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癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

シルディ・サイババ(ババの意見)

2011-10-07 | シルディ・サイババ

ムクタラムという名の帰依者は、気の毒な生き物が逃げられて良かったと言った。ヘマドパントは彼に異議を唱えて、蛇は殺された方が良かったのだと言った。そこで蛇のような生き物は殺すべきではないと主張する人々と、殺すべきだと主張する人々の間で熱い議論が起こった。夜になって、決着がつかないまま議論は終わりになった。

 

 

翌日、そのことについてババに質問がなされると、ババは次のように意見を述べた。「神は蛇であろうと蠍であろうと、万物の中に住んでいる。彼は世界の、蛇や蠍や万物の偉大な操り手である。彼の命令には従いなさい!彼が望まない限り、誰も他人を傷つけたりはできない。世界は全て彼の手の内にあるのであり、誰も彼から自由になることはない。だから私たちは全ての生き物に憐れみと愛情を持つべきであり、むやみに殺すのではなく忍耐を持つことだ。主が全ての物の守護者なのだ」

 

スリ・サイに頭を垂れよ - 皆に平安が訪れますように


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シルディ・サイババ(ヘマドパント(蠍と蛇))

2011-10-07 | シルディ・サイババ

1)ババの薦めで、カカサヘブ・ディクシットは毎日スリ・エクナス・マハラジの著書を二冊、すなわちバグワットとバヴァルタ・ラーマーヤナを読んでいた。ヘマドパントはその書物の朗読がなされているときに運良く聴衆の一人に加わった。ラーマーヤナの一節で、ハヌマンが彼の母の指示でラーマを試すシーンの朗読がされたときには、皆がうっとりとして聞き入っていた。

 

ヘマドパントも同様だった。するとどこからやってきたのか大きな蠍が飛んできて、ヘマドパントのウパラニ(上着のドタール)の右肩に落ちた。最初は気づかなかったが、主は彼の物語に聞き入る人々をお守り下さるのだ。彼が何気なく右肩に目をやったので、蠍に気が付いた。その場は身動きするものもおらず、静まり返っていた。

 

皆が朗読を楽しんでいるようだった。そこで主の恩寵により、ヘマドパントは聴衆の邪魔をすることなく、ドタールの両端をつかんで折りたたみ、蠍を中に封じ込めるように包んだ。それから彼は外へ出ると庭に蠍を放り投げたのであった。(2)日暮れ前、カカサヘブのワダの二階に数人が座っていると、窓枠の穴から蛇が忍び入ってきて、とぐろを巻いた。

 

光が差し込んでいた。最初は眩しさに目がくらんでいたが、やがて頭を上下に動かし始めた。そこで大勢が木の枝やこん棒を持って走ってきたが、蛇は厄介な場所に座り込んだまま、いくら叩いても動じなかった。だが大勢の人々の物音を聞くと、蛇は急いで同じ穴から出て行ったのだった。そこでその場にいた人々は皆ほっとしたのだった。

 

 


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シルディ・サイババ(アミール・シャッカール)

2011-10-07 | シルディ・サイババ

アミール・シャッカールはコペルガオン・タルカのコルハレ村の出身だった。彼の家は代々業者であった。彼はバンドラ(ムンバイ)でよく知られた依託業者として働いていた。あるとき彼はリウマチにかかりひどい痛みに襲われるようになった。そこで彼はアラーを思い出し、仕事を辞めてシルディに行き、病から自分を救ってくれるようババに祈った。ババは彼をチャヴァディに行かせた。チャヴァディはじめじめした健康に良くない土地で、彼のような患者にはふさわしくない場所だった。

 

村の他の場所やコルハレ村の方がアミールには良いと思われたが、ババの言葉は命令であり最良の薬であった。ババは彼がマスジッドへ来ることを許可せず、毎日朝も夜も彼をチャヴァディに留まらせた。一日置きにババはチャヴァディにやってきてそこで眠ったので、アミールはババと頻繁に会うことができた。アミールはそこにたっぷり9ヶ月滞在し、その場所にうんざりしていた。そこで彼は

 

ある夜こっそりとその場所を抜け出し、コペルガオンに戻ってデャルマシャラに滞在した。そこには年老いて死にかけているファーキルがいて、彼に水を求めてきた。アミールは水を持ってきて彼に渡した。それを飲むと彼は亡くなった。さてアミールは苦境に立たされた。彼は、もし自分が当局にこのことを連絡すれば、最初にして唯一の通報者の彼は何か事情を知っているとして、疑いを掛けられるのではないかと思ったのだ。彼は自分の行い、すなわちババの許可を得ずにシルディを離れたことを後悔して、ババに祈った。

