アミール・シャッカールはコペルガオン・タルカのコルハレ村の出身だった。彼の家は代々業者であった。彼はバンドラ(ムンバイ)でよく知られた依託業者として働いていた。あるとき彼はリウマチにかかりひどい痛みに襲われるようになった。そこで彼はアラーを思い出し、仕事を辞めてシルディに行き、病から自分を救ってくれるようババに祈った。ババは彼をチャヴァディに行かせた。チャヴァディはじめじめした健康に良くない土地で、彼のような患者にはふさわしくない場所だった。
村の他の場所やコルハレ村の方がアミールには良いと思われたが、ババの言葉は命令であり最良の薬であった。ババは彼がマスジッドへ来ることを許可せず、毎日朝も夜も彼をチャヴァディに留まらせた。一日置きにババはチャヴァディにやってきてそこで眠ったので、アミールはババと頻繁に会うことができた。アミールはそこにたっぷり9ヶ月滞在し、その場所にうんざりしていた。そこで彼は
ある夜こっそりとその場所を抜け出し、コペルガオンに戻ってデャルマシャラに滞在した。そこには年老いて死にかけているファーキルがいて、彼に水を求めてきた。アミールは水を持ってきて彼に渡した。それを飲むと彼は亡くなった。さてアミールは苦境に立たされた。彼は、もし自分が当局にこのことを連絡すれば、最初にして唯一の通報者の彼は何か事情を知っているとして、疑いを掛けられるのではないかと思ったのだ。彼は自分の行い、すなわちババの許可を得ずにシルディを離れたことを後悔して、ババに祈った。
彼はシルディに戻ると決心し、その夜のうちにその場所を発ち、道中ずっとババの名前を口にしながら夜明け前にシルディに到着し、心配から解放された。それから彼は完全にババの意志や命令に従ってチャヴァディで暮らし、病気は治癒した。ある日の真夜中に、ババが叫んだ。「おお、アブドゥル、何か悪魔のような生き物が私の寝床の脇に突進してくるのだ」ランタンを持ってやってきたアブドゥルがババの寝床を調べたが、何も見つからなかった。
ババはあらゆる場所を注意深く調べるように言い、彼のサトカで地面を叩き始めた。ババのこのリーラを見ていたアミールは、ババはそこに蛇か何かがいると疑っているのだろうと思った。アミールはババを近くで見知っていたので、彼の言葉や行動の意味が分かったのだ。それからババはアミールのクッションの近くで何かが動いているのを見た。彼はアブドゥルに灯りを持ってくるように言い、灯りに照らしてみると、蛇がとぐろを巻いて頭を上下に動かしているのが見えた。そして蛇はすぐに叩かれて死んだ。つまりババは折りよく警告をして、アミールの命を救ったのだった。