僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

詩集【 遠 い 記 憶 】について。

2023-01-31 10:43:25 | お知らせ
皆さん、
詩集【遠い記憶】の拙作をご愛読くださって、ありがとうございました。いかがでしたか ? お陰様で、本日で終了になりました。

引き続きまして2月10日から、第3詩集【人間・人生・生きる】の作品を紹介したいと思っております、ご期待ください。【遠い記憶】と同じく、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

                         2203.1.31.
                        にのみや あきら
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩【 遠 い 記 憶 】第2詩集【遠い記憶】より(1)

2023-01-31 06:35:04 | 再投稿詩
( 再投稿 )

   遠 い 記 憶

自分が何者なのか
意識さえない
父がいて
母がいる

正門からは入らず
横の垣根を壊して
引越し用の大八車を
中庭の花畑に突っ込んだ
斜めになった大八車の
荷物の中に蹲って僕は
郊外の畑に囲まれた
これから住む家を眺めた
寒さで小踊りする程ではなかったが
無性に心が弾んでいた

僕の人生の記憶はここから始まった
ほんの僅かな時間の違いなのに
たったいま後にした居宅のことは
全く覚えていない

自分が何者なのか
どんな人生を歩むのか
まだ意識すらない
ただ朝鮮の気候が
僕の心を厳しく包んでいた

僕の人生の記憶は突然ここから始まった
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩【 時 の 流 れ 】第2詩集【遠い記憶】より(2)

2023-01-30 05:37:43 | 再投稿詩
( 再投稿 )  

   時 の 流 れ

時は流れている

音もなく

気配もなく

森の木立を

ビルの谷間を

追われるように

逃げるように

時は流れている

目には見えない

透明な時間

肌にも感じない

無色の時間

確実に

時は流れている

誰にも気づかれず

誰にも見つからず

静かに

素早く

流れている
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩【 若 者 よ ! 】第2詩集【遠い記憶】より(3)

2023-01-29 06:15:29 | 再投稿詩
( 再投稿 )

   若 者 よ !

君たちには
ありあまる時間がある
君たちは
それを忘れてはならない

君たちには
ありあまる豊かさがある
君たちは
それを活かさなければならない

夢は
いつまでも夢ではない
君たちは
それに気づかなければならない

蕾は
いつまでも蕾ではない
君たちは
それを覚悟しなければならない
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩【 こんなはずではなかったのに 】第2詩集【遠い記憶】より(4)

2023-01-28 06:32:37 | 再投稿詩
( 再投稿 )

   こんなはずではなかったのに

こんなはずではなかったのに
と後悔しないように生きるためには
若い時代から
人生のための抱負を持つこと

こんなはずではなかったのに
と失望しないように生きるためには
若い時代からの
意識の持ち方が大切

こんなはずではなかったのに
と嘆かないようにするには
幼い時から
自分の生き方を
しっかり持っていること

簡単なようで
簡単ではない
誰もが落とし穴に落ちてしまう
誰もが流されて生きてしまう
そうならないように
注意を払って生きることが重要

人生
こんなはずではなかったのに
とならないようにするには
生れた時から
死に対する意識を持つこと
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする