消灯時間は10:00です。
これ以降は「部屋の電気を消す」「自分の部屋を出ない」
というのは,絶対の約束です。
「修学旅行のしおり」にも書いてありますし,引率の先生たちもみな同じことを指導します。
…でも,修学旅行の夜といったら,正直なところ,子どもたちにとってはすごく楽しみな時間です。
たった一晩だけど,いつもと違う特別な時間に,ワクワクする気持ちは,自分も幼心によく覚えています。
じゃあ,実際,10:00以降の過ごし方を,子どもたちにどう指導したらよいでしょうか。
ありえるとしたら…
LV1 上の約束だけ伝えて,後は子どもたちの自由とする
LV2 「部屋の中で過ごす」というラインだけ指導し,就寝時間は指定しない
LV3 「部屋の中で,おしゃべり程度で」というラインを指導し,就寝時間は指定しない
LV4 「寝ている人をじゃましないで」という指導の仕方をし,就寝時間もある程度の時間を指定する
LV5 「部屋の中で静かに」と指導し,就寝時間も設定する
LV4・5の場合,就寝時間は11:00,12:00… など
LV6 「消灯以降は一言もしゃべらない」と指導し,就寝時間も10:00とする
いかがでしょうか。
「甘い」ものからLV1という形で並べてみましたが。
お読みになられた先生は,自分の指導観としては,どこでしょうか。
私個人としては,LV4あたりかなと思います。
子どもたちの思い出づくりも大切にしつつ,やはり最低限の規律は守らせたいという感じです。
が,これはそのときの子どもの実態にもよるでしょう。
問題行動が起きそうな子たちなら,LVを上げる必要があるでしょうし,任せて大丈夫そうな子たちなら下げることができるでしょう。
いずれにせよ,肝心なことは
引率の先生たちで,ラインを統一しておく!
ということでした。
(今回も改めて思うようなことがあったので…)
こんなことは,「修学旅行実施計画」にも「旅のしおり」にも明記されていないことなので,先生たちできちんと事前に話をし,その指導の仕方を確認しておくことが必要です。
ある先生はLV1で,ある先生はLV6なんて指導の差があってはまずいですから。
ちなみに…
聞いた話ですが,中には変わった先生もいるようで,自分から子どもたちが寝ている部屋に入って,夜遅くに恐い話をして聞かせるという人もいたようです。
うーん…