12日の湘南句会で、兼題「鉢」で複数の点が入った句をご紹介します。
4点 かざす手の記憶残せる古火鉢(添削後)
2点 霙打つ銀座四丁目の托鉢
親子して鉢の大きな冬帽子
鉢の木の故事語り合うたき火かな
兼題が季語ではないのを忘れて無季になってしまったけれど着眼が面白く、次の句は1.5点。
門扉開け三鉢目の下家の鍵
12日の湘南句会で、兼題「鉢」で複数の点が入った句をご紹介します。
4点 かざす手の記憶残せる古火鉢(添削後)
2点 霙打つ銀座四丁目の托鉢
親子して鉢の大きな冬帽子
鉢の木の故事語り合うたき火かな
兼題が季語ではないのを忘れて無季になってしまったけれど着眼が面白く、次の句は1.5点。
門扉開け三鉢目の下家の鍵
今日は今年1回目の湘南句会だったので、句会後に新年会をしました。
ざくろサワーで乾杯!@ざくろ。
来月の湘南句会は次のように決まりました。
日時 2月22日(木)15:00~
場所 逗子市民交流センター1階
兼題 しらす 誘う
*「誘う」の句には春の季語を付けてください。
昨日のカナブン北久里浜句会が、今年の初句会(新年の季語)でした。
時間に余裕ができて即吟タイムが発動! 席題は「パン」「眼鏡」。大慌てで10分間で作句しました。
寄鍋にたちまち曇る眼鏡かな
雪礫受けて眼鏡に散らばりぬ
冬の朝食パンを卵液にひたす
膝掛に柔くパンくず落ちにけり
アカモクパン
明けましておめでとうございます。
新年の季語「初日記」。でもまだ初日記書いてな~い。
なぜなら1週間分まとめてつけるから去年の12月26日で止まってるんです。これでは週記ですね
で、初日記の名句を渉猟しました。
雨あしの加はる日記はじめかな 三田きえ子
死てふこと思ひ思はず初日記 富安風生
まだ白い明日が並ぶ初日記 村上健志
もう年越蕎麦食べちゃってスパイシーチキンでもう飲んじゃいました@石臼そば。
年末の情景を詠んだ名句を2句。
プレバト!2019年冬麗戦から、村上健志作。
抜型を重ねて仕事納めかな
逗子に暮らした俳人、草間時彦作。
雨ぬくき一夜ありけり年の暮
山手の外国人墓地。(公財)横浜外国人墓地が、毎年2~7月と9~12月の土・日・祭日に募金のための一般公開をしています。
この中に次のように記された石碑が建っています。
かめれおん日記(敦の場所)
小説家、中島敦(1909~42)は、昭和8年から16年まで私立横浜高等女学校(現横浜学園)の国語教師を勤めた。
元町や山手の丘は敦のよく散歩する道であり、外人墓地もよく訪れた。作品『かめれおん日記』には「スィドモア氏の碑の前に腰を下ろす」とあり、散歩の途中ここで休み、港の景色を眺めたことがうかがわれる。
上の面には中島敦の短歌が刻まれています。
朝曇りこの墓原に吾がゐれは汽笛どよもし船行くが見ゆ
歌碑が建っているのはシドモア家の墓の傍ら。中島敦は散歩中この墓の前によく腰をおろしていたんですね。
案内パンフによるとシドモア女史は「米ポトマック河畔への日本の桜の移植に尽力した文筆家」だそうです。
Merry Christmas
昨日開催された山手イタリア山庭園キャンドルガーデンコンサート
来年1月の湘南文芸は次のように決まりました。
日時 1月24日(水)14:00~
場所 逗子市民交流センター1階
テーマ「古」「楽」「日」
提出締切 1月21日
来年もよろしくお願いします。
今月18日の湘南句会は都合により中止になりました。
同じ兼題で来年1月12日(金)15:00~逗子市民交流センターで句会を行います。
18日は忘年会ランチのつもりだったのですが、その代わりに1月12日16:30~新年会をします。
来年もよろしくお願いします。
「襖外す」=夏の季語。「障子襖を入れる」=秋の季語。ここから分かるように、もともと防寒・保温のための建具なんですね。
冬の季語「襖」で詠んだ小笠原学園句会入選句。
薄ぺらの襖を開けて薄き顔
冬襖包装紙のバラ切り貼りす(添削後)