小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

3学期のスタート 先生が口にする最初の一言は

2011-01-06 21:35:09 | 学級生活の攻略法

連休明けの11日(火)

いよいよ3学期の始業式です。

私も,今朝トボトボと学校に行くと,学年主任の先生が早速自主的な学年会を開いてくださって,テキパキと今後のことを話してくださったので,私も見通しがもてて助かりました。

3学期。

1年間で1番短い学期。

そして1年間のラストシーズン。

自然と学級経営に向かう担任の先生の気持ちも昂ります。

「いい3学期にして,いい1年だった思ってこのクラスを送り出したい。

担任の先生が持つ共通の思い出はないでしょうか。

言うまでもなく,一番短いシーズンで,「行く・逃げる・去る」というように,あっという間に過ぎてしまいます。

スタートダッシュが肝心です。

始業式の日は,子どもたちへの「語り」をつくっておく!

始業式の日と久しぶりにクラス全員が揃って,まだ落ち着かない様子ですね。

同様に,先生もまだ本腰が入らないというか,子どもたちの前でじっくりと構えられない感じがします。

そして,そのままの流れでついつい

「えーっと,それじゃあ,係から決めましょうか…」

なんて,何気ないところからスタートして,その日一日がなあなあとした感じで過ぎていきます。

しかし,ここでつくってしまった「なあなあな雰囲気」は,この後も続いてしまい,なかなか払拭できないものです。

先生は仕事ですから,少しずつ本腰が入ってくるのは当然ですが,子どもたちの意識はそれとはまた違います。

最初がなあなあだったら,その後もなあなあなのです。

そこで,先生の「語り」です。

前回の記事に紹介したような「フニャフニャ感」がクラス全体にあるのは実際の話で,これは仕方ないものがあります。

でも,この先生の語りの瞬間だけは別です。

連休明けの初日ですが,この瞬間だけは先生も子どもも真剣に。

そのためにも

「3学期のスタートです。今からする先生の話は真剣に聞きなさい。」

とクラスの雰囲気を引き締めてから,語ります。

語る先生は精一杯の熱意を込めます。

同時に,短く端的な話を上手にします。

そのためにも,事前に十分に準備が必要です。

その場の思いつきで語るのではなく,台本を読み上げるくらいのつもりで。

そして,語る内容は,担任の先生の学級に込める願いや,目標を語りましょう。

・修了式,最後の日。クラス全員が「このクラスでよかった」と言ってほしいということ

・先生は,このクラスが大好きだということ

・2月に控えている学習発表会。最高の発表をしたいということ

・学び続ける大切さを忘れるなということ

・連勝記録に挑戦した白鳳関に学んでほしいこと   ・・・・・

1・2学期と全力で学級経営にのぞんできた担任の先生ならば,自然と頭に浮かんでくることがあるはずです。

それを,3学期のスタート,口にする最初の「語り」として,子どもたちに伝えましょう。

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それを子どもたちも真剣に聴くことができれば,クラス全体に一本の柱が通ったようになり,きっと明日からの3学期が期待できるものに変わっていきます。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ゆう)
2011-01-09 16:53:16
はじめまして

特別支援学校で勤務する者です

これからも訪問させて頂きます
楽しみにしています♪
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ゆう様 (管理人)
2011-01-10 10:07:10
ゆう様
ありがとうございます
気軽に楽しんでいってくださいね!
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