お庭のカキツバタも見頃です
博物館の友人達と、根津美術館へ。
ただ今 KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」 開催中です。
根津美術館所蔵の「燕子花図屏風」(国宝)と、
ニューヨークのメトロポリタン美術館が所蔵する「八橋図屏風」は
尾形光琳が、同じテーマ、同じ六曲一双屏風に書いたもの。
最初が根津のもので、10数年後に書いたのがメトロポリタンのもの。
どちらも同じカキツバタを描いたものですが、八橋図屏風の方には、斜めに橋が描かれていて、
なんだか締まって見えるあたりが、格好いい。
どっちが好き?と聞かれたら、やはり「八橋図屏風」って答えるよなぁ。。。。
尾形光琳という人は、京都の呉服商の次男として生まれたわけですが、
親から受け継いだ莫大な財産を、遊興三昧で、湯水のように使ってしまったような人。
経済的困窮もあって、40代で画業に身を入れ、持って生まれた才能を発揮して活躍したとか。
公家や大名、役人などのパトロンを持っていたことでも知られています。
なんだか、どんな時代でも生き方って、人それぞれなんだなぁ。。。。
有名な絵も、間近で見ると、絵の具のかすれ具合や花びらや葉っぱの色彩の細かいところまで堪能できて、
なかなか面白いです。
自分で描く才能はないけれど、見るのは少し楽しいかも。
いろいろ物知りな先輩ともご一緒できて、知らなかったことも勉強できました。
そうそう八橋というのも、伊勢物語に関わる地だそうで、
私も古文の教養がないって実感させられます。。。。。
チョビに偉そうに言えないじゃん・・・ってことで、少しは古典の教養も身につけなくっちゃね。
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