最近 懐かしい味が一つ、また一つと消えてゆく。
川崎市役所の横から稲毛通りに入って、風俗店が並ぶ道をしばらく進み
路地を曲がるとその店がある。
昭和30年代に父と通った中華料理 ミンミンである。
店は古いが味は良い、餃子でビール、そして締めはもちろんジャージャー麺。 他の店とは違い白味噌仕立てでちじれ太麺。
これが子供の頃の懐かしい味で、これを食べに家から父の自転車の荷台に乗り、ドキドキしながら歓楽街の客引きの間を縫って来るのである。
この他には もやしソバ(昔で言うサンマーメン)これも他の店とは違い醤油ベースでなくパイタンスープ仕立てなのだ。
老夫婦 二人で営んでいるのだが、昔と変わらず おいらが食べている間も夫婦喧嘩が絶えず これも懐かしいアジなのである。
もちろん今日も客引きの間を縫って闇に消えるのであった。
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