小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

家庭訪問がスムーズにいきすぎて逆に不気味

2017-05-31 20:20:30 | 保護者への攻略法
家庭訪問も久しぶりでした。
7日間かけて30件ほど回りました。
久しぶりではありながら、若い頃ほどこれに緊張しなくなりましたね。
保護者によって話を合わせられるようになったというか。
うまく話をまとめて予定通りの訪問時間できりあげられるようになったというか。
なんか、嫌らしい感じですね。笑

さて、新しい学校の新しいクラスの新しい保護者です。
どんなカラーがあるのかなと、思っていましたが、全件を通して、驚くほどスムーズに終わりました。
スムーズというのは、特に
・学級や学校への要望もない
・我が子の教育に困り果てている様子もない
・教育に関して適度に熱意があり、無関心な面はない
・逆に熱心すぎるというのもない
・人として話しにくいタイプもいない

そういう感じでした。
おかげさまで、私としては気苦労することのない、ありがたい家庭訪問になりました。
もともと提出物なども、どの家庭も協力的だなと思っていたので、実際に会ってみて、その人柄に納得する部分がありましたね。
しかし、あまりにもスムーズすぎてちょっと不気味なくらいです。
本当に良好なのか。
であればもちろんそれでいいのですが、もしかしたら
「今は黙ってるだけ」
ということもあり得ます。
不満はあるが、言いたいことはあるが、初対面の新任担任の手前、とりあえずいい顔して済ませている。
そんな保護者がいるかもしれません。
もしくは私の振る舞い方がまずくて、言いたいことを言わせない状況にあったのかもしれません。

いずれにしろ、気を抜かずにいようと思います。

自分は絵を描くくせに、子どもに絵の指導ができない私

2017-05-29 22:30:24 | 授業中の攻略法
スケッチ大会がありました。
私は自分が絵を描くのは好きだし、自分で言うのも何ですが、ある程度の絵はサッと描けます。
授業中にもよく黒板に絵を描くし、子どもたちも喜んでくれます。
数少ない、ちょっとした特技かな。

しかし、私昔から子どもに絵を描かせるのが下手です。
指導の仕方が分からない。
もちろんそのたびに描かせ方を勉強するし、それに関する研修も何度も受けてきました。
しかし一向に上手く指導できません。
なぜだろう?
ちょっと理由を考えてみました。
・どんな絵を描かせたいという目標が明確になっていない
・絵を描かせるのに型にはまった指導をすることに違和感を感じている
・あまりに自分が簡単に描けるものだから、描けずに苦労する子たちの気持ちを汲み取ってあげられない
・絵は描かされるものではなく、描きたい子が描きたいように描くものだと思っている

自分の中の気持ちを整理してみると、こんな感じかなと思います。
教育的に見て間違っているものもありますね、確実に。笑
基本的に、もっときちんと「指導すべき」でしょう。
授業なのですから。
結局、ここが私の絵画指導の一番の弱点なのでしょう。
幼い頃から絵を描くことは大好きで、よく気ままに描いていました。
でもそこに誰かに教えてもらって描くとか、描き方を学んで描くとかいうものがあった記憶はありません。
なんというか、本能のままに描く。
そんな感じでした。
周りの上手な絵や好きな絵を自然に真似することはあったと思います。

早くこの感覚から抜け出さないといけませんね。
子どもに絵の描き方を指導する、というかどちらかというとアドバイスする、もしくは手本を示すことはしても、こだわって根気強く指導することがないんです。
久しぶりに担任復帰した今年、絵画指導を一から勉強してみようと思います。

絶好調だった校長に、ついにピンチが訪れた

2017-05-27 20:56:16 | 教師の仕事術の攻略法
赴任して以来、学校のいろんなところにメスをいれて改善を図ってきた校長。
以前の記事で学校中の片付けを始めたことを書きました。
片付け好きの私としては応援していました。
しかし、ついにそんな校長に批判の声が上がりました。
片付けも含め、気付いたことは間髪いれずに変えていく校長に、あるミーティングで一人の先生が声を上げました。
そのきっかけは
「ミーティングのスタートの挨拶は英語でいこう」
というものでした。
「子どもたちに教える前にまず私たちが英語に臆病にならないようにするために」
ということでした。
そのときは、みんな戸惑ったような顔をしながらもそれに従って、たどたどしい英語のあいさつでスタートしたのですが、しばらくして声が上がりました。
「英語でということでしたが、非常に動揺しました。それ事態を否定するつもりはないし、その意図も分かるのですが、抵抗があるのは、いつどこでそうすることが決められたのかということです。」
この切り出しに、多くの職員が賛成している空気がすぐに漂いました。
「職員がみんなで取り組むことなら、みんなで検討して、みんなで納得してからやるべきだと思うんです。」
これに賛成する別の先生の意見も続き、結局この英語のアイデアは一端保留となりました。

