのハミングベースもしっかり収録されていて、本当に楽 しいアルバムでした。このLPでは、ピアノトリオまたはギターを加えたカルテット編成でスラムのプレイとハミングを楽しめます。ピアノはJohnny GuarnieriかEroll Garnerです。このガーナーの入ったカルテットの2曲"Dark Eyesky"と"Play Fiddle Play"の2曲は哀愁のあるテーマを持った曲ですが、こういった曲調と彼のハミングベースがとてもマッチして聞き物です。これは私見ですが、スリーブラ インドマイスの鈴木勳のブルーシティという人気盤がありますよね。この"Play Fiddle Play"は菅野のピアノ、渡辺香津美のギターを加えたカルテット+1で彼らの演奏の元ネタはこのスラムの演奏ではないか?なんて思っています。両方とも すばらしい演奏には変わりないですが・・・
  このスラムのアルバムはさすがに国内盤は出てないんじゃないでしょうか?というわけで例によってサヴォイの赤盤、deepgrooveで多分オリジと思っています。
  蛇足になりますが、このハミングするアルコは、後にはメジャー・ホリーも得意としてましたね。verveのホーキンスのアルバム“ジェリコの戦い”で彼のハミングベースは聴く事が出来ます。名前通りにこっちの方がメジャーですかね?????

カンサスシティ

2006-03-29 06:39:33 | jazz & vocal
KANSAS CITY REVISITED/BOB BROOKMEYER'S KC SEVEN
(United Artists UAL-4008)

 KCはもちろん、カンサスシティの略でありますが、この町はジャズにとってはとても特別な街ですね。ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、デトロイ トなどと同様に多くのジャズメンを輩出したジャズシティの一つです。何と行ってもチャーリーパーカーを生んだ街であり、カウントベイシー楽団発祥の地でも あります。他の街が、東部に位置しますが、KCはMIDWEST、プレーリーのど真ん中の大都市。交通の要衝でミシシッピの中流にありルート66が通って います。グレイハウンドが通る街でもあります。
  そこで、このアルバム。カバーを見ていただけると、グレイハウンドのバスの横にたたずむBROOKMEYERが後ろ向きに映っており、グレ イハウンドのサイドミラーのなかにBROOKMEYERの7:3わけの横顔が映るなんともナイスなPAUL BACONのカバーデザインがイカしています。モダンジャズのカバーの中でも自分がもっとも好きなカバーデザインの一つです。
  さて、演奏はKCセヴンと題されたように、ベイシースタイルのセプテットでJumpin' At Woodside, Blue and Sentimental, Doggin' Around, Moten Swingなどリラックスしたスィンギーな演奏が聴かれます。バンドシンガーとしてBIG MILLERがヴォーカルで2曲(The Blues, Travellin' Light)を唄います。パーソネルはアルコーン、クゥイニシェットのts, pにナットピアース、ジムホールのg、アディソンファーマーのb, オシージョンソンのdsです。このメンバーとカバーデザインを見ると、ジャズファンなら誰もがぜひとも入手したいと考えるのではないでしょうか ねぇ・・・?
  United Artistsのモノラル盤でpreview copyですがオリジナルと思います。previewなので白センターレーベルですが、盤の厚さ、美しいコーティングカバーはオリジナルのお約束ですね! 

yamaちゃんのサインとミスティ

2006-03-28 04:57:03 | jazz & vocal
Misty/山本剛
(Three Blind Mice 15PJ-1206 日本フォノグラム再発)

