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中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 324 浮生如夢

2013年04月14日 19時15分43秒 | 日記
    
    この盆は40年ほど前に彫った自作の「烏城彫り・うじょうぼり」 
    浮生如夢・ふせいゆめのごとし・・・雅号を「雅子・がし」としています。
    李白の漢詩の一部・・・人生は夢のように儚いものである・・・といった意味でしょうか!
   
    一時帰省していた25歳頃。魅せられて取り組みました。

    銘々皿なども含めて、かなりの作品を彫ったのですがこの一枚を残して、全てを
    友人達に「さしあげて」しまいました。
    
    烏城彫りは岡山の工芸品。
    木地に彫り込み漆で仕上げます。
      

    主には、果物・野菜といった絵柄が多いのですが、
    

    習った先生は基本を発展さえ「漢詩」などを主体にご指導くださいました。
    李白・杜甫等の漢詩を白木地にサラサラと・・・・達筆でした。
    残念ながら、わたくしは当時まだ若く、気も多く・・・一年あまりでやめてしまい・・・
    
    その後再度大阪に就職・・・現在に至る!になっております。

    でも、何時か又取り組むことができたらと「刀」は残してあるのですよ・・・
    

    しかしながら、果物の等の下絵はあっても「書」まで書ける方はおそらくいないのでは!
    先生が亡くなられて、こういった技法は残っていないかも知れません。
    浮生如夢    もっとしかっり取り組むべきであったか 残念に思っていることの一つです!

    そんな今日でした
    皆様ご訪問有難うございました・・・・・・