木に春は椿、魚に春で「鰆」(サワラ)である。文字通り春が旬の魚である。
鰆は鯖科、中部以南の沿岸にいる。体長は一メートル近くあり、姿や色は鯖をうんとスリムにしたような魚である。痩せ型だが貪欲でイワシなどをバリバリたべるという。
味はとても良くて塩焼き、照り焼きは最高である。
貝原益軒も味はすこぶる良いが病人は油が多すぎるので食べさせないほうが良い。と書いている。
腹の子はカラスミが有名で鯔の腹子であるが、四国高松藩では鰆の子をカラスミとして特産にしていて酒徒には見逃せないと言う。また鰆の味噌漬けもいけるという。
サワラの語源であるが同じく貝原益軒によると、サは狭いのサにあたり、ハラは腹を意味するそうである。
メタポリのわたしもせっせとサワラを食して狭腹になりたいものである。
一匹の鰆以ってもてなさん 高濱虚子
渦潮の鰆とるふねかずしれず 佐野まもる
割烹着まっさら鰆一尾かな 里見 梢
鰆は鯖科、中部以南の沿岸にいる。体長は一メートル近くあり、姿や色は鯖をうんとスリムにしたような魚である。痩せ型だが貪欲でイワシなどをバリバリたべるという。
味はとても良くて塩焼き、照り焼きは最高である。
貝原益軒も味はすこぶる良いが病人は油が多すぎるので食べさせないほうが良い。と書いている。
腹の子はカラスミが有名で鯔の腹子であるが、四国高松藩では鰆の子をカラスミとして特産にしていて酒徒には見逃せないと言う。また鰆の味噌漬けもいけるという。
サワラの語源であるが同じく貝原益軒によると、サは狭いのサにあたり、ハラは腹を意味するそうである。
メタポリのわたしもせっせとサワラを食して狭腹になりたいものである。
一匹の鰆以ってもてなさん 高濱虚子
渦潮の鰆とるふねかずしれず 佐野まもる
割烹着まっさら鰆一尾かな 里見 梢