<今や、米は同盟国にあらず>
プーチン大統領が自制しているのは、ウクライナだけではありません。
「イスラム国。」などの中東紛争においても、ロシアが支援するシリアのアサド政権がアメリカによって追いつめられているのです。
表向き「イスラム国。」に対するアメリカ主導の空爆が、アサド政権への軍事攻撃に転換した時が、中東大動乱の幕開けと言えそうです。
そうなると、イスラエルが介入する可能性が出てくるからです…。 トルコも黙ってはいないでしょう。
中東ではマッチをすれば大爆発が起こる、切迫した情勢になっていることを認識しておく必要があります。
そして、ウクライナ危機や「イスラム国。」騒動は、わが国の安全と密接に絡んでいます。
つまり、もし尖閣に中国軍が上陸すれば、わが国は自衛隊が反撃せざるをえず、突然東アジアは戦争状態になってしまうでしょう。
また、朝鮮半島で南北の戦闘が発生すれば、これまでのように局局地戦で終わるかは疑問になります…。
北朝鮮も、韓国も国内経済が壊滅寸前の状態にあり、国民の不満が高まっているからです。
韓国、北朝鮮、それに中国は、今日までアメリカが『設計』した「日本封じ込め。」の東アジア戦後レジームの先兵の役割を果たしてきました。
これまでは、このレジームは日本が東アジアの地域大国として再生するのを『牽制』することが主たる役割でしたが、今後は陰に陽に日本を「軍事挑発。」する戦術に転換すると予想されます…。
<未完>
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