67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

究極のアイビー・クルマ

2007-05-08 22:44:16 | ファッション

 昨日のログでアンソニー・パーキンスのRCAのボーカル盤について書いてたら,いつも自分のブログにコメントをくださるswanさんから「ポール・ニューマンもIVY styleを代表する俳優だったね。」とコメントを戴きました。

 IVY guyの定番自動車は昔からビートルとミニクーパーと決まってました。高校のときに発刊された雑誌"POPEYE"では幾度となく、これらのクルマが取り上げらたのを思い出します。ビートルもミニも今はニューという名前の元に新しいコンセプトのクルマに様変わりしましたけど,この時代に衝撃を受けたビートルから未だに脱却できない自分がいます。

 さて前述の代表的アイビー俳優,若かりしポール・ニューマンは昔のVWのカタログに載っているのです。ネイビーの綿パン,黒のデッキモカシンなどアイビースタイルとしてはパーフェクトでスよね。彼はこのカタログ(69年製)までに5台のVWを乗り継いだと言います。この画像のVWは彼所有の63年式のcabrioletですが、カタログの別ページで以下のように述べています。

 "I started buying them when I started as an actor."
"Today, I drive them out of loyalty."

 彼のVWに対する入れ込み度がわかる一節ですよね。最近は,少なくなりましたがまだまだファンの多い,世界的名車と言えますよね(ちょっと肩入れしすぎかなあ・・・)!!!

トニパキが教えてくれたアイビースタイル

2007-05-08 03:20:41 | jazz & vocal
On A Rainy Afternoon/Tony Perkins
(RCA LPM-1853)


 若かりし頃、何を隠そう管理人67camperは自他ともに認めるアイビーリーガーだったのです。そして,この時代、雑誌”ポパイ”が発刊される少し前ですが、婦人画報社の"MEN'S CLUB"は、我々アイビーリーガーのバイブル的雑誌でした。この雑誌の中の「街のアイビーリーガース」に登場することばかり考えていましたね。その雑誌が繰り返し紹介したのは,「トニパキ」ことアンソニー(トニー)・パーキンスです。彼の「のっぽ物語」や「サイコ」に見るアイビーテイストの濃い着こなしは”卒業”のダスティン・ホフマンと並び本当に最高で自分たちのアイドルでしたね。トニパキは歌もうまく,ボーカルアルバムを作っています。本日はそんな中から,一枚アップしたいと思います。

 このRCAの"On A Rainy Afternoon"は特に印象に残るカバーで、雨の日の舗道を傘なしで闊歩する長身のトニパキ(彼は188cmあったと言います)の姿を捉えたモノです。生成りのステンカラーのコートに、襟元に覗くのはおそらくローズのBDシャツ,コッパンにスニーカー。当然,大股での歩行が極めてアイビー的です。ボーカルはややチェット・ベイカーを思わせるところもありますが,もっとハードな声です。バックはジャズコンボでHal Mckusick(as), Jimmy Cleveland(tb) Jerome Richardson(fl), John Mehegan(p), Chuck Wayne(g), Eddie Safranski(b)のドラムレスのセクステットです。ドラムレスのソフトな伴奏は,却ってトニーの歌を良くもり立てています。3管のフロントも、いずれもウォームなプレイヤーばかりで彼らのソロも充分にフィーチャーされており,サイドAの"The World Is Your Balloon"のMeheganのピアノや,"I Remember You"でのWayneのギター,"Why Was I Born"のClevelandのボントロ,サイドBでは"Have You Met Miss Jones?"のMcKusickのアルトソロなどキラリと光るソロで聴き応えがありますよね。ほかにも"You'd Be So Nice~", "I Could Happen To You ", "Darn That Dream"など選曲的にもあか抜けていてトニパキらしいですね。



 所有盤はRCAの白ドッグのオリジナルモノラル盤です。バックカバーの相合い傘(死語か?)のイラストも素敵です。