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中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 22 秋に想う

2011年10月21日 09時29分31秒 | 日記

 
 露ながら 折りてかざさむ 菊の花
         老いせぬ秋の 久しかるべく
                 =紀 友則=

通釈は・・・
「露が置いたまま手折って冠に挿しましょう菊の花を。老いることのない秋が
 長く続くように・・・」

菊は、中国原産。
菊は、ヨーロッパに入って墓に供える花となり。
近年この思想が日本に入り、特に白菊は「葬儀」の花となりつつある、とか。

中国では「菊」に宿った露だけを摂って、千年を生き延びたと言う。
「菊慈童」のお話が残っています。「謡曲」にもあるようです。

このように長寿を寿ぐ花も時代と共に、変わる行くのですね。
人の世も然り
   ・・・巡る、巡るよ、時代は巡る 喜び悲し繰り返し・・・

     遠い山から吹いてくる
        こ寒い風に揺れながら
           気高く清く匂う花
              きれいな野菊
                   薄紫よ


小学校唱歌を思いだして、ちょっとしんみりした秋の一日でした。





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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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仏花・・・ (いろえんぴつ)
2011-10-22 01:03:44
当節、菊が仏花であることはもう拭えませんね。
小菊などは本当に可愛いんですが・・ね
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菊枕 (いろえんぴつさま)
2011-10-22 09:02:10
菊薫ると申しますが?
菊って香ります?

菊枕を奥様にプレゼントしたのは
坂本龍馬でした?ような?

今だと??
怒られそうですね
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菊は秋ですネ (臥龍)
2011-10-22 13:14:35
花やさんには、年中菊がありますが
やっぱり菊は秋に相応しい花ですネ

返信する
ほんとに! (臥龍様)
2011-10-22 19:06:56
菊は一年最後に咲く花とされてきたとか。
花のとじめ・・・とも言うそうです。

以上。裏千家機関誌「淡交タイムス」より
抜粋しました。
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野菊の如き君なりき (ミッキー)
2011-10-25 02:10:44
木下恵介監督の映画で原作は伊藤左千夫の「野菊の墓」確か中学時代に見たような・・・回想場面が楕円の暈かしの変わった手法だった。有田紀子の清純な事と、年老いて故郷に戻った主人公笠智衆のうしろ姿が印象的だった。その後民子役を松田聖子等もやっていたがやはり有田紀子がいいね!有田は当時高峰秀子2世なんていわれてたけどいつの間にか消えちゃった。
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わあ!懐かしい! (ミッキー様)
2011-10-25 12:09:49
その映画、観ました~~~!
古い方。もちろんリバイバルです~~。
本も読みました「泣きながら」

野菊って清純なイメージがありますよね。

馬のお話でないのにコメント」有難うございました。
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