小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

附属小の公開をこんな見方で見る

2013-02-25 22:07:28 | 教師力UPの攻略法
附属小の公開は、公開授業がたくさんあります。
そこが他の一般的な公開との違いで、魅力でもありますね。
要するに、見る側の人たちは、どの授業を見るのかを選べます。
「今、三年生の担任だから、やっぱり三年生の授業を見よう」
「算数の授業作りを勉強したいから、それを見に行こう」
「二年生の国語はスーホの白い馬か。面白そうだから見とこ」
そういう風にして選ぶ人が多いのではないかと思います。
中には
「あ、有名な○○先生の授業だ。これは見ておかないと」
なんて選び方もあるかもしれませんね。
でも、私はいつも違う見方をしてしまいます。
とにかくたくさんの授業者を見る!!
これが好きなんです。
授業というより、授業者を見たいんです。
…この気持ち分かりますでしょうか。
一番興味があるのは、
「どんな魅力的な先生がいるのだろうか」
ということなんです。
附属にいるぐらいだから、きっと素晴らしい先生がいるはず。
子どもをぐっと引き付けて止まない授業をしている先生がいるはず。
その先生は、どんな見てくれで、どんな口調で、どんな身振りで、そしてどんなオーラを出しながら授業をしているのだろうか。
それが見たいんです。
…変でしょうか?
だから私はいつもできるだけたくさんの教室を回ります。
いい先生って言うのは一目で分かるものです。
そんなに先生に出会えたら、そこからできるだけたくさんのものを学び、盗みます。
もちろん、そうしながらも、研究の中身についても頭のなかには入れながら見ています。
が、私にとっての一番の刺激は、研究内容よりも、いい先生の姿そのものです。



附属小学校の研究公開に行って思ったこと

2013-02-23 08:50:06 | 教師力UPの攻略法

とある大学附属の小学校の研究公開を見に行ってきました。

この時期の出張は、明らかに

「出張旅費の消化」

です。

私もそのために

「行ってきてくれんか。」

でした。

こないだ次女が生まれたばかりで、本当は行きたくなかったのですが、断れず。

もちろん行けば勉強になるので、旅費の消化とかいうのは頭から外して、しっかり見てきました。

しかし、附属小の研究公開に行くといつも思うのですが、

「附属小の先生方、大変おつかれさまです」

あの先生たちは

「見られる」

側の先生たちで、みなさんそれを自覚していらっしゃるんでしょうね。

日ごろの努力というか、悲壮感すら伝わってきます。。。。

(私は「見る」側でいいです。。。)

今回の研究公開も大変勉強になりました。

感じたことがいくつかありますが、

附属の公開に行けば、最近のトレンドが分かる!

一緒に行った先生とそんな話をしました。

やっぱり教育って、教育の研究って、トレンドがありますよね。

最先端の研究で、今よく言われていること。

それが、地方にいる私たちにも分かる機会です。

やっぱり大学の先生が研究に関わるとそうなるんでしょうね。

一般の学校にはない特徴です。

そのトレンドは、同じ時期ならどの大きな研究公開に行っても話題になっています。

そういう意味でも、附属の公開に行くことには価値がありますね。

井の中の蛙になって、自分の学校、学級から離れず、昔ながらの教育感でずっとつっぱしる先生にならないためにも、定期的にこういった刺激を受けることが大事です。

附属小の先生方、きっと毎日夜遅くまで仕事をしていらっしゃるんでしょうね。

おかげさまで勉強になります。


体育館の二階から跳び箱を眺めて

2013-02-19 21:53:09 | 授業中の攻略法

体育は跳び箱がスタートしました。

日記に跳び箱のことを書く子たちがたくさんいて、

「とび箱を飛ぶ」

と書いている子もいたので

「それじゃ、跳び箱の上を飛んでいることになるよ。」

と教えたら、笑ってました。

六年生ですので、安全を確認したら、そこからはみんなスムーズに跳びだしました。

もちろんみんな一年ぶりですので、最初は慣れない様子もありましたが、すぐに感覚を取り戻したようで、ほいほい跳びだしました。

私は体育館の二階からその様子を見てみることにしました。

単元の最初に、子どもたちの実態を把握したかったからです。

得意な子

苦手な子

やる気な子

やる気になれない子

ここからだとよく見えます。

じーっと見ていると、子どもたちが次から次に跳ぶ様子がおもしろく見えてきました。

どんな子も跳ぶその瞬間は最高に集中して、真剣な表情になります。

そして跳び終ったら、成功に喜ぶ顔、失敗にゆがめる顔が必ずあります。

それらを見ていると、なんだか

「はぁ~先生になってよかった~」

なんて、思っちゃいます。

先生としての幸せを感じて。

子どもたちが跳び箱をどんどん跳ぶ様子がさわやかで、はつらつとしていて、それが無条件にうれしいです。

ついつい、顔がほころび、指導者でなくただの観客になってしまいそうでした。

さて

隣のクラスの先生が教えてくれました。

「うちのクラスの佐藤くん、(ぽっちゃりしてて運動系ではないんだけど)台上前転が上手でびっくりしたよ。」

「あぁ、あの佐藤くん。」

「去年、先生が教えてくれたって言ってたよ。」

「あ、私?あぁ」

忘れていたけど、私が教えていました。(たしか… 笑)

子どもにとっては、その記憶、経験って大きいんですよね。

「先生が、ぼくにこれをできるようにしてくれた。」

それが何より先生への思い入れにつながるようです。

それを思えば

達成型の体育の授業は先生の腕の見せ所!

