前回からなぜ菜食主義で元気で健康で生きられてしまう人がいるのか??
について、最新生化学研究からわたしなりに思うことを書いてきました
そして、その鍵が大隅教授のオートファジーに少なからず関係しているのでないか??ということ
わたしは菜食主義者になりたいわけではないけれど、このオートファジーの仕組みが身体の中で働くことは、最強のアンチエイジングになるということがわたしの中で腑に落ちました
いつまでも美しく健康でいることは全てのヒトにとって共通の願い!!でもあります
わたしも、もちろんいつまでも美しく綺麗に歳を取りたいと切に願うひとりです
そんな最強アンチエイジングとも言えるオートファジーを体内で働かせるにはどうしたらいいのか??
前置きが長くなってしまったのですが、今日のテーマにようやく辿り着きました
その答え、実は飢餓状態です!!
オートファジーが働く仕組みは”飢餓”状態にあり!!
長い長い人類の歴史は飢餓との闘いでした、そのためにヒトの身体には飢餓に対抗して生き残るための仕組みが備えられています
血糖値を下げるホルモンがインスリンホルモン一種類なのに対して、血糖値を上げるホルモンが数種類もあることからも納得です(過去記事、16年2月22日・インスリンホルモンにも少し書いてます)
他にも、脳のエネルギーと言われるブドウ糖
このブドウ糖は、わたしたちの身体を動かすエネルギー源でもありますが、長時間に糖質が体内に取り込まれないでいると、飢餓状態だ!!と身体が反応し、それに備える仕組みがあります
体内にブドウ糖が足りなくなれば、肝臓に蓄えられた糖を分解したり、脂肪酸を使って糖を作り出したりしている訳です(グリコーゲンや糖新生やケトン体)
このように、わたしたちヒトの身体は常に”飢餓”に備えた身体になっているわけですから、ヒトの身体を構成するのにもとても重要な役割を担うタンパク質にだってその仕組みは存在するはずです
必要な時に充分なたんぱく質が補充されない!!ってなった時
つまり飢餓状態のとき、体内で必要なタンパク質が作られるようにして(体内でリサイクルして)人類は飢餓に対抗して命を繋いできたと当然考えられます
お肉お肉、タンパク質、タンパク質と騒がれますが、(かなりの少数ではあるものの)菜食主義で健康に生きられる人が事実存在するわけです
これまた長い歴史を見れば、毎日狩りに出掛けたところで美味しい美味しいマンモスちゃんに必ずしも在りつけたとは言えないはず…
(現代人はたしてい動きもしないのに食べ、また食べ、またまた食べ…食べ過ぎ…!??それに比べマンモス捉えるのに昔の人たちは一体どれだけのエネルギー消費をしただろうか??…と。マンモス時代に生きた先祖と比べると確かに思うよね)
さらに言えば戦時中、食べ物が充分でなかった時代だって長いです…
そう考えると、大切なのはタンパク質を摂取することばかりではなく、いかにオートファジー、リサイクル効率を上げるか!!が実は重要であることがわかります
それがアンチエイジングにもなるっている二重三重にも嬉しいお話
そして、このリサイクルの仕組みともいえるオートファジーを呼びさますカギは、飢餓状態!!!でしたね
飢餓状態を現代に作り出すのであれば、それは絶食・断食になります
絶食、プチ断食が流行っていますが、オートファジーの仕組みという視点で見れば、しっかりと理にかなった医学的根拠が絶食・断食には存在しているわけですね
オートファジーによってミトコンドリア機能も活性化するので、アンチエイジングにも効果あり!!なのは言うまでもありませんが、オートファジーの仕組みが働いているからこそ、健康体でいつまでも若々しく、疲れ知らずに生きられる
とはいえ、絶食・断食を単にしたからといって、それだけでオートファジーを誘発させ、ミトコンドリアの機能を活性化させることにすぐに繋がるのか?
そんな簡単な話ではないでしょ…??っていうのがわたしの率直な意見です
(中には断食だけで!!っていう人もいるかもしれませんね)
物事は大きな視野で、様々な角度から、色んな人の意見や考えを見たり聞いたりして答えを見つけていくことが大切だなってわたしはいつも感じているからです
断食をするにも、低血糖の有無(糖代謝異常)の考慮や、断食以前にミトコンドリア機能低下(ATP産生を低下)に繋がるような生活習慣や食習慣の有無がないかどうかっ?!を見る必要もあると思います
どうせなら、効果を最大に高めたい
そのためにも広い視野を忘れずに…、複合的に取り組むことが健康に繋がる最大の近道になると思います
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