67camper's Blog

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コロンビアのサラ、マイルスの歌伴

2007-05-15 00:44:27 | jazz & vocal
Sarah Vaughan In Hi-Fi/Sarah Vaughan
(Columbia CL745)


 御三家,エラ,サラ,カーメンはやっぱりいいですね。どの時代をきいても納得させてくれます。今日はサラで行きましょう。コロンビア時代のサラも声が若くていいですよね。アポロ劇場のアマチュアナイトで優勝してからデビューしてまだ程ない時期でしょうが,既に完成されたフレージング,音域の広さには他の追随を許さないと言うか・・・。ビッグバンドでもベースやギター,ピアノ単独とのデュオでも、フォーマットに関係なくスウィンギーなナンバーもバラードもこなしてしまう歌唱力は凄いです。

 本日は,コロンビアのサラから一枚いきますね。"IN HI-FI"と題されたこのアルバムコンボのバックなのですが,伴奏陣の豪華さもあって大好きな一枚です。メンバーは歌伴は少ないMiles Davis(tp)を筆頭に,Benny Green(tb), Tony Scott(cl), Buddy Johnson(ts), Freddie Green, Mundell Lowe(g), Jimmy Jones(p), Billy Taylor(b), J.C.Heard(ds)です。後には皆がビッグネームとなりますが、このホーン陣によるオブリガートや短いですがきらっと光るソロは初期の彼らのスタイルがきちんと現れていてそれなりに興味があります。(マイルスのピアノが聞けるのはこのどれかだったと記憶していますが失念!)演奏曲もスタンダード揃いでA面の"East Of The Sun", "Nice Work If You Can Get It", The Nearness Of You", "Come Rain Come Shine", "Mean To Me"、B面に移って"It Might As Well Be Spring", "Can't Get Out Of This World", "Goodnight My Love", 最後の"Ain't Misbehavin'"とグッドナンバーが続きます。特にマイルスのオブリがいい、"It Might As Well Be Spring"やA-3の”Pinky"でのワードレスなアプローチが聴きモノです。

 所有盤は,コロンビア,シックスアイのモノラル盤オリジです。カバー,盤ともにNMの一枚でとても気に入っています。録音も二重丸ですね。