小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

地区の音楽発表会ですごい発表を見てしまいました

2018-01-28 20:02:07 | 教師力UPの攻略法
うちのクラスも含めて本校の4年生が音楽発表会に出演しました。
一流のステージで緊張しながらも、みんなのびやかに、練習通りに歌うことができていました。
たくさんほめてあげたいです。

さて、本校の発表もよかったのですが、今回は別の学校の発表について。
子どもたちには言えませんが、明らかに本校よりも、そして他のどの学校よりも際だって素晴らしい発表をした学校がありました。
その学校は子どもが70人ほどいましたが、歌うときのオーラが違いました。

精一杯に口を開け
指揮者に食いつかんばかりに体を乗り出し
目線は1点に指揮者に向かい
本当に心を込めて
洗練された歌声は見事なもので

トータルで聴く人を圧倒的に魅了していました。
テレビの「全国合唱コンクール」みたいなのをちらっと見たことがありますが、そんな歌い方をする子たちを私は間近に初めて見ました。
一番すごいと思ったのが、そこにいた70人全員がそんな歌い方をできていたことです。
合唱部とかいうなら分かりますが、普通の子たちがそれだけの人数いれば、いくらかは口の開かない子もいそうなものですが、全くいませんでした。

一体どうすればこんな子たちにできるのだろうか?

きっと、あの指揮者の先生なんだと思いました。
指揮の振り方からして音楽の専門の人であることはすぐに分かりましたが、この先生が「音楽で子どもをまとめる専門」なんでしょう。
とても魅力のある先生で、どんな子も一心にこの先生の教えを守り、ついて行き、この先生のもとで安心してのびのびと表現できているのでしょう。

これがもし1つのクラスだったら、すごくいいクラスだろうなと思います。
「音楽で1つになれる」そんなクラスです。
そんなクラスは音楽のみならず、色んな場面ですてきなものを作ることができるはずです。

私には全く経験のない世界です。
音楽の力を使って学級経営をするなんて。
経験もないし、今後やってみる腕も一切持ってません。
でも今回、その感動に触れ、一種の憧れをもちました。
音楽の、芸術の力ってすごいんだと。

本来の音楽発表会から少し話がそれた気もしますが、私にとっては貴重な機会になりました。

研修係としての痛恨のミス

2018-01-24 07:17:13 | 教師の仕事術の攻略法
次回行われる校内の研究授業に向けて、研修の場で検討会を開いていました。
私は研修主任として会を進める役目です。
授業者となる先生たちは色々と準備をしてくれていたので、できるだけいい授業にしようと、意見交換をしました。

意見交換をしているうちに、私も進行の役目を忘れてしまい、一緒に意見する側になってしまっていました。
そしてしばらくすると…

(あっ)私と校長、あと数人の先生しかしゃべってないことに気が付きました。
これは私のミス。
すぐに取り戻さなくてはと、授業者の先生に振りました。
「ごめんなさい、話に夢中になってしまいました!○○先生、いかがでしょうか?」
するとその先生は、少し困ったような笑いを浮かべながら、
「あの… 難しすぎて分かんないです。」
と。

(しまった…!)
やってしまったと思いました。
私を含めて一部の者で盛り上がってしまうこと自体よくないことですが、そらにその話の中身が周りの人にとって、聞いても理解できないような中身になっていたのです。
確かに理論的なことに関する難しい話をしていました。
そういう話そのものは研修の場に出てきてもいいものだし、それが難しいと感じる人がいたとしても、誰かがそれをかみ砕いてくれたり、みんなで解釈しようとしてみたりすればいいわけで、そこに研修の深まりも生まれます。
でも今回は、係である私がそれにのめり込んでしまっていたことが失敗です。
本来私の役目は盛り上がる話を客観的にとらえながら、同時に会全体を見渡し、一部の者だけでなく全員で研修の深まりを共有できるようにしていく役目です。
難しい話で、参加している人たちの間に溝が広がりそうならば、それを防ぐように働きかけなければいけません。
ということは、今までの経験から分かっていたし、これまでにもそういう役目を果たせていたはずなのに、今回は…

非常に申し訳ない気持ちになりました。
「分かりづらい、参加しにくい研修」
なんてものは最もつくりたくないと思っていたのに、自らがそれをしてしまうなんて…
やり慣れた仕事への、新任校での身軽な仕事への、緊張感のなさが露呈してしまったような気分です。
反省して、今後に生かします。

音楽発表会なのに音楽指導が全くできない私の役目とは

2018-01-19 20:43:32 | 教師力UPの攻略法
私の受け持つ4年生は、もうすぐ地区の「音楽発表会」に出演します。
多くのところで行われているイベントだと思いますが、学校から1団体出演することになっており、本校では毎年4年生がそれに割り当てられるそうです。
ということで、本番が近くなるにつれて練習も熱が入ってくるわけですが、これに関しては私たち担任ではなく、普段から音楽の授業をしている音楽専科の先生がほぼすべてを仕切って指導してくれています。
本校の音楽専科の先生もベテランの先生で、音楽の指導は安心して任せられるし、この音楽発表会の経験もかねり長い先生のようで、こちらもお任せしています。
しかし、本番が近くなってきて、担任が一切練習に関わらないというわけにもいかないので、頼まれたわけじゃありませんが、最近は担任も音楽の授業に入るようにしています。

すると、音楽の先生の上手なピアノ伴奏や歌声、そして威勢のいい指導の声がいつも響いていて、発表会に向けた熱意を感じます。
ありがたいことです。
子どもたちもがんばっています。
そこで、少し悩んでしまうのが
「担任がどれくらい関わるべきか」
ということです。

普段から音楽は任せているので、ここでも遠目に見守る程度がいいか。
いや、それでは無責任すぎる?
音楽の先生の負担を少しでも軽くしてあげるべき?

