前回「教育ニュース」という新しいカテゴリーで記事を書いてみました。
どんな反応かなと思っていたら、とりあえず今までの記事と変わらないくらいのアクセス数があり、リンク先のブログ村でも注目記事として1位をとっています。
ってことは、それなりの反響があったということかな?
一発目だから試しに見てみたということかもしれないな…
まぁ、もうしばらくそのカテゴリーでも続けてみます。
私としては、最初の記事を書いたときは楽しかったです。
新鮮で。
自分自身でもいい勉強にもなるし。
読者のみなさん、またお付き合いください。
さて、今回は「教育ニュース」ではないいつものカテゴリーで。
今年、私の勤める学校は初めて運動会が春開催になりました。
ずっと秋だったので、初めての今年はみんな「どうなることやらっ」って感じで進めています。
春と秋、一長一短でしょうね。
本校内でも春開催にあたり、賛成も反対もたくさんの意見が出されましたが、とりあえずやってみて評価しましょうってことになりました。
私としては単純に新しい形にのぞむことは好きなので、今年はバタバタしながらも楽しんでますけどね。
その運動会練習の中で、クラスの子どもたちを本気で叱ることがありました。
まだまだ未熟な子たちなので、簡単な整列や集合ができなくて注意をすることばかりなのですが、今回叱ったのは表現運動でした。
全く気持ちの入らない踊りに
「小学校最後の運動会がそれでいいのか」
と。
心から叱りました。
この叱りに、なんら「技術」なんてないんですね。
本当に、この子たちに、小学校最後の運動会をもっと大切にしてほしいと思って伝えました。
精一杯の言葉で、精一杯の熱意で。
相当大きい声で怒鳴りましたし、激しい口調でした。
顔は怒りに震えていたはずです。
叱られている間の子どもたちの表情、よく見えました。
悲しい顔がいっぱいでした。
こんなとき、叱り終えた後は、しばらく子どもたちとはまともに顔をあわせられないものです。
あんなに叱って、次にどんなテンションで接すればいいか分からなくて。
叱った先生も、叱られた子どもたちも、もうぐったりです。
私の中では
(あ~ やっちゃった)
です。
(しばらく嫌われ役かな~)
(先生から遠ざかる子が増えるだろうな~)
そんなことを思います。
(は~)
・・・・ところが、その時間の体育が終わり、教室に帰る途中、教室に帰ってから、子どもたちの様子は意外なものでした。
なぜか晴れ晴れしい表情が多いのです。
そして、やたらと先生に寄ってくる。
話しかけてくる。
(ん?さっきこの子たち、めちゃくちゃ叱られたよな?)
そしてそれ以降、クラスはいつもよりシャキッとした、少しいい雰囲気。
先生と子どもたちの歯車がいつもよりかみ合い、心地いい感じ。
ん~
あんだけ叱ったあとは、子どもたちと先生の関係が悪くなり、しばらくはギクシャクしそうなところに、意外でした。
思うに
子どもたちは、本気で叱ってくれる先生を、どこかで求めている!
ってことでしょうか。
叱られるってことは、もちろんうれしいことでなく嫌なことなんですけど、叱るも「心から、本気で」あれば、そんなことは通り越して、お互いの結びつきを強めるのかもしれません。
確かに、私もこれだけ本気で言いたくなるのは、この子たちへの愛情があるからだと思います。
まだまだ足りないところばかりの子たちに、可能性を感じ期待しているんです。
だから叱りながら涙が出そうにもなるんです。
純粋な子たちには、自分たちを思って本気になってくれる大人がいることが分かり、先生の気持ちを受け止めてくれた。
そういうことなのかなと思います。
普段、私もよく口先だけで子どもたちを叱ります。
そのときは、そのあとの子どもの表情もよくないものです。
先生と廊下ですれ違うのも避けようとしています。(笑)
が、今回はびっくり、子どもたちが寄ってきてくれました。