 リンクしているMORITA(T)さんがBLOGに細川綾子さんのAUTOGRAPHED LPをアップしていたのに触発され、自分もサインいりLPをUPします。ヤマちゃんのLPの中では、多分一番有名、一番のセールスを示したLPがこの MISTYだと思います。演奏については、もう皆さんご存知の通り。ミスティといえば山本というぐらい有名ですよね。さて、このジャケが、まさにサイン用 に作られたLPじゃないかと思うぐらいの代物で、エメラルドグリーン一色のバック(自分のは陽に焼けて左側5CMぐらいが変色していますが・・・)に小さ な窓のようにヤマちゃんが笑っている写真が切り抜かれています。この写真を鍵盤にみたててイラスト入りサインをしてくれました。多分、このカバーにサイン する事がヤマちゃんも一番多かったと思いますので、これと同じサインを戴いている方がいらっしゃるのではと想像します。サインを戴いたのは2年ほど前、高 知でのライブの時でした。自分は以前から山本剛氏のファンで計7枚のLPをもってライブに行きました。そのすべてにヤマちゃんが丁寧にサインしてくれまし た。すべてタイプの違うサインで自分にとっては宝物ですね。
  他にも、ライブでサインをもらった事があります。ピアノのノーマンシモンズ、邦人ピアノで最もすきなスガチンこと菅野邦彦氏、ボーカルでは中本マリさんにも戴いています。またおりに触れて紹介したいと思います。

メタリックコルトレーン

2006-03-28 03:16:24 | jazz & vocal
RELATIVITY/Walt Dickerson
(NEW JAZZ NJ8275)

 さて、今晩もヴァイブです。なんかヴァイブラフォン特集ですね。
 このタイトルでピンとこられた方は本当のヴァイブ好き!このDickersonの愛称ですが、本当にこんなニックネームがついてるのでしょうか。以外と 本人に聴いてみても"I don't Know"で、単に本邦のジャズ批評メディアが冠した名前なんじゃないかな?なんて思っているのは自分だけでしょうか。おそらく彼の硬質のサウンドと、彼 以前のヴァイブプレーヤーと一線を画したフリー的なスタイルをもってこの愛称がついたのではなんて想像します。
 DickersonのアルバムではNEWJAZZの3枚。一番有名なのは、ワイフのポートレートをカバーに配した"TO MY QUEEN"だと思います。そしてこのLP。長らく入手できず、昨年オークションでやっと手に入れたアルバムです。"AUTUMN IN NEW YORK"や"I CAN'T GET STARTED", "IT AIN'T NECESSARILY SO"といったスタンダードも聴かれ、Dickersonの硬質サウンドと彼のスタンダード解釈を楽しめるアルバムに仕上がっています。MJQと同じ編成 vib-p-b-dsですがジャクソン、MJQとは全く異なるスタイルです。Austin Croweのピアノ、Andrew Cyrilleのドラムは固定メンバーでしょうがここでのベースのAhmed Abdul  Malikの強烈なビートもいいですねぇ・・・
 NEWJAZZのdeep groove, 紫レーベルでおそらくオリジナルと思います。カバーもややダメージがありますがモノクロでいかしていますよ!

FUNKY"枯葉”

2006-03-27 02:34:53 | jazz & vocal
Blue Vibes/Johnny Lytle Trio
(Jazzland JLP22)

 ジャズランドは元々リバーサイド音源の廉価盤を作成する傍系レーベルであった事は皆さんご存知の通りです。その後、このアルバムのように新進気鋭のプレ イヤーの新録音も手がけるようになってきました。このBLUE VIBESと題されたアルバムも、バイブラフォーンの新人ジョニー・ライトルの初録音盤です。その後、ライトルはこのジャズランドとリバーサイドに数枚の アルバムを吹き込む事になります。
 彼のアーシーなスタイルは、編成にも現れているようにオルガン-バイブの珍しいサウンドコンビネーションにも現れています。オルガンのミルトン・ハリス は旧知のプレーヤーでライトルとは息もぴったりで、これまでにないファンキーな枯葉は聞き物です。ドラムはアルバート・ヒースでトリオフォーマットです。 収録曲はこの枯葉にくわえ、自作のブルースと"Over the Rainbow", "For Heaven's Sake"のバラード、ミルト・ジャクソンの"Movin'Nicely"とバランスのいい選曲で楽しめます。LPはJAZZLANDのモノラル盤でオレンジレーベルですが、deep grooveがないので2nd, 3rdぐらいでしょうかねぇ?
 このバイブ奏者もunderlatedですよね。ほとんど紹介される事はありませんが隠れた名手と言っていいと思います。機会があれば聴いてみてください! ついでに、彼はミュージシャンであると同時にボクサーでもありました。アマチュアで2度、MIDWESTのチャンピオンになりプロでの試合経験もあるようです。ボクサーといえばレッド・ガーランドがそうだったような記憶がありますが・・・違いましたっけ?

