僕の詩集No.3225【 心の豊かさ 】

　　　心の豊かさ

　　　　　　　　にのみや　あきら

人間には
物質の豊かさより
心の豊かさが大切
物質の豊かさでは
充実感は得られない
幸福は獲得できない

人生
物質の豊かさより
心の豊かさを求めよう
そのためには
色々な芸術作品に
沢山 触れること
それで心の豊かさが培われる

物欲は
人生の破滅を招くだけ

僕の詩集No.534【 絶 望 ( 2 ) 】改訂版

( 再投稿 )　　

　　　絶 望 ( 2 )

　　　　　　　　　にのみや　あきら

絶望と言う言葉があるから
絶望と言う感情が誕生し
窮地に立たされ
絶望を感じ
生きて行かなければならなくなる

絶望は人間だけのもの
どんな不幸に見舞われても
どんな窮地に追い込まれても
動物は絶望を感じない
ただ必死に抵抗するだけ

人間の様に絶望を感じた方が幸せか
感じない方が幸せか
同じ地球上で生きている生き物で
こうも違う

1993.11.6.作

僕の詩集No.3224【 積み上げる 】

　　　積み上げる

　　　　　　　　にのみや　あきら

人生は
自分の経験を積み上げる
行為・努力をしなければならない
それをしないで
無為に生きていると
何のために生きているのか
判らなくなる
行為・行動が無駄になり
憐れな結果になる

積み上げる努力をすることで
生き甲斐を感じ
人間として育つ
積み上げる努力は
人間に不可欠な行為だ

だが、悲しいかな
死によって
積み上げたものが崩れる
無になる
それが人間の定め

僕の詩集No.533【 空 虚 】改訂版

( 再投稿 )

　　　空 虚

　　　　　　　にのみや　あきら

私には
思想がない
私には
ポリシーがない
私には
主体性がない
私には
優しさがない
私には
厳しさがない
私には
心がない
ただ
食べて
生きているだけ

1993.2.13.作

僕の詩集No.532【 教 育 】再投稿

( 再投稿 )

　　　教 育

　　　　　　にのみや　あきら

押しつけ洗脳するものでも
無理に覚え込ませるものでもない
術を伝授するだけのものでも
誓約させ制約するものでもない
規則を守らせるものでも
賞罰のためのものでもない

人間としていとなむ心を
自然に
育ませるものである

1993.2.12.作