僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.504【 空 】改訂版

2023-11-30 05:00:14 | 
( 再投稿 )

   空

     にのみや あきら

空 ( そら ) は
空 ( から ) だから
なにもないから
空と呼ぶ

お銚子に
お酒がなくなる
空 ( そら ) でなく
空 ( から ) になったと言う

ソラみなさい
そんな空空しい
駄洒落を言ってるから
空 ( から ) の空 (そら) に
入道雲が
カラカラ笑いながら
浮かんで来た

空 ( そら ) をカラカウのは
いい加減にしなさい
こんな駄洒落は
カラッキシ駄目

ああ
なんて空しい
空虚な


1992.9.26.作
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僕の詩集No.3217【 長 い 旅 】

2023-11-29 05:00:07 | 
   長 い 旅

        にのみや あきら

現世での長く苦しい旅が
終わったかと思ったら
次にあの世での旅が控えている
死後の旅は終点がない
何時まで続くか判らない
それと、どんな世界かも判らない
天国に行けるか地獄になるか
そこでどんな事に出くわすか
何が起きるかそれすら判らない
そして
現世の時代とは違う試練に出合う

あの世での時間をどう過ごすか
現世でも持て余していた時間
どのように使ったらいいか
何をして過ごしたらいいか
迷うに違いない

いずれにせよ人間
生まれて来たからには
嫌でも長い旅を
永遠に続けなければならない
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僕の詩集No.503【 適 度 に 】改訂版

2023-11-28 05:00:05 | 
( 再投稿 )

   適 度 に

       にのみや あきら

膨らみのある人生を送るには
食べて行くだけではなく
余裕のある経済力と
力量が必要
それも経済力の方は
多少のゆとりでいい

有り余る富は
却って
人生を
堕落に貶め
悲劇を招く

1992.9.1.作
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僕の詩集No.500【 パンツのゴム 】改訂版

2023-11-27 05:28:57 | 
( 再投稿 )

   パンツのゴム

         にのみや あきら

パンツのゴムが
緩んできた
あんなに優しく
僕を締めつけてくれていたのに
君を引き合いに出すと
なぜこんなに恥ずかしい思いをしなければならない
君は悪人ではない
ただ下の方の役目を担っているだけなのに

パンツのゴムが
緩んできた
あんなにしっかり
パンツを支える役目をしてくれていたのに
君が緩むと
僕の気持ちまで緩む
性格までルーズになってしまう
これ以上緩むのは
考え直してほしい

パンツのゴムが
緩んできた
あんなにピチピチしていたのに
僕と同じになって
草臥れて来たのかなぁ

パンツのゴムが
緩んできた
あんなにシャキシャキしていたのに
僕に合わせているのなら
止めてほしい
何時までも元気で役目を果たして欲しい

1992.9.12.作
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僕の詩集No.499【 人 生 ( 5 ) 】再投稿

2023-11-26 05:00:04 | 
( 再投稿 )

   人 生 ( 5 )

         にのみや あきら

大過なく人生を送れたなら

自分の人生に

満足すべきだ

だが

満足し切ってもいけない

自分の人生の足跡を振り返り

見詰め直し

無常感に浸ることが大切

1992.8.29.作
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