僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.152【 自 画 像 ( 2 ) 】再投稿

2023-06-30 04:48:16 | 
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   自 画 像 ( 2 )

        にのみや あきら

あなたは
何を考えているのだ
あなたは
何をしようとしているのだ
幾つになっても
ぐにゃぐにゃで
掴みどころがない
あるとすれば
無謀な信念だけ

1993.3.24.作
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僕の詩集No.147【 自分の領域 】再投稿

2023-06-29 05:01:52 | 
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   自 分 の 領 域

         にのみや あきら

他人の優しさや親切を授かると
恐い
己が
軟弱になり
腑抜けになる

他人の暖かさや情けを授かると
恐い
妥協が
己の
個性を奪ってしまう

1993.3.14.作
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僕の詩集No.144【 迷 子 】再投稿

2023-06-28 05:04:08 | 
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   迷 子

      にのみや あきら

大人だって迷子になる
どこへ進めばいいのか
どの道を歩めばいいのか
分からなくなる

大人にだって
迷子は沢山いる
どこに住んだらいいのか
どうやって
生活したらいいのか
分からなくなる

人間は
迷子になっていることに
気付かず
迷子のまま
一生を終える

1993.3.7.作
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僕の詩集No.141【 足 音 】再投稿

2023-06-27 05:00:12 | 
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   足 音

      にのみや あきら

どこからともなく
神秘的な足音
生命の誕生を告げる
使者の足音

どこからともなく
気ぜわしい足音
生命の誕生に
立ち会う人達の足音

どこからともなく
浮足だった足音
誕生したばかりの子供に
会いにくる父親の足音

どこからともなく
賑やかな足音
赤ちゃんを
祝いにくる人達の足音

どこからともなく
悔し涙の足音
愛を告白できなかった女の
去って行く足音

どこからともなく
慌ただしい足音
交通事故にあった生命を
引き戻しにくる天使の足音

どこからともなく
別れを惜しむ足音
人生を堪能した父が
三途の川を渡る足音

どこからともなく
おごそかな足音
運命の終焉を告げにくる
使者の足音

1993.3.1.作
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僕の詩集No.140【 人 間 の 絆 】改訂版

2023-06-26 05:00:07 | 
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   人 間 の 絆

       にのみや あきら

おべんちゃらを言わないと信用されない
べたべたしないと認められない
気風がいいから素敵だ
その反面
無口で無愛想だと可愛くない
だが
そんなレベルで
人間の価値を図っていいのか
人間の絆を決めていいのか
人間の絆はもっと深い所にある
表面だけで結ばれる人間の絆は
虚しい

1993.2.27.作
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