として気合いを入れてのぞみたいものです

器械運動は達成型の運動の典型ですね。

できた、できなかったがはっきりしていて、子どもたちには分かりやすい運動です。

できればうれしい。

できなければ悔しい。

できたとき、関わってくれた先生には感謝や愛情が芽生える。

そういうものです。

だから、自分が体操をできる先生もできない先生も、指導法をできるだけ研究してのぞむことで、子どもの心をぐっとつかむことができるチャンスがきます。


子どもの様子がおかしい、その原因を見つけるために

2013-02-16 21:10:08 | 「教師-子ども」関係の攻略法

急にある子の様子が「変だな」と思うようになるときがあります。

急に忘れ物が増えたり

急に授業中のやる気が下がる日が続いたり

急に宿題をしなくなったり

急に先生に反抗的になったり

急に友達へいじわるをするようになったり

急に欠席がちになったり

その様子をとらえた先生は、まずその行動に対して直接的な指導をするでしょう。

「宿題忘れが続いてるね。気をつけなさい。」

「どうして、花子さんにそんなひどいことしたの。反省しなさい。」

しかし、そんな指導も効果なく、その子の様子は一向に変わらないとしたら、敏感な先生は、何か原因があるはずだと思い、それを探し出します。

子どもは素直ですから、そういったよくない姿が表れるのは、その背景に何かよくないことがあるからだと、そう思います。

悩んでいることがあるんじゃないか。

学習でつまづいていることがあるのかな。

きっと友達関係がうまくいってないのだろう。

何か疲れが溜まってるのかな…

ここからの詮索は大変になることが多いです。

簡単には原因は見つからないものです。

その子に直接聴いても、本当の答えを言わない、言えない、言いたくないことも多いですから。

そうなると、次に当たるのは友達でしょう。

普段親しい友達に「何か思い当たることはないか」と尋ねてみます。

さらに、親に尋ねるという方法もすぐに思いつきます。

「最近太郎君の様子がおかしいのですが、おうちではどうですか…」

そこから原因が浮かび上がってくることもあります。

が、こういった方法でも、明確なものが出てこない場合もあり、先生としては行き詰ってしまいます。

そこで、あまり思いつかなさそうな、1つのルート。

その子の兄弟を当たってみる!

兄弟です。

もちろん校内に兄弟がいる場合に限られる方法ですが、いるならば、その子やその子の担任に話をもちかけてみる方法があります。

「お兄ちゃん、最近何か変わったことなかったかい?」

「きみの妹なんだけどさ、学校で様子がおかしいことがあるんだけど、どうしたのかな?」

実は、学校の友達よりも、親よりも、兄弟こそがよくお互いのことを知っているということは多々あります。

表も裏も、いい面も悪い面も知り尽くす関係にあるのが兄弟です。

兄弟ってお互いのことをよく見ていますし、お互いに強く影響し合うものです。

兄弟の好調不調は敏感に感じとれるもので、その原因だって兄弟なら瞬時に分かったりします。

特に小学生のうちの兄弟関係はなおさらそうだと思います。

中高生になれば、お互いに無関心になっていく兄弟もあるのかもしれませんが、小学校の場合、先生はその解決口を兄弟に求めてみるのは有効な手段の一つだと思います。


ついに来てしまった!!初めて経験するこの事態

2013-02-13 21:59:24 | 学級生活の攻略法
ついに… 学級閉鎖です。
もちろん原因はインフルエンザ。
他の学級が次々と欠席が増えるなかで、うちのクラスは踏んばっていたんですけど、連休の前後で爆発的に感染。
やむを得ず閉鎖です。
はあ~
落ち込むな~
仕方のない処置であることはわかるのですが、やっぱりクラスにとっては暗い話題です。
私自身初めての経験です。
初めて経験してみて、このなんとも言い難い屈辱的な感触を味わいました。
インフルエンザの流行が耳に入ってきた時点から、例年と同じように、予防に努めてきたのですが、その甲斐もなく…
まあ実際は、いくら学級内で予防を徹底しようと、そこを出てからの子どもたちの生活はそれぞれですから、そこまで管理することは不可能なのですが。
六年生ともなると習い事等で外に出る子も多く、心配はしていたのですが、残念です。
言い訳がましいことは、言ってられません。
責任を感じます。
今後は、ロスしてしまった時間、授業を取り戻すべく、限られた期間の中で頑張らなくては。
そして、クラスの落ち込んだ空気をなんとかして明るく盛り返していかなくては。
それが最低限やらなくてはいけないことだと思っています。
インフルエンザが流行するときや、台風シーズンなどは、授業を早めに進めておくことも必要ですね。
欠席がいない日には、ここぞとばかりにどんどん進む柔軟さもあっていいと思いました。