 

彼はシルディに戻ると決心し、その夜のうちにその場所を発ち、道中ずっとババの名前を口にしながら夜明け前にシルディに到着し、心配から解放された。それから彼は完全にババの意志や命令に従ってチャヴァディで暮らし、病気は治癒した。ある日の真夜中に、ババが叫んだ。「おお、アブドゥル、何か悪魔のような生き物が私の寝床の脇に突進してくるのだ」ランタンを持ってやってきたアブドゥルがババの寝床を調べたが、何も見つからなかった。

 

ババはあらゆる場所を注意深く調べるように言い、彼のサトカで地面を叩き始めた。ババのこのリーラを見ていたアミールは、ババはそこに蛇か何かがいると疑っているのだろうと思った。アミールはババを近くで見知っていたので、彼の言葉や行動の意味が分かったのだ。それからババはアミールのクッションの近くで何かが動いているのを見た。彼はアブドゥルに灯りを持ってくるように言い、灯りに照らしてみると、蛇がとぐろを巻いて頭を上下に動かしているのが見えた。そして蛇はすぐに叩かれて死んだ。つまりババは折りよく警告をして、アミールの命を救ったのだった。

 


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シルディ・サイババ(バプサヘブ・ブティ)

2011-10-07 | シルディ・サイババ

ナナサヘブ・デングルという名の大占星家がシルディにいたバプサヘブ・ブティに言った。「今日はあなたにとって不吉な日です。あなたの人生に危機が訪れます」これを聴いてバプサヘブは不安になった。彼らがマスジッドに行くと、ババはバプサヘブにこう言った。

 

「ナナは何と言ったのかね?彼は君の死を予言したんだろう。大丈夫だ、心配することはない。彼に、死がどうやって襲ってくるか見てみようと言っておきなさい」その夜バプサヘブは自分を落ち着かせるために野外便所に行くと、そこで蛇を見た。彼の召使がそれを見て、石を持ち上げ蛇に投げつけた。バプサヘブは彼に大きな棒を持ってくるように言ったが、召使が戻ってくるより前に、蛇はどこかへ消えてしまった。バプサヘブは恐れなくていいというババの言葉を思い出したのだった。


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シルディ・サイババ(バラサヘブ・ミリカール)

2011-10-07 | シルディ・サイババ

サルダール・カカサヘブ・ミリカールの息子、バルサヘブ・ミリカールはコペルガオンのマムラトダールだった。彼はチタリに団体旅行に出かけた。その途中で彼はサイババに会うためシルディを訪れた。

 

彼がマスジッドに行き、ババの前にひれ伏して、健康のことやその他の日常の会話をしているとき、ババはこう注意をした。「君は私たちのドワルカマイを知っているかね?」バラサヘブは言葉の意味が理解できなかったので黙っていると、ババは続けてこう言った。「君の座っているここがドワルカマイだ。

 

彼女はその膝に乗った子供たちを危険や不安事から守るのだ。このマスジッドマイ(鎮座する神)は大変に慈悲深く、純粋な帰依者たちを不幸から救う慈愛深い母なのだ。人が一度彼女の膝に乗れば、あらゆる困難は終わりを告げる。彼女の陰に休む者は至福を得るのだ」それからババは彼にウディを与え、彼の頭に手を置いた。バラサヘブが出て行こうとしたとき、ババは再び言った。

 

「君は蛇のランバ・ババ’(背の高い紳士)を知っているかね?」それからババは左手の拳を閉じて右手の肘の下に持って行き、左腕を蛇の頸部のように動かして言った。「彼は非常に恐ろしい。だがドワルカマイの子供たちに対して何ができようか!ドワルカマイ(鎮座する神)が守っている限り、蛇に何ができようか?」

 

  その場にいた者たちは皆、ミリカールにババが言った言葉の意味を知りたがったが、誰もそれについて尋ねる勇気はなかった。それからバラサヘブはババに敬礼をしてシャマと共にマスジッドを出て行った。ババはシャマを呼び戻して、バラサヘブに同行してチタリまで楽しく旅をするように言った。

 

シャマはバラサヘブの処へ戻って、ババの求めに従って自分が彼に同行する旨を伝えた。バラサヘブは面倒だったので、その必要はないと答えた。シャマはババのところへ戻ってバラサヘブの言ったことを伝えた。するとババは、「わかった。行かなくて良い。私たちは善いことを意図して、善い行いをすべきなのだ。物事は起こるべくして起こるだろう」

