575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あかあかと荼毘の火もえし夕日かな   能登

2013年08月11日 | Weblog
切ない連想です。心底からの悲哀、と鳥野さん。

あかあかとした火。火葬が行われていた。夕日が落ちてゆく。

大震災を詠んだ句でしょうか?
夕日を巨大な荼毘の火と読むことも出来ます。
水の惑星、地球が終焉を迎えているかのようです。

あの大震災から3年。

福島の原発は、いまも核汚染の脅威が消えていません。
被災された人びとの救済も進展しないまま、着々と再稼動へ。
ちょっと絶望的な気持ち。
あの時の荼毘の火が生き残った我々に言いたかったこと。
それは何だったのでしょう?

                     遅足
コメント
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