小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

実は10年前、ここにいたんです ~宿泊学習~

2011-06-28 21:01:08 | 教師力UPの攻略法

宿泊学習を終えての感想記事が続いています。

子どもたちにとっては大変楽しく、貴重な経験ができた2泊3日でした。

そして私にとっても、また感慨深い経験に。

1日目のキャンプ活動をしているときのことでした。

自然の家の職員さんが、野外炊飯の活動について子どもたちに説明をしてくれました。

食器の使い方

火の起こし方

鍋を運ぶ時に注意すること

ご飯をおいしく炊くコツ

そして、そのときに子どもたちに分かりやすいようにと示してくださった色々なカード。

「 …あっ」

思わず声を上げてしまいました。

(あのカード、自分が作ったやつだ)

なにか見覚えのある絵や図だなぁと思って見ていると、見覚えがあるもなにも、私が自分で作ったものでした。

実は私、10年ほど前にこの少年自然の家で働いていたんです。

若かりし20代前半、指導員として1年間だけ勤めていたんです。

そのころは教員採用試験の勉強をしながら、研修主事の先生方の下について、いろんなお手伝いをさせていただいていました。

今回見たカードは、私が10年前に「こんなのがあれば説明がわかりやすいんじゃないか」と、作ってみたものでした。

まさか、10年ぶりにまた目の当たりにすることになるとは(驚)

その後も、2泊3日を過ごす中で、けっこう「私の足跡」が出てきました。

「この地図はね、先生が作ったんだよ!」

「この木の看板もね、先生が作ったんだよ!」

子どもたちに自慢して回ることでした。(笑)

あの頃は、早く教員になりたくて、必死で採用試験の勉強をしながら、学校の教壇に立つことを夢見ていましたが、

少し遠回りしたように思えることでも、後から思えば貴重な経験になる

今になってそう思えます。

体力が溢れ、とても多感な20代に、自然の家で勤めて、数百人の子どもたちとふれあい、数十校の学校を見て、数十人の先生方の話を聞くことができました。

そのときは、まだまだ視野が狭く、その日その日の仕事に手一杯でしたが、今思えば本当に貴重な経験だったなと思えます。

また同じ仕事をしたいと思っても、簡単にはできません。

学校の先生になる前に、学校とは違う特別な場所で学ぶことがとてもたくさんありました。

そのときに教えていただいたことは、どんなに小さなことでもしっかりと覚えています。(いい教師になりたくて必死でしたからね)

そんな思い出の残るところに、今回は引率の先生という立場で子どもたちとやってきて、ふと懐かしくなりました。


「早く並びなさい」やら「時間を守りなさい」やら ~宿泊学習~

2011-06-26 16:48:02 | 学級生活の攻略法

先週は二泊三日の宿泊学習でした。

60名を超える五年生の子達を引率するわけですから、体力もいりましたね。

終わった三日目には大変疲れました。

特に指導が必要だったのが集団生活に関すること

・集合整列を素早く

・時間を守る

・あいさつをする

・物をきれいに使う

・グループで協力し合う

そういったことを二泊三日の間で何度も指導する必要がありました。

そこで、自然の家の職員の先生に、あることを教えていただきました。

こんな大きな行事も自分たちの目的を明確にもってのぞむこと

が大事だと。

ここでいう「目的」とは、職員会議で提案する当たり前のそれとは違います。(もちろんそれも大事ですが)

「自分たちの目的」です。

ただ「恒例の行事だから」という感じでやってきている学校と、何か明確な目的をもってやってきている学校では、明らかに様子が違うそうです。

バタバタと子どもたちの統制に追われるばかりの学校と、集団としてまとまっている学校と、やはり違うそうです。

宿泊学習という大イベント。

そこに、どんな目的を掲げるか(重点を置くか)は、引率の先生次第でしょうね。

・まだ仲間意識の低いこのクラスにまとまるきっかけをつくりたい

・時間を守ることができないこの子たちに、そこを強化したい

・他の学校の子たちと自らふれあえる積極性を育てたい

・都会の学校から来たので、できるだけ自然を観察させたい

そんな目的を明確にもって、しかもそれをしっかりと子どもたちにも伝え共有できている団体は、受け入れる側の自然の家の先生から見ても一目で分かるのでしょうね。

そして、そういった柱が一本しっかりと通っている団体というのは、それに付随する別のことについても、自然と指導が届きやすいものでしょう。

結果、先生が細々としたことを言わずとも、子どもたちがよく動く。

私も学年主任として今回の引率に当たりましたが、まだまだ甘かったですね。

反省して、次の行事にのぞみたいと思います。


人生に起こりつつある変化の中で

2011-06-25 17:52:51 | 教師力UPの攻略法

更新がずいぶん滞っています!すみません。

というのも、赤ちゃんの誕生に加えて、先日まで5年生の宿泊学習でした。

少年自然の家での二泊三日。

雨あり、晴れあり、雷からの避難あり、快晴の中の活動あり。

おもしろい三日間でしたね。

(…本心は、早くおうちに帰って家族に会いたかったのですが!)

