<PKシリーズ(92)。統合医療。全ての『生活』活動に関わる、自律神経に、着目>
自律神経のシステムは、ひじょうに大切です。
自律神経とは、交感神経と副交感神経が織りなすシステムで、エネルギーのシステムと密接に関わっているシステムです。
交感神経は、体の興奮をつかさどり、副交感神経は、体をリラックスさせます。
この緩急のバランスこそが、私たちの『行動』のすべてを造り出していますから、身体で起こる病気で、自律神経と関わりのないものなど、1つもないわけです。
自律神経のシステムは、「病気の全てを、漏らさず、包み込んでいる。」、そんな印象すら受けます。
そして、この自律神経に『支配』されている、白血球を見ることで、病気の起こるさま、治るさまが、ますます分かってきます。
白血球は、基本は、マクロファージという形をしていますが、そこから進化して、細菌を処理する顆粒球、免疫をつかさどる、リンパ球が生まれました。
これらの白血球が、自律神経に支配されているために、自律神経のバランスの乱れ(身心のストレスによる)が、感染症だけでなく、『全て』の病気が起こったり、「治ったり。」する、過程に関わってくるのです。
たとえば、強いストレスを受けたり、頑張りすぎると、交感神経が、興奮して、顆粒球増多になって、組織破壊の病気が起こりますし、のんびり、リラックスしすぎると、副交感神経が過剰優位になって、リンパ球増加で、アレルギー性の病気が起きます。
すると、病気の『謎』が、全部解けてきます。
自律神経のシステムに、『注目』すれば、病気の仕組みを、余すことなく捉えることができるのです。
ですから、身体の中にある、こうした『統合』的なシステムに、『注目』して行くことこそ、「統合医療。」の本当のアプローチになるはずだ、と考えています。
以上
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