僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.581【 人 間 ( 17 ) 】

2015-10-31 10:26:18 | 
  人 間 ( 17 )

       にのみや あきら


人間は

自分を実感しようと

もがきあがく

恋をしたり

仕事に夢中になったりして

実感を得ようとする

涙ぐましい生き物
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僕の詩集No.580【 蛙 ( 3 ) 】

2015-10-31 04:07:55 | 
   蛙 ( 3 )

       にのみや あきら


純粋な眼
穏やかな眼
闘争心がなく
警戒心もない
大きな眼で
相手の動きを
じいっと静観するだけ
俊敏さも
どう猛さもなく
威嚇されても
瞬きでかわすだけ
最大の防御は
一歩飛び跳ね
移動するだけ

蛙は詩人
無表情の詩人
無攻撃で
無抵抗で
静観のかまえだけで
世間を
眺めている
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僕の詩集 No.579【 短 詩 集 ( 9 ) 】

2015-10-30 10:48:04 | 
   短 詩 集 ( 9 )

         にのみや あきら


◎ 夕日背に、黒いカラスのシルエット。

◎ この並木通りに、夢いっぱい。

◎ スクランブル、ぱっと広がる人の波。

◎ 余寒の夕、西日斜めに、歩道橋。

◎ 生きてるか、生きてるらしい酒の味。

◎ 追われて追われて、ビルの谷間が我がすみか。

◎ 威勢いい、案内ひびく、ビャステーション。

◎ どこへゆく、お酒と恋に酔いながら。

◎ さら地になった、旧国鉄本社あと。

◎ 高速の下の運河の船着場。

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僕の詩集No.578【 退 屈 】

2015-10-30 04:15:38 | 
   退 屈

       にのみや あきら


退屈ほど退屈なものはない

どこを向いても希望がない

ただ時間が無意味に流れるだけ


退屈ほど退屈なものはない

何を考えても空回り

ただ空虚が漂うだけ


退屈ほど退屈なものはない

何を眺めても焦点が合わない

ただぼんやり空間を眺めている

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僕の詩集No.577【 ヨ ロ メ ク 】

2015-10-29 10:49:11 | 
  ヨ ロ メ ク

      にのみや あきら


若い時は

異性に

ヨロメク

楽しい

幸せ


年を取ると

平行感覚の

アンバランスに

ヨロメク

歯がゆい

悲しい

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