おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

これこそ、マッチポンプ?

2015-07-18 23:00:07 | 世間世界
新国立競技場の計画白紙に 政府、半年以内に新デザイン

「マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す」。

 問題や騒動について、自身でわざわざ作り出しておきながら、あるいは自身の行為がその根源であるにもかかわらず、そ知らぬ顔で巧妙に立ち回り、その解決・収拾の立役者役も自ら担って賞賛や利益を得ようとする、その様な行為を指して用いられる表現。

 アベの、あるいは森の、あるいは自民党のやり口。これで、安保法案強行採決で下がりそうなアベ支持率を回避できそう、・・・そういう思惑が見え見えの。つい数日前まではどうだったのか! また、オリンピック招致の時の演説はどうだったのか! 森はどういう発言をしていたのか! ・・・

 またしても民主党政権時代の「決められない政治」から「決める政治」へ。すべて民主党に責任を負わせるというやり方も同様。
 こうして世論誘導を果たす。
 
 もちろん、安保法案、辺野古新基地などは、聞く耳を持つ気はさらさら、ない。

 「よく決断してくれた」「さすが」。こうして、またまた国民はだまされる。
 「国民は自分の生活に関係ないことはすぐに忘れる。」「オリンピックで挙国一致を。」

 かつてのナチスの手法と同じようだ、と気づいたときにはもう遅い。後ろを向いて舌を出している姿が想像できそうだ。


 首相は白紙化の理由について「国民の批判があった」と述べ、「1カ月ほど前から見直せないか検討してきた」と強調した。
 しかし、規模縮小で3千億円の総工費が2520億円に圧縮された計画が6月下旬に公表された際は、何の異論も唱えなかった。
 今月10日の国会答弁でも「(計画を見直せば)五輪に間に合わない可能性が高い」と消極的だった。どこで考えが変わったのか。
 見直し論は、安保法案が衆院特別委で強行採決された15日に突然浮上した。
 19年9月のラグビーワールドカップ(W杯)で新競技場使用を要望していた日本ラグビー協会前会長の森喜朗元首相には、安倍首相自ら使用できないことを伝えた。
 政府・与党内には安保法案の扱いに続いて、新競技場の問題でもつまずけば内閣支持率がさらに下がるとの声があった。
 建設計画の白紙撤回で支持率低下を食い止めようとの思惑があるとすれば、それこそ筋違いだ。一連の混乱の責任は誰にあるのか。

・・・

 (「北海道新聞」社説)

 (アベ)首相は「五輪は国民皆さんの祭典だ。主役は国民、アスリートだ。皆さんに祝福される大会でなければならない」と強調。(「共同通信」より)

 よくいけしゃあしゃあというよ。
コメント
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