
この盆は40年ほど前に彫った自作の「烏城彫り・うじょうぼり」
浮生如夢・ふせいゆめのごとし・・・雅号を「雅子・がし」としています。
李白の漢詩の一部・・・人生は夢のように儚いものである・・・といった意味でしょうか!
一時帰省していた25歳頃。魅せられて取り組みました。
銘々皿なども含めて、かなりの作品を彫ったのですがこの一枚を残して、全てを
友人達に「さしあげて」しまいました。
烏城彫りは岡山の工芸品。
木地に彫り込み漆で仕上げます。


主には、果物・野菜といった絵柄が多いのですが、

習った先生は基本を発展さえ「漢詩」などを主体にご指導くださいました。
李白・杜甫等の漢詩を白木地にサラサラと・・・・達筆でした。
残念ながら、わたくしは当時まだ若く、気も多く・・・一年あまりでやめてしまい・・・
その後再度大阪に就職・・・現在に至る!になっております。
でも、何時か又取り組むことができたらと「刀」は残してあるのですよ・・・

しかしながら、果物の等の下絵はあっても「書」まで書ける方はおそらくいないのでは!
先生が亡くなられて、こういった技法は残っていないかも知れません。
浮生如夢 もっとしかっり取り組むべきであったか

そんな今日でした

皆様ご訪問有難うございました・・・・・・