 

  しばらくの間、バラサヘブはババが言ったことについて考え、シャマを呼んでやはり自分に同行してくれるように求めた。それからシャマが再びババの元へ行って、バラサヘブと共にいとまごいをしてトンガに乗った。彼らは夜9時にチタリに到着し、マルティ寺院で野営した。寺院の職員が出てこなかったので、彼らは寺院の中に座り、お喋りをしていた。

 

バラサヘブはござの上に座り、新聞を読んでいた。彼のウパラニ(上のドタール)が腰のあたりまで広がっていて、知らない内にその上に蛇が座っていた。蛇はシューっという音を立てて動き始め、小間使いがそれを聴いた。彼がランタンを持ってくると、蛇が見えたので、彼は「蛇だ、蛇だ」と声を上げた。バラサヘブは恐ろしくなって震え始めた。シャマもまた呆然とした。それから彼と他の者たちは静かに移動し、手に枝やこん棒を取り上げた。

 

蛇はゆっくりと腰のあたりに降りてくると、バラサヘブから離れ、すぐに死んだ。これがババの預言した事態であり、無事に防ぐことができて、バラサヘブのババに対する信仰は確固たるものになった。

 

 


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シルディ・サイババ(第二十二章前置き)

2011-10-07 | シルディ・サイババ

どうやってババに瞑想すればよいだろう?全能者の本質や姿を推し量ることのできる者はいなかった。ヴェーダですら、千の舌を持つシェシャ1ですら、それを完全に描写することはできないし、帰依者もまた知りようがなかったが、彼らはババの御足が唯一の避難所であることを知っていたので、そこに主の姿を見ればよかった。彼らはババの御足を瞑想する以外に、人生の最高の終着点に到達する方法を知らない。ヘマドパントは信仰や瞑想の簡単な方法について次のような提案をしている。

 

  毎月のうち2週間は闇が段々濃くなって月の光が衰えてゆき、新月の日には月は全く見えなくなる。それから明るい2週間が始まり、人々は早く月を見たいと願う。新月の一日目、月は全く見えず、二日目には細い三日月形を現す。

 

人々は2つの木の枝の間から月を見たいと願い、やがて小さな三日月が視界に映るようになる。この例に従って、ババの姿を見てみよう。ババの姿勢を見よ、なんと素晴らしいことか!彼は右足を折り曲げ左足の膝に掛けて座っている。左手の指は、右足の上で広げている。つま先にかけて、手の人差し指と中指の2本の指を広げているのだ。この姿勢をとりながらババはこんな風に言っているようである。

 

「私の真実の姿を見たいのなら、エゴをなくしもっと謙虚になり、開いた人差し指と中指の間から私のつま先を瞑想するがよい。そうすればあなた方は私の光を見ることができるだろう」

 

  さてここでババの生涯に戻ろう。シルディはババが住んでいたおかげで巡礼の聖地となっていた。各地から人々が群がり始め、金持ちも貧乏人も様々な方法で恩恵を受けるようになった。ババの無限の愛と素晴らしい知識、そして彼の遍在する様を誰が説明することができるだろうか?これらを体験し得た者は幸いである。

 

時々ババは長い沈黙に入ったが、その様はある意味ブラフマンを論じていた。またあるときは彼は純粋な意識 - 帰依者たちに囲まれた至福の権化であった。ある時はたとえ話を使って話し、あるときはウィットとユーモアに富んだ話をした。時には非常に穏やかだったが、時には激昂して見えた。ある時は非常に簡潔に教えを説き、ある時は長い時間論じた。

 

多くの場合彼は非常に直接的だった。こんな風に彼は大勢の人々に、それぞれの要求に応じた様々な教えを与えた。彼の生涯は不可解で、私たちの知力や言葉の及ぶ範囲を超えていた。私たちの彼の顔を拝みたい、彼と話をしたい、彼のリーラを聞きたいといった強い願いは尽きることがなかったが、それでも私たちは喜びに満ち溢れていた。雨の量や風の強さを測ることはできても、ババのリーラはどうして推し量ることができようか?ここではそうしたリーラの一つの側面、彼がどのように帰依者たちの不幸を予見して、それを未然に防いだり、折りよく彼らに警告を与えたのかを見てみよう。

 

1.      ヒンドゥー教によれば、地球は千の頭を持つ蛇シェシュナグの頭の上で休んでいるのだという。

 

 


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