さて、我が家に初の子どもが生まれた日から、私や妻の生活も大きく変化しています。

赤ちゃんに関しては、おむつ替えに悪戦苦闘したり、おふろにてんてこ舞いしたり、寝顔がかわいすぎて離れられなかったり。

同時に、もちろん普段の家族生活も続きます。

そして、仕事も。

いろんなことが私の生活時間の中で動いています。

ふと、「人生」というものを考えます。

突然ですが、私が好きな海外ドラマに「グレイズアナトミー」があります。

「あ、私も!」という人もいますでしょうか。

一つの病院に勤める医者たちをめぐる仕事や恋愛のドラマですが、とてもおもしろいです。

そのドラマの中のあるシーンが心に残っています。

ひどい傷を覆って落ち込む患者に、チーフドクターがこう励まします。

「私はいつも全体像を見るようにしている」

ひどい傷を覆ったことはつらいことだが、それはあなたの人生全体像から見ればほんの一部。

その傷を理由にして、好きな人への思いを諦めるのはあまりにももったいない。

そう励ましていました。

チーフドクターは、

「医者の仕事をしていて大変なこともたくさんあって、おかげで家族との関係も悪くなる一方で、とても苦しいけど、いつも自分の人生を全体像で見るようにしている。そうすることで、前向きになれる」

そうも言っていました。

私も、この考え方が好きです。

私も、私の人生について考えます。

・今日、いたずらをしたクラスの子を叱ったことも、この子のこれからの長い人生のほんの一部。

・宿泊学習の経験は、クラスとして一年間の全体像に大きく影響を与えた。

・「来年どんな仕事をしてみようか」といって思い浮かぶ仕事も、長い仕事人生のほんのワンステップ。

・そして、私がしている教員という仕事自体が、私の人生の一部。

・新しい家族が生まれてきてくれたことは、人生全体をさらにハッピーにしてくれた。

・そんな人生をともに歩んでくれている妻は、常にかけがえのない存在です。

・・・最後のは、ちょっと恥ずかしいですが

私も、いつも自分の人生を全体像として見るように心がけています。

そうすることで、それを彩る一つ一つが意味のあることに思えるし、どんな悪いことも受け入れられるし、すべては私の人生という枠の中でつながっているんだと感じることができます。

いつも目の前のことに真摯に向き合うとともに、心を広く持って、それを全体像に位置づけて考えて見れるような人になりたいです。

ほんのドラマのワンシーンから、学ぶことでした。

※しばらく挿絵は省略させてもらいます!


子どもたちからも「赤ちゃんおめでとう!」

2011-06-19 23:16:48 | 学級生活の攻略法

先日生まれた我が家のbaby

クラスの子たちにも教えてあげると,みんなものすごく喜んでくれました。

生まれる少し前から,「実はね」と話をしていたので,子どもたちもまだかまだかと待っていたようです。

子どもってやっぱりこういうときに純粋ですよね。

本当に自分のことのように,澄み切った笑顔で「やったぁ!」「おめでとう!」と言葉をくれました。

中には勝手に名付け親をかってでてくれる子もいたりして(笑)

ときには先生のプライベートも見せてあげる!

子どもたちにはうれしいことのようですね。

私は,普段は子どもたちに自分のプライベートについてはほとんど話をしないほうなんです。(だと思います)

だからこそ,たまにするそんな話に子どもたちは大変食いつくんでしょうね。

ましてや,そんな先生の赤ちゃんの誕生の話ですから。

こういう先生のプライベート話は,バランスが重要だとも感じます。

たまに,あまりにもたくさん自分のことを話してばかりの先生もいます。(私が子どものときを思い出しても,そういう先生っていたよな…)

そうなると,子どもは結構うんざりしたりもします。

なんというか,自慢話気味てくるんでしょうね。

一方で,全く自分のプライベートを明かさない先生もいるかもしれませんね。

「先生!」という顔しか見せず,普段はどんな生活をしているのか,保護者の間でもいろんな噂が立ったりして…

それもまた少しさびしい感じもします。

先生と教え子という関係とはいえ,親密な仲ですからね。

子どもたちが新鮮な興味をもってくれる程度に,小出しにしていくぐらいがいいのかと,個人的には思っています。

今回の出産を喜んでくれた子どもたち,本当にありがとう。

さて

私ごとで恐縮ですが,赤ちゃんの誕生にともない,先週は妻の入院する病院を行ったり来たりの毎日でした。

そして,今週からもまだまだ慌ただしい生活が続きそうです。

ちなみにこの土日は職員バレー大会!準優勝!

ちなみに近々宿泊学習もあり!(汗)

生活が落ち着くまでは,当ブログの更新もちょっと滞りがちになるかもしれません。

いつも楽しみに読んでいただいているみなさんには,大変申し訳ないです。

愛らしい赤ちゃんとは一時も離れたくない気持ちを落ち着かせながらも,自分なりのペースを作ってブログを続けていこうと思います。

親としての先輩方の意見もたくさん参考にしながら,一から勉強していきますので,今後とも,よろしくお願いします!


ご報告「我が家にも新しい命が誕生しました」

2011-06-16 22:53:29 | 教師力UPの攻略法

平成23年6月吉日。

我が家に第一子となる長女が誕生しました。

大きな体と,元気な産声で生まれてきてくれました。

出産に立ち会い,ただただ,命の偉大さを胸をふるわせ,妻の強さに尊敬の念を抱きました。

生まれた我が子の顔を見た瞬間

「精一杯の愛情で育てきろう」

そう決めました。

私,「小学生攻略法」

これまで多くの小学生と向き合い,ともにすごしてきました。

そして今回初めて,たった一人の我が子を授かりました。

人の親であることが,教員としての私にも大きな影響をもたらすことと思います。

また,仕事を含めた私の人生をまるごと,一から磨いていきたいと思います。

今は,本当に幸せでいっぱいです。

読者の皆様,今後ともよろしくお願いします。