67camper's Blog

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メタリックコルトレーン

2006-03-28 03:16:24 | jazz & vocal
RELATIVITY/Walt Dickerson
(NEW JAZZ NJ8275)

 さて、今晩もヴァイブです。なんかヴァイブラフォン特集ですね。
 このタイトルでピンとこられた方は本当のヴァイブ好き!このDickersonの愛称ですが、本当にこんなニックネームがついてるのでしょうか。以外と 本人に聴いてみても"I don't Know"で、単に本邦のジャズ批評メディアが冠した名前なんじゃないかな?なんて思っているのは自分だけでしょうか。おそらく彼の硬質のサウンドと、彼 以前のヴァイブプレーヤーと一線を画したフリー的なスタイルをもってこの愛称がついたのではなんて想像します。
 DickersonのアルバムではNEWJAZZの3枚。一番有名なのは、ワイフのポートレートをカバーに配した"TO MY QUEEN"だと思います。そしてこのLP。長らく入手できず、昨年オークションでやっと手に入れたアルバムです。"AUTUMN IN NEW YORK"や"I CAN'T GET STARTED", "IT AIN'T NECESSARILY SO"といったスタンダードも聴かれ、Dickersonの硬質サウンドと彼のスタンダード解釈を楽しめるアルバムに仕上がっています。MJQと同じ編成 vib-p-b-dsですがジャクソン、MJQとは全く異なるスタイルです。Austin Croweのピアノ、Andrew Cyrilleのドラムは固定メンバーでしょうがここでのベースのAhmed Abdul  Malikの強烈なビートもいいですねぇ・・・
 NEWJAZZのdeep groove, 紫レーベルでおそらくオリジナルと思います。カバーもややダメージがありますがモノクロでいかしていますよ!


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7 コメント

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メタリック・コルトレーン・・ (swan)
2006-03-28 06:26:58
私も何かのジャズ本でそんな紹介文を読んだ記憶あります。

dickerson・・名盤“ワイフ写真”も好きですが、もう1枚持ってました。

“vibes in motion/audio fiderity”というLP。(日本コロムビア 1800円とあります 笑)裏のライナーを読むと“・・dickersonはcoltraneがやった小節を微分する方法を用いて緻密なソロを繰り広げ、グライムズ(b)の活火山的なソロには言い難い迫力がある(悠 雅彦)”などと書いてあります。

67camperさんのお陰(?)で最近はvib盤ばかり聴いてますが、今夜はこのLP再聴してみます。
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グライムスのベース! (bassclef)
2006-03-28 22:55:29
こんばんわ。bassclefです。ディカーソン・・・to my queenだけは、ピアノがアンドリュー・ヒルだったので聴きました。この人のヴィブラフォンは、ちょっとハードな感じもしていいですね。それにしても、このディカーソン盤はいいジャケですね。国内盤未発だろうし、中古盤店でもオークションでもめったに出てこないような盤でしょうね。ベースがアブダリ・マリクですか・・・う~む(笑) 

swanさんが挙げられた“vibes in motion/audio fiderity”の方も、ヘンリー・グライムスがベースと聞いたらもう・・・興味深深ですよ(笑)swanさん、その盤、何年の録音となってますでしょうか?よろしければまたお教え下さい。
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vibes in motion (67camper)
2006-03-29 00:21:05
swanさん、bassclefさん、こんばんわ。

"vibes in motion"はAudio Fidelityが原盤ですよね。この盤そのものは未聴ですがDauntlessの"Jazz Impression Lawrence of Arabia"とジャケは全く違うのですが内容は同じじゃないでしょうか???こっちは所有しています。多分ですが1963年の録音と思います。Dickerson(vib), Austin Crowe(p), Henry Grimes(b), Andew Cyrille(ds)です。映画”アラビアのロレンス”をモチーフにしたアルバムで確かにGrimesの怒濤のベースが聞き物です。曲が途中でfade outするような演奏もあり、ちょっと変わったアルバム作りがなされていますよね。

Dickersonの中でも異色のアルバムですね。

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vibes in motion (swan)
2006-03-29 05:56:44
67camperさんご指摘のとおりです(dauntless=audio fiderity盤)従って62~63年録音ではないかと。

昨夜このLP聴いてみました。唸り入りのdickersonのcoolなvibに絡むgrimesのhardなbが堪りません。

この盤、確か5年位前にDユニオンで1000円位で入手した憶えがあります。

探せば安価(?)でゲット出来ると思います。グライムズフリークのbassclefさん、頑張ってみてください。
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dauntless (67camper)
2006-03-29 07:12:58
Dauntlessは確かaudio fidelityの子会社ですよね。SJによると、audio fidelityのジャズ専門レーベルと記載されています。名前の通りHIFI的に面白いものを制作していたなどと書かれています。トシコとスティーブ・キューンとのアルバムなんかもそんな意味がスのでしょうかねぇ・・・?

真っ赤なセンターレーベルにシルバーで"DAUNTLESS"とかかれたロゴが美しいですね。

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「アラビアのロレンス」の音楽。 (bassclef)
2006-03-29 09:09:34
67camperさん、swanさん、丁寧な情報コメントをありがとうございました。ディカーソン」をAGM(all music guide)で引いても、その"jazz in motion"のタイトルが出てこなかったのもので。Jazz Impression Lawrence of Arabiaというのが原盤なんですね。それにしてもこんな渋い盤を日本コロムビアが出していたんですね・・・驚きです。そういえば、camperさんが挙げた「トシコとスティーブ・キューンとのアルバム」~カントリーか何かの曲を素材にしたアルバムがあって、それの国内盤(これも日コロだったか)を持ってます。swanさん所有のディカーソン盤と同じシリーズかもしれませんね。
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Steve & Toshiko (67camper)
2006-03-30 03:51:40
bassclefさん。こんばんわ。

「トシコとスティーブ・キューンとのアルバム」ですが正確には"The Country & Western Sound of Jazz Piano"というタイトルです。ご指摘の通り、C&Wの曲をジャズにアレンジして演っています。既にマニアック。こんなの普通はえさ箱にあっても見送りですよね。でもカバーの良さに惹かれて買ってしまうのです。B&Wの木目調のカバーで英文ロゴが効いてます。内容はaudio fidelityらしくピアノ2台、ベース2台、ギター、ドラムの編成です。自分のはDauntlessのモノラルなので、一度ステレオで左右の掛け合いなどきいてみたいですね。まあ、そういう風に録られているかどうかが問題ですが・・・
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