癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


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シルディ・サイババ(ヘマドパント(蠍と蛇))

2011-10-07 | シルディ・サイババ

1)ババの薦めで、カカサヘブ・ディクシットは毎日スリ・エクナス・マハラジの著書を二冊、すなわちバグワットとバヴァルタ・ラーマーヤナを読んでいた。ヘマドパントはその書物の朗読がなされているときに運良く聴衆の一人に加わった。ラーマーヤナの一節で、ハヌマンが彼の母の指示でラーマを試すシーンの朗読がされたときには、皆がうっとりとして聞き入っていた。

 

ヘマドパントも同様だった。するとどこからやってきたのか大きな蠍が飛んできて、ヘマドパントのウパラニ(上着のドタール)の右肩に落ちた。最初は気づかなかったが、主は彼の物語に聞き入る人々をお守り下さるのだ。彼が何気なく右肩に目をやったので、蠍に気が付いた。その場は身動きするものもおらず、静まり返っていた。

 

皆が朗読を楽しんでいるようだった。そこで主の恩寵により、ヘマドパントは聴衆の邪魔をすることなく、ドタールの両端をつかんで折りたたみ、蠍を中に封じ込めるように包んだ。それから彼は外へ出ると庭に蠍を放り投げたのであった。(2)日暮れ前、カカサヘブのワダの二階に数人が座っていると、窓枠の穴から蛇が忍び入ってきて、とぐろを巻いた。

 

光が差し込んでいた。最初は眩しさに目がくらんでいたが、やがて頭を上下に動かし始めた。そこで大勢が木の枝やこん棒を持って走ってきたが、蛇は厄介な場所に座り込んだまま、いくら叩いても動じなかった。だが大勢の人々の物音を聞くと、蛇は急いで同じ穴から出て行ったのだった。そこでその場にいた人々は皆ほっとしたのだった。

 

 

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