僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1322【 ある老人へ ( 2 ) 】

2017-05-23 09:50:02 | 
  ある老人へ ( 2 )

        にのみや あきら


年を取ると
あっちこっちが痛くなる
あそこが痛い
ここが痛い
困ったものだ
我慢できないのか
それができないのだ
口に出して助けを求める
それで癒されればいいが
そうはいかない
聞かされる方も
たまったものではない
身体の衰えは
どうにもならない
人間の
生きる苦しみの
一つだ
人間の
宿命だ
根性を据えて
諦めるしかない
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