小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

初めて、研修会の「講師」を務めましたが…

2015-08-11 21:12:40 | 教師力UPの攻略法
去年の夏がいろいろと研修で忙しかったので、今年の夏はゆっくりするぞと思っていたのですが、ふたを開けてみると、今年の夏もなんだかんだで暇がない…
自分の仕事とは別に、いろいろ割り込んでくる仕事が結構多くて、ため息が出ます。

その一つで、とある研修会の講師を依頼されました。
若手の先生たちが集まる地区開催の研修会です。
「委員会から依頼が来てるけど、引き受けてくれるか?」
と、校長から話があったときはびっくりしましたが、なんでも初めてのことには興味がある私ですので、特に深く考えることもなくOKしてしまいました。
ですが、言うまでもなく大事な研修会の講師です。
軽く引き受けたとしても、その準備は入念にする必要がありました。
90分間の講義のために、数日間かけて準備をしましたが、これだけでも私の夏は結構削られたことになりました。
…って、そんなネガティブな言い方はだめですね。笑
自分にとっても大事なことです。はい。

さて
いよいよ当日。
ここまで、淡々としてきましたが、いざ若手の先生たちに対してい自分が講義をするという場面が目の前に迫ってくると、やたらと緊張してきました。
今までずっと講義を受ける立場だったのに。
講義を受けながら、講義をする先生について
(いい先生だなぁ)とか
(なんでこんな先生が講師をしてるんだぁ)とか
勝手に思っていたのに。
今度は初めて自分が講師として、先生たちにえらそうに話をするわけです。
(若手の先生たちは、おれのことどう思うんだろうか??)
急にびびりだしました。笑

講義が始まると、最初に教育委員会の先生が、
「今日の講師は ~先生です。先生は~ 」
と、私の紹介をしてくれました。
文字通り
「身に余る紹介」
を頂き、なお冷や汗をかきました。
(ハードル上げないでよ!)

そして講義が始まり、計画していた通りに進めていきました。
話をしながら、始めのうちは、話をしている自分のあごがふわふわと浮いているような感じがずーっとしていました。笑
普段、子どもたちにえらそうに話をする自分。
職員室で教務主任としてえらそうに話をする自分。
でも、今は初めて、今日初めてあった、誰かもしらない若手の先生たちに対して、講義をしている自分。
本当に、自分こそ
「井の中の蛙」
であったことを痛いほど感じましたね。笑
今までの研修会で
(下手な講義だなぁ)
なんて思っていた先生たちに、謝りたい気分でした。笑
どんな講義であれ、やり遂げられる先生というのは、もうそれだけで立派です。笑
私にも初めてそう思えました。

そして、ふわふわしたままで90分が終わりました。
終わってすぐ、自分の講義ぶりを思い返してみましたが
(へったくそ~)
これしか浮かびませんでした。笑
見るとやるとでは大違いですね。
当然も当然ですが、まだまだ自分はこんな立場になる器もありませんし、こんな立場をうまくやるノウハウも知りません。

が、おもしろい経験をさせてもらったと思います。
「次はもっとうまくやるぞ」
なんて、次があるかも分かりませんので、(たぶんないと思います)そうは思っていません。

またやりたいとも、あんまり思わないですね。
やっぱり、こんな立場は自分がなるよりも、自分はこんな立場の人たちを見て、必要な部分を吸収させてもらう、そっちの方がいいです。
まあ、そんな考えを確認できたことも含めて、貴重な経験をさせてもらいました。

300冊を越える教育書を買い取ってもらったその額が

2015-08-03 22:42:19 | 雑談
まったくの雑談になりますが。

夏休み。
自宅も大掃除。
私は自分が所有していたたくさんの教育書を処分することにしました。
二人の我が子が大きくなるにつれて、その子たちの荷物がどんどん増えていき、自然と私の荷物は追いやられるわけです。笑
まあ、以前は何度も読み返していたものですが、最近はすっかり物置の奥の方に追いやられていたものばかりですので、構いませんでした。

いざほこりかぶった本たちを引き出してみると、まあたくさん出てくる出てくる。
パラッとページをめくってみると、どの本も確かに若い頃に読みふけって勉強した記憶がありました。

これらの本たちが、今の自分をつくってくれている

そんな感触もあり、本をひもくくりながら少しだけ感慨深いものがありました。
駆け出しの頃は、まったくもって未熟な自分をなんとか成長させたいと、本でもなんでも自分の力になるように吸収しようと必死でした。

でも、もう処分、処分。
勉強した足跡は大事ですけど、それにいつまでも大切に保管しておくというのは、私の性分に合わなくて。笑
私はなんでも捨てます。
身軽でいることがモットーです。
職員室の机上にはもの一つ置いてありません。
自宅に仕事の道具は一切ありません。

私なりの整理術。
それはズバリ貯めないこと、持たないこと、捨てること。
です。

というわけで、愛着ある本たちもあっさりおさらば。
数えているとザッと300冊以上ありました。

処分するといっても、捨てるよりはと、中古本屋さんに買い取ってもらうことにしました。

となると、関心は
「はて、いくらになるんだろう???」
そんな高い値がつかないことくらいは承知の上です。
もう古い本ばかりですから。
…でも、そんな中でもいくらかは今でも価値のある貴重な本もあるはずです。
少なくとも、私にとっては、どの本もすごく貴重なもので、いわば、私の教師としての努力の結晶である本たちです。

私は今までこうやって本を売ったことがなく、ドキドキしながら店員に渡しました。
「査定しますので、しばらくお待ちください」
そして5分ほどたち、
「○番の方、カウンターへどうぞ」

300冊を越える私の教員としてのバイブルたち!
その価格は!

「410円になります。よろしいでしょうか」

…410円。
「…はい。」
410円を受けとり、店を出ました。笑
いや、高額を期待していたわけではないんです。
古本の買い取りなんて、そんなものだろうとは想像してました。


それにしても、410円か…!
私の教員青春時代を共にした教育書たちよ。
410円と引き換えだ。
…ごめん。笑

言い訳させてもらうと、出した本は、ほとんどがアンダーラインが引いてあったり、あちこちに付箋が貼っていたりと、私の勉強の跡がもろに残っていたんです。
だから、この額なんでしょうね。
ということにしときます。笑

帰って妻に報告したら
「まあそんなもんでしょ」
と軽く返されました。笑