赴任以来調子よく進めていた校長の改革にここでブレーキがかかりました。
勇気を出して立ち上がった先生の意見はもっともですね。
組織が気持ちよく動くために欠かせないことです。
それをみんなで確認し、気持ちを揃えるきっかけになったので、とても意義のある瞬間だったと思います。

校長は学校のことをとても深く考えているし、賢いし、行動力もあるのですが、足りない部分があるということを指摘された感じになりました。
今後は、改革の手ももう少し慎重になることでしょう。

4年生の体育 ソフトバレーが超下手なくせに

2017-05-24 20:17:33 | 授業中の攻略法
体育でソフトバレーをやっています。
体育の授業、幸せです。
四年生にとってバレーボールというスポーツは馴染みがない、経験がない子が多く、はっきり言って、かなり
「下手」
です。
アンダーやトスという技能は全く身に付いていないし、それ以前にルールを知りません。
だけど、バレーボールというスポーツを漠然としたイメージの中では思い描けるものがあるみたいで、それはかなりかっこいい、おもしろいスポーツのようにとらえています。
だから、下手なくせにやたらとバレーボールができることを喜ぶし、全くゲームが成立していない中でも楽しそうにやっているという、不思議だけど小学生の体育ではありがちな光景が見られます。

さて、こんな子たちに対してどんな授業を作っていくか。
もちろん技能を高めて、それなりのバレーボールができるようにさせるというのは、当然の目標としてイメージするものです。
となったときに、やはりバレーの運動特性に従って、基本的な動きから経験、練習させていくのが筋だと思うのですが…

ここに、先生の思いと、子どもたちの思いに大きなギャップがあることに気付かされます。
とりあえずのゲームをさせて、子どもたちの様子を観察していると、とにかく子どもたちは
「アタック」
なんですね。
どんな球に対しても、どんな状況においても、とにかくアタック。
「バレーはそうじゃないんだよ」
と教えたとしても、子どもたちのバレーへの願いがそこにはあるんですね。
バレーへの憧れが。

授業を進める上で、それを全く無視するわけにはいきません。
優先順位として、それを後ろに後回しするわけにもいきません。
もしそうしてしまったら、それからどんな活動をしたとしても、子どもにはどんどんフラストレーションがたまっていく一方でしょう。
特に中学年という発達段階を考えても、子どもたちにその理解は難しいでしょう。

だからまず、好きなだけやらせましょう。
アタックを。
バンバン、バンバン打たせましょう。
それがどっちに飛ぼうが、空振りしようが、どうでもいいんです。
とにかくまずは子どもたちの中にある欲求を満たすことから始めます。
満足いくまで
「何回でもやっていいぞ~」

そしてそれから、本当のバレーに迫っていくことにします。
きっと子どもたちも、このアタックだけではゲームが成り立たないことを自然と学ぶでしょう。
「それでもアタック打ちたい!」
は、もうなしです。
あんだけ打ったのだから。
そこからもっと基礎的な、地味な技能を身に付けることの必要性を感じて、主体的な体育学習が始まる。
そこをめざして授業をつくっていこうかと思います。

新任校での職員バレー 弱小チームの結果は

2017-05-22 20:29:30 | 教師力UPの攻略法
どうなるかと思っていた職員バレー大会は、結果準優勝でした。
いや~
みんなよくがんばりました。
私もよくがんばりました。笑
決勝進出を決めたとき、先生たちが
「うわ~決勝なんて初めてだ~」
と騒いでました。
少なからず、このバレーを通してこの学校に新しい風を吹かせることができたかなと思います。
これを機に
「次は優勝しかないな!!」
と声を揃えて言っています。

ふう~2日たった今も全身筋肉痛です。笑

ところで
この大会にわが家族も応援に来てくれました。
前任校では自宅から近かったこともあって、毎回のように来てくれましたが、学校が遠くなった今回も来てくれて、うれしかったです。
妻はチビ三人を抱えて決勝まで応援してくれました。
感謝です。
ついでに大会が終わったその足で、近くの観光地に出向き、一泊二日の旅行もしちゃいました~