6/5(月)
白馬滞在2日目も天気良く、雪をかぶった白馬岳が美しい。
高い山が大好きで、かつて何度かあの白馬岳に登っている。
大雪渓を登り夏山の白馬岳はお花畑が広がっている。
今では眺められるだけでも幸せな気持ちになる。
ホテルから9時発のマイクロバスで、栂池のゴンドラ乗り場まで送って貰う。
栂池トレッキングのオプションのツアーに参加した人は8名で、ガイド付きの案内で出かける。
夫と私は雪があるとはいえ、何度か栂池に行っているのでツアーに参加せずフリーで行く。
ゴンドラとロープウエーを乗り継いで1900mの栂池周辺はこの雪。
除雪して道路が通れるようになり、栂池自然園は6/1に開園したばかり。
栂池自然園の入り口に立ち、あまりの雪の多さに想像以上で驚き。
只ただびっくり。
園内の木道は雪に埋まったままで、歩く目印はピンク色の旗だけ。
ホテル周辺は800m位でいろいろな花が咲きみだれ新緑が美しい。
ここが1900m、標高差約1100mはこの違いでまだ冬、これから雪山体験です。
このピンク色の旗を目印に歩いて行く。
入り口から200mほどでぽっかり空いた大きな穴が見えてくる。
登山靴をはきストックを持っていったのは幸い。
スニーカーやズックの人には入り口で長靴を貸してくれます。
前を行く3人組は、男性2人と女性1人でいずれも若い人たちで私たちより先行して行く。
雪の割れ目から顔を出したフキノトウ。
川の流れがある場所から少しずつ雪解けが始まり、可愛い小さな水芭蕉が咲き始めていた。
栂池自然園で水芭蕉が見られたのはここだけ。
去年の同じころに訪れた人に聞くと、去年は全く雪はなく木道沿いに咲く水芭蕉が見られたとか。
今年が雪が多かったのか、去年が少なかったのかその年によって違うらしい。
ピンクの旗を目印に雪原を歩く。
サングラスを忘れてしまったので、曇が湧いてきたのが幸いする。
時々雲の間から太陽がのぞくと、まぶしくて目が明けられない。
サングラスを忘れたのは致命的~
歩くと暑くなりヤッケを一枚脱ぐ。
登ったり下ったり高度差はあるので、滑らないようにストックを使いながら注意深く歩く。
登りは良いけど下りが危険。
雪が解けて大きな穴がぽっかりと2個空いている所まで、1時間ちょっと歩く。
よく見ると木道が表れていた。
そして水の中に小さなリュウキンカが咲き始めていた。
雪が解けて咲き始めたリュウキンカ。
これから少しずつこの辺りに沢山咲いてくるのでしょう。
雪山体験をして、ここで元来た道を引き返すことにする。
二人で決めるので即答えが出る。
あの若い3人組もここでUターンして行きました。
私たちよりさらに高齢の男性2人と女性2人の4人組は、これより先まで行くとのこと。
時々すれ違う人たちと情報を交換。
たった一人で登ってきた中高年の女性がいてびっくり。
ここから下りで要注意、ピンクの旗が頼り。
遥かかなたにビジターセンターの赤い屋根が小さく見えてくる。
あの赤い屋根が少しずつ大きく見えてくるようになると嬉しい。
注意深くゆっくり歩く歩く、自分の足だけが頼り・・・
ビジターセンターが目前になりお疲れ様でした。
思いがけない冬山体験でした。
風が全くなく天気に恵まれたのが何よりでした。
水芭蕉が咲いている所を通過するときに、ガイドさんの説明を聞くツアーの皆さんと出会う。
後で話を聞くと、入り口から200mの場所に咲く水芭蕉の所までで終わったようです!!
はなっから参加するつもりはなかったけどびっくり
良く歩いたのでお腹がすきランチに。
夫は山菜が盛りだくさんの天丼、私は白馬三山蕎麦で腹ごしらえ。
再びロープウエーに乗り5分、標高1560mの栂大門駅 まで戻ってくる。
ゴンドラ乗り場まで歩く途中に、「栂の森遊歩道」の案内が出ている。
標識に従って林の中を5分ほど歩くと~
広い場所ではないけど、水芭蕉とリュウキンカが沢山咲いていました。
340mほど下がって来ただけで、開花状況が全く違いすごく綺麗でした。
殆どの皆さんは標識に気が付かず素通り。
ここ見なきゃ損する!!
おまけにたった一輪だけの「ザゼンソウ」が咲いていた。
地味な花色だから目立たない花です。
ゴンドラは20分乗るのでかなりの長さ。
下に降りるにしたがって天気良し、上越の山々が綺麗に見える。
お疲れ様~
13:45にこの場所に、ホテルのマイクロバスが迎えに来るのを待っています。
至れり尽くせりでありがたし。
ツアーの皆さんとも同じ車でホテルへ。
この後ホテルに戻って温泉三昧です~