僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1269【 会 社 組 織 】

2017-03-31 09:50:07 | 
   会 社 組 織

        にのみや あきら


誰に理解を求めればいいのだ
この鬱積した二十五年間のことを

屈従や屈辱を味わった月日
場違いの世界に飛び込んだ
思いだった
苦痛や苦悩に
耐えに耐え抜いてきた
生活のためだとは言え
あまりにも悲惨だ
恵まれない上司
訳の分からない会社の方針・組織
不審な派閥・人脈
私は会社と部下の板挟で
苦汁を嫌と言うほどなめさせられた
救いようのない企業と言う世界
家族のためだとは言え
あまりにも残酷

誰に理解を求めればいいのだ
この鬱積した二十五年間のことを
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僕の詩集No.1268【 花 ( 10 ) 】

2017-03-30 09:50:08 | 
  花 ( 10 )

      にのみや あきら


花を観て
美しい
綺麗だ
素敵だ
素晴らしい
こんな感動はある
だが
美しさの中に
心の安らぎを
覚えるようになったのは
五十代になってからだ
人生の積み重ねが
そうさせて
くれるようになったのか
判らないが
でも、有難いことだ
物事に深い感動を
感じられることは
人生にとって
これ以上の悦びはない
心の底から
生きている
楽しさ
有難さ
幸せが
溢れ出てくる
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僕の詩集No.1267【 境 遇 ( 3 ) 】

2017-03-29 09:50:20 | 
   境 遇 ( 3 )

        にのみや あきら


私は家族から離れて
一人暮らしだったので
おまり家族愛には
恵まれませんでした
人間、周りの愛情に包まれて
生きて行くに越したことはない
だが私はその逆でした
家族愛には
恵まれないで生きて来ました
だから少々のことでは挫けません
孤独は平気です
孤独に強いです
私の境遇が
そうだったので
慣れてしまいました
私は不憫だとも
寂しいとも
思っておりません
自分の運命を
悲観しても仕方がない
それより
明るく快活に
生きることだ
幸せは
そんな気持ちから
育って行くのです
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僕の詩集No.1266【 境 遇 ( 2 ) 】

2017-03-28 09:50:50 | 
   境 遇 ( 2 )

        にのみや あきら


現世が素晴らしいとは限らない
現世で生きられない人間が
現世の外に世界を求めようとしても
それは無理だ
この世に
生きられるようになったのは
神からの授かりがあればこそ
現世に甘んじて生きるしかない
心の贅沢は
ほどほどにしないと
良い目には会えないだろう
人生
これで良いと言うことはない
欲を張らずに
自分が置かれた遭遇に
満足して生きることだ
あまり高望みをしないで
分相応に生きて行こう
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僕の詩集No.1265【 境 遇 】

2017-03-27 09:50:05 | 
境 遇

     にのみや あきら


実の父には申し訳ないが
お父さん
と言う言葉を聞くと
義父の顔が浮かぶ
これは私の境遇から来ている

私が十六歳の時
父が失業したため
愛媛県から単身上京した
その後
父とは会う機会がなくなり
手紙をかわすわけでも
連絡を取り合うわけでもなく
何時しか長い年月が過ぎ去った

会うのは近くに住む
義父とが断然多かった
身辺に身寄りのない私は
自然と義父を慕うことになった

境遇
運命
誰の所為でもない
だから
不幸だとは思わず
不運だとは思わず
境遇に
運命に
従って
生きて来た

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