よし、やっぱり発表会は特別だからここへ積極的に入っていき、随時指導を入れるべきか。
いや、それは音楽の先生をやりにくくしてしまうことになるか?
私なんか歌に関しては指導力ゼロに等しいくせに、出しゃばるのは子どもたちにも混乱を与えることになるか?

色々と考えてしまいます。
んで、考えたからといって自分で判断し、自分の立ち位置を勝手に決めるのもよくないですね。
やっぱりこういうときは、できれば事前に音楽の先生と我々とで打ち合わせをして、どんな指導体制で臨むか共通理解するべきですね。
そのときは、子どもたちの実態や先生たちの専門性も考慮しながら決めていけばいいと思いますが、そうなると私の役目は明確で、
「きちんとしない子に厳しくいく担当」
これしかないです。笑
歌は教えられないし、厳しいのは得意なので。笑

なかなか慌ただしので、そんな打ち合わせができないまま練習も進んでいってしまってますが、自分は学年主任というたちばなでもありますので、必要な部分では先生たちと連携をとりながら、いい指導体制を作っていきたいと思います。

3学期最初の日に、じわっとうれしいことがありました

2018-01-15 17:16:06 | 学級生活の攻略法
3学期のスタートの日。
じわっとうれしいことがありました。

久しぶりに顔を合わせた4年生の我がクラス。
それぞれに楽しい冬休みを過ごしてきたようでした。
朝の会が始まるチャイムが鳴るよりも5分ほど早く全員が席に着いていました。
まずこれだけでもうれしいことです。
以前はこんなことできなかったのに…

(急ぐこともないだろう)と、私は朝の会の開始をそのままチャイムまで待っていました。
その間、隣の子と少し話をするところもありましたが、落ち着いた様子でじっとしている子も。
その子どもたちの様子を見て、待つ必要もない気がしてきたので、2分ほどたったところで、(何でも時間通りにやる私としては珍しいことなのですが)
「みんな準備もできてるようだし、少し早いけど始めようか」
と伝えました。

すると、その声と同時に

ガタ  ガタ

子どもたちが椅子をグッと机に引き直す姿がたくさん見られたのです。

これが私にはうれしかったのです。
細かな仕草なので、何も「すごいね~」なんてほめることではなく、じわっとうれしいことなのですが。
椅子を正すこの姿に、
・始まりを前向きに待っていたこと
・けじめがついていること
・冬休みの直後なのに気持ちは整っていること
を見るような気がしたのです。
そしてほんの一声の先生の合図へ反応の早さに、
・「教師と子ども」のいい関係が築かれていること
も感じました。
スタートからほどよい緊張感とスピード感がその一瞬で教室を包み、とても心地よかったです。
この姿から生まれた私の期待はその後も外れることなく、その心地よさを保ったまま過ごすことができました。

子どもたちの成長を感じ、クラスの成長を感じ、担任として何よりのやりがいを感じることができる、うれしい3学期のスタートを切ることができました。

校長への「伺い」の立て方を5パターン考えてみました

2018-01-11 07:13:17 | 教師の仕事術の攻略法
今後の研修の進め方について、校長に伺いを立てようと思います。
こんなときのやり方も何通りかあるものです。

A
ノープランのまま出向き「どうしたらいいでしょうか」とゼロから尋ねる
B
プランは頭の中に持っているが、特に持っていないふりをして「どうしたらいいでしょうか」と尋ねる
C
頭の中に持っているプランを示しながら「~という形で進めようかと思うのですが、どうでしょうか」と尋ねる
D
プランをペーパーなりに形として起こしておき「こんな形で進めようかと思うのですが、どうでしょうか」と尋ねる
E
プランをペーパーなりに形として起こしておき「こんな形でいきます」とし、特に相談はなし

段階的に挙げてみるとこんな感じでしょうか。
Aほど準備不足で、Eほど頼もしい感じがしますが、必ずしもそうではないと思います。
こういうときに肝心なことは、担当者としてどう臨むかより、伺いを立てる相手の好みに合わせることだと思います。
その「好み」っていうのは相手によってそれぞれだし、また相談の内容によっても変わってきます。
だからピッタリのところを突いていくのは簡単なことではありません。
少なくともその相手との付き合いがなければ、そこを読むことはできないでしょう。
うちの場合、校長がどんな形で尋ねられたいか。
それを考えてみました。
校長は堅い人ではなく、係の意向を尊重してくれるし、ある程度自由に仕事をさせてくれるタイプです。
しかし研修に関しては一味違います。
色々と実績のある人で、頭のいい人です。
自分なりの理論を確立しています。
本校の研修にも、少し遠目から常に目を光らせているようなポジションをとっています。

こんな相手だから、私はいつも伺いを立てるときは「B」で臨むようにしています。
Aだと校長の言うがままになりそうでさすがに私もつまらない。
でもCやDで準備をしておくと、校長の意図と自分の意図とが思いがけず大きく違ったときに、「準備損」になってしまいます。
(これ、何度か経験しました 笑)
だから「B」がいつもピッタリです。
ある程度作り上げた自分のプランに、校長のアドバイスをスパイスとして加えるような感じがベストなんです。
たぶん、校長としても満足しているはず。笑

だから次回もこの作戦でいこうと思います。