サヴォイのミルト・ジャクソン

2006-03-26 01:06:08 | jazz & vocal
Jackson's-Ville/Milt Jackson
(SAVOY 12037)

 サヴォイのミルト・ジャクソンと言えば、誰もが思い浮かべるのが初期の彼の名盤とされる#OPUS DE JAZZ"だと思います。どうも変化球勝負となってしまう当ブログではこのJackson's-Villeを紹介させてください。"OPUS~"と異なるのは、bassのエディ・ジョー ンズに代わりウェンデル・マーシャル、フロントがフルートのフランク・ウェスに代わりテナーのラッキー・トンプソンが参加です。ミルトはいつもの好 不調の波のすくないブルースフィーリングあふれるバイブプレイを聴かせてくれます。ブルースはもちろん"In a sentimental mood"に聴かれるようなミルトのバラードプレイのうまさも光ってます。いつものMJQでのプレイに比べるとより奔放なプレイをするのは毎度のことです ね。"OPUS~"にも参加したKenny ClarkeやHank Jonesのリラクゼーションあふれるプレイはここでも健在です。
  ブルーバックのコーティングカバーは美しく、絵柄は当時のSAVOY独特のスタイルで好ましいですね。赤ラベルでおそらくオリジナルと思います。ミルトの余韻が残るようなバイブラフォーンの音色がよく捉えられていますよ。

5部咲き桜と66bug

2006-03-26 00:01:56 | Volkswagen

 この週末は仕事です。通勤帰りに国道から自宅方面に入る小路を入ったところ、丁度市役所脇の小路になりますが、桜が5部咲きに咲いていました。今年も、満開の桜の下でのキャンプは日程が合わず出来そうにもないので、bugと一緒に撮ってやれって感じでパチリとやってみました。桜の花の位置が高く、あまり咲いてないようにも見えるのですがこれからますます咲いてきそうな気配です。
 市役所敷地内の変な小屋が映ってしまいましたが、あくまでご愛嬌!桜の中のBUGを撮りたかったのですがこの写真が一番まともでした。道路が影になり、桜は陽が当たるというシチュエーションでしたのでこれが限界です。
満開の中でもう一度TRYしてみたいものです。

ホーキンスのテナー

2006-03-25 06:56:13 | jazz & vocal
Hawk Eyes/Coleman Hawkins
(Prestige 7156)

 テナーサックスの大御所、コールマン・ホーキンスのプレステッジ盤オリジナル、黄色レーベル、Bergenfield, NJの刻印入り。音がすばらしい。分厚く、クリアーこれがプレステッジのオリジナル全般に言える。フロントのホーキンスとチャーリー・シェイバーズのユニ ゾンの厚い事!、ピアノのレイ・ブライアントもクリアーサウンドで音の艶を感じますね。A-2"LA ROSITA"はちょっとセントルイスブルース風の曲調のバラード、こういうタイプの曲の料理はホーキンスならではと言った感じです。B-1の "C'MON IN"のホーキンス、レイのブルースプレイはブルージー、アーシー、グルービーで大好きですね。他の、メンバーもTiny Grimes(g), George Duvivier(b), Osie Johnson(ds)と通好み。カバーもプレステッジのコーティングカバーで分厚くきれいです。やっぱり、オリジナルはそれだけの事はあるなと思わせる アルバムです。
 ホーキンスはスウィングエラから活躍した、大物テナー奏者ですが”これが絶対的名盤”というものが無いように感じるのは自分だけでしょうか?すべてが平 均以上の好アルバムが多いのも事実です。本盤はprestige盤ですが、これよりはmoodsvilleやswingvilleにリーダーアルバムが多 いのも自分的には好ましい点ですね。大物ながら、過小評価されてるプレーヤーだと思うのですが皆さんどうでしょう?