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ノープロブレム・ダイアリー

何があっても気にしない。
ノープロブレムでお気楽にいきましょう。

ミュージカル モーツァルト

2007年12月18日 | 観劇&音楽会 記
チョビと2人、帝国劇場のミュージカル『モーツァルト』を観てきました。

チョビは期待していたようですが、私はそれ程・・・はね。。。


青年モーツァルトが天才少年と呼ばれた頃から死に至るまでの様子、
父との葛藤、世間の評価と自分自身との差に悩むところなど、
ま、いろいろ盛り込んだミュージカルでした。


父親役の市村正親さん、大司教役の山口祐一郎さん、男爵夫人役の涼風真世さん。
なかなか芸達者な方達が勢ぞろいなんですが、
悲しいかな、音楽がねぇ。。。。
耳に残るものがなくて、今ひとつ感動には至りませんでした。


モーツァルト役の青年(あれ?誰だっけ・・・・??)の熱演はよくわかりましたけど、
ま、そんな感じかな。


写真は、帝国劇場近くの様子。
最近、有楽町がお洒落です。

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ウエスト・サイド・ストーリー

2007年12月12日 | 観劇&音楽会 記


チョビと2人で、劇団四季のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を観て来ました。


去年の夏、本格的なブロードウェイのミュージカルとしてやってきた『ウエスト~』を、
チョビは始めて観たのですが、結構喜んでたんですよね。
バーンスタインの曲もダンスも、刺激的だったようで、
しばらくの間“マンボ!!”というのが、マイブームになってました。


凝り性チョビは、一つの作品を、いろんな形で観ようとします。


交響曲だったら、同じ作品をいろんな指揮者がいろんな楽団でやってますから
それぞれ聞き比べて、一番好きなものを選ぶわけです。


『オペラ座の怪人』も、本を読み、映画を3本観て、劇団四季のミュージカルを観て。
その結果、劇団四季が一番良かった!と思っていました。
(英語の翻訳には若干疑問がありましたけど)


なので、今回の『ウエスト・サイド』も劇団四季の物に対して、
ちょっと期待していたわけです。

友達に頼んだので、実質前から3列目のど真ん中。
“かぶりつき”の席でした。



決して安いチケットではないんですが、正直な感想としては・・・・・
ちょっと期待していたほどではなかったかも。


もちろん歌は上手だし、ダンスも迫力あるし、良かったんですよ。

う~ん。。。。。席が前過ぎたのが災いしたんだと思うのですが、
化粧の濃さと肌色のアンバランスが気になったというか。。。。。


主役のトニー役は、背も高いし歌もうまい。
金髪に近い色に髪をそめていたんですが、眉毛が日本人らしい黒い眉で、
私は気になって仕方ありませんでした。

ベルナルド役は、プエルトリコ人ですから肌は褐色のため、
一生懸命ドーランを塗られたんだと思うのですが、いやに黒い。
大昔、映画ではジョージ・チャキリスがやった役です。
あのカッコイイ姿を覚えている私にとっては、何だかねぇ。。。。。

マリア役の女性も、変に色黒だし。

歌声が素敵だっただけに、もう少し後ろから見るべきだったかも・・・・・
なんだか、お芝居や歌以外のところに気を取られてしまって、楽しさ半減です。

英語の歌を翻訳しているわけですから、日本語の歌になっているのは仕方ないんですが、
英語で馴染みのある歌は、やはり英語で聞きたかったというか、発音が気になったというか。。。。。

う~ん。。。。。純粋なブロードウェイを観てなければ、満足したかも知れないんですけどね。

ちょっと残念ではありました。



中学生の男の子なんてお客さんは皆無でして(平日だしね)。
私としては、チョビには、いろいろ見せたい!と思っているんですけど。
チョビが嫌がらない間は、連れまわすことにしています。


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狂言教室

2007年11月22日 | 観劇&音楽会 記
チョビの学校で、高校生を対象に『狂言教室』が行われました。
基本は高校生に向けての狂言ですが、希望するなら保護者も…というご好意。
喜んで行ってまいりました。
(チョビは中学生なので、観てないんですが)


出演は、狂言 大蔵流の一派 茂山忠三郎  茂山良暢
 
演目は  佐渡狐(さどぎつね)  附子(ぶす)


狂言自体、あまり馴染みのないものです。
大昔、学生時代に学校の講堂で見せられたような気もするのですが、記憶になし。
ほとんど初体験となりました。


そもそも狂言とは、室町時代に成立した伝統芸能。
お面を利用せず、猿楽のもっていた物まね、道化的な要素を発展させたものだそうで、
要するに喜劇ですね。
今の舞台のように照明やら舞台装置に凝るわけではなし、
演者の表現力だけで喜び、怒り、悲しみなどを表します。

そうなると“泣き”“笑い”というのが、基本表現。

最初に、高校生5人が壇上に上がってワークショップ形式での解説があったのですが、
そこで“泣き”と“笑い”を実際に体験。

“ノリがいい”というか、楽しんでるというか、
やってる本人も見ている学生達も真剣に取り組んでいて、
2階席から見物している保護者席も、笑いが絶えませんでした。
あの“ノリ”だったら、解説している狂言師の方もやりがいがあったはず!(笑)



