僕の詩集No.1238【 花 ( 7 ) 】

　　　花 ( 7 )

　　　　　　　にのみや　あきら


花にも
色々ある
天然で育まれた
花
人工的に造られた
花
人工的に造られた
　　　　　　花と言っても
造花ではない
造花は造花だが
ちょっと違う
天然の花に迫った
芸術の世界
花・盆栽もろもろ
その名も
ネオ・アート
天然の花には負けない
美しさと輝きを持っている
造花だと差別しないで欲しい
ネオ・アートの世界は
あくなき挑戦を
天然の花の世界へ向けている

僕の詩集No.1237【 風 評 】

　　　風 評

　　　　　　にのみや　あきら


風評に負けるな
と言っても
一般人には縁のない話
もっぱら
知名人に関わることだ
取り分け
芸能人は風評に
ピリピリしているのではないか
その点一般人は関係ない
風評などどこ吹く風
気にしないで悠々と日常を送れる
なんの心配もない
なんの問題もない
何処へ行こうが
何をしようが
生活を楽しむことに熱中できる
人目をはばかることもない
大金は掴めないが
悠々自適の生活
どうせ生きるなら
風評に惑わされない生き方がいい

僕の詩集No.1236【 苦 楽 】

　　　苦 楽

　　　　　　にのみや　あきら


苦楽と言えば
夫婦
「苦楽を共にする夫婦」
と言うこと
それだけ夫婦の絆は大切
昨今
簡単に離婚する
カップルが多いいが
困ったものだ
昔の夫婦のように
我慢・辛抱・忍耐が足りない
どうしてだろう
個人の自由を
重んじるようになり
家族のことは
省みなくなったのか
言わせてもらえば
我儘になっているのではないか
これでは家族生活が
破滅だ
子供がいると
我慢しているようだが
それにしても
形だけの夫婦では
どうしようもない
苦楽を共にすると言う
理想を持って
契りを交わしたのだから
常に原点を考えるべきだ
どんなことがあろうが
「苦楽を共に」を貫いた夫婦は
美しい

僕の詩集No.1235【 危 機 】

　　　危 機

　　　　　　にのみや　あきら


危機は色々な所に顔を出す
身近な所では
男女の間
結婚前でも
家庭を持ってからでも
二人の間がうまく行かなくなれば
危機はつけ込んでくる
結婚前ならまだしも
家庭を持ってしまってからでは
一大事
家庭崩壊の危機
これほど惨めなものはない
穏やかな夫婦関係を築き
危機だけは避けよう
危機を
嬉嬉にしようではないか

僕の詩集No.1234【 反 響 】

　　　反 響

　　　　　　にのみや　あきら


反響は
人間に取って
願望
夢
自分がやってきたことに
評価を下してくれる
どうせ生きるなら
反響を待ちわびているような
仕事をやらなくてはならない
反響がいいと
最高の気分

反響はいい面だけではない
恐ろしい面もある
反響が悪いと
失望感に見舞われ
喪失感に陥る

世の中の反響に期待して
生きる
反響によって自信を付け
大きく育つ
反響ほど
人生を左右するものはない