演目の方も、わかりやすいものを選んでくださったようで、なかなか楽しかったです。



家に帰ってから調べてわかったことですが、狂言は、今、大蔵流と和泉流の2つ。
大蔵流の中に大蔵家、山本家、茂山家、善竹家の4家。
茂山家も宗家の茂山千五郎家と今回見た茂山忠三郎家に分かれています。
『ちりとてちん』で小草若を演じているのは、千五郎家の宗彦君。

問題行動が多い?ということで能楽協会から退会命令を出されているのが、和泉流の和泉元彌のようです。

ホォ~、いろいろあるのねぇ。。。。



 
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パリ管弦楽団の音に酔いしれた夜

2007年11月09日 | 観劇&音楽会 記
久々に、鳥肌~~!!というコンサートに行ってきました。


サントリーホールで聞いたパリ管弦楽団とバイオリニスト諏訪内晶子さんのコンサート。
本当に、本当に、鳥肌たちました。。。。。


まずはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。(Vコンってやつね)

おなじみのメロディなんですが、これがパリ管の音なのね。。。って
しみじみ思わせる素晴らしい音色でした。
今まで聞いたどの楽団も違う、パリ管ならではの音。
フランス人が作る音でしょうか。
優しい音というか絹の音、カシミアの音?とにかく耳に心地よい、柔らかいビロードの音。
そんなオケのバイオリンの音聴いたのは、始めてです。


もちろんソロの諏訪内さんのヴァイオリンも素晴らしかったです。


思わずチョビに
「あれ、チョビがやってるのと同じ楽器?」
なんて聞いたぐらい。(笑)

チョビは真面目な顔で
「きっと違う楽器だと思う」
と答えてましたからねぇ。。。。


あの細い身体から溢れ出てくるヴァイオリンの音色は、見事としか言えません。
迫力のパッセージでは、何度も弓が切れたようで、切れた弓が光って見えました。


後半は、パリ管のみで ラヴェル      『ラ・ヴァルス』
              ストラヴィンスキー 『火の鳥』
           

現代というかこのあたりの作曲家、あまり得意じゃなかったんですが、
結構面白くて、惹きこまれました。


それより何より、アンコール曲 ラヴェルの『ボレロ』。


アンコールが始まる時、指揮者エッシェンバッハは黙って指揮台に立ちました。
何を演奏するのかなぁ……とホール中が水を打ったように静まり返ったとき、
小太鼓のリズムを刻むかすかな音が聴こえてきたんです。

その瞬間、声を上げそうになった私。そしてニンマリ。


今回、私が最も感動して、一番鳥肌がたったのがこの『ボレロ』。
メインでやるコンサートも多い中、これをアンコールで聞けるなんて、最高の幸せ。


よく知ってる曲だし、最後どうなるかもよ~く知っているのに、
それでも身体は前のめりで、前進“耳”にして聴いていたって感じです。
音がね、洪水というか波のように押し寄せてくるわけです。
こういう感覚、ホントにめったに味わえないと思います。


曲が終わった途端に、あちらこちらから「ブラボー!!」の声が上がったのは、
当然すぎるぐらい当然でした。

ホントに、ホントに素晴らしい演奏会でした。。。。


そうそう、最後の『ボレロ』の時、指揮者エッシェンバッハは、不動。
目と顔で合図するだけの、不思議な指揮。
さすがに最後の山場には、全身で指揮してましたけど、ちょっと面白かったです。



興奮さめやらぬまま書いてると、ちょっと危ない人みたいですが、
演奏会終了後、チョビと2人で「良かったね~~」と話しながらかなり遅い夕食。

演奏のこと、作曲家のこと、音楽のことなど、最近のチョビは私よりずっと物知りで、
ほとんど師のような感じですが、嫌がらずにいろいろ教えてくれるのは嬉しいです。


ここ数ヶ月で、チョビはイタリア・ドイツ・フランスのそれぞれの演奏家達の音楽を聴きました。
図らずもそれぞれのお国柄の音色を聞き分けたことになります。
もちろん弦楽・四重奏・オーケストラなどの違いはあるものの、いろいろ学んだことも多いようです。

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イ・ムジチ を聴いた夜

2007年10月26日 | 観劇&音楽会 記


2年ぶりに来日した『イ・ムジチ』のコンサートに行ってきました。


イ・ムジチといえば、四季、四季といえばイ・ムジチ。
ヴィヴァルディの名曲を弾かせたら世界一とも言われる楽団です。


2年前にも、家族3人でサントリーホールまで聴きにいって、感動していたのですが、
今回は、初台のオペラホール。
2階の横ですが、前列からかぶりつきで、聴いておりました。


今回は、『四季』全曲がプログラムされており、CDとは違う、本当に生の音を堪能することができました。
ホント、素晴らしい音楽って、引き込まれるし、鳥肌がたちます。


心が洗われるというか、心豊かになるというか、とにかく大満足でした。


プログラムは、全曲知ってる曲。
中には、チョビが演奏会で弾いた“レスピーギ”の曲もあったんですが、
まるで違う曲だよな~とオットと苦笑い。


チョビは、心秘かに、「いつか四季の“夏”を弾いてみたい」と思っています。
楽譜も買って、家では時々弾いているんですが、観客の前で弾くには、まだまだ。
いつか、あんなふうに弾けたらいいね。。。。。





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