僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

詩集「目的のない旅」情報 (2)

2022-05-31 07:00:07 | ご挨拶
 詩集「目的のない旅」を1ヶ月間、ご愛読ありがとうございました。
 さて、耳寄りなお話をいたします。
オンライン仏教アカデミーの学長さんでいらっしゃる
落合 孝臣 先生に、この詩集をお読みいただき、下記の15篇を推薦していただきました。参考までに、お知らせいたします。

 オンライン仏教アカデミーは、親鸞の「歎異抄」の教えを誰でも学べるように、ネット講座や、各地で講習会を開いている団体です。
落合先生は、そこで解かりやすく深みのある講演の講師としても
ご活躍なさっておられます。
「歎異抄」の講演・映画にご興味がおありの方は、090-6816-1614
落合 孝臣までお問合せください。よろしくお願いいたします。

落合先生に推薦いただいた15篇を下記に表示します。( ) の番号は、投稿した際、表示しました、詩集の掲載順の番号です。
「苦の間」(5) 「孤独」(8 ) 「命」(11 ) 「別離 2」(13)
「マラソン」(19) 「人生 2」(20) 「仮面」(25) 「生きる」(27)
「待ちぼうけ」(37) 「厄介者」(38) 「朝の通勤電車」(47)
「歪んだ豊かさ」(55) 「目的のない旅」(59) 「迷走電流」(64)
「無限の苦」(67)
 以上15篇です。もう一度読んでみたい、と思われる詩がありましたら、開いて再読して下さい。よろしくお願いいたします。

2022.5.31.
にのみや あきら

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詩集「目的のない旅」情報 (1)

2022-05-31 06:36:00 | ご挨拶
 詩集「目的のない旅」のご愛読 ありがとうございました。今日の紹介をもちまして終了になります。
 いかがでしたか。今 投稿している作品とは、たいぶ違う、と感じられたのではないでしょうか。手前味噌ですが、私は今の作品が上達している、と自負しております。投稿しながら、初期の未熟な作品に苛まれ、中止しようかと思いました。でも、振り返って見ると、続けたことは、読者さんにも私に取っても良かったのではないか、と反省しております。ご感想をコメントしていただければ幸いです   「目的のない旅」に掲載しました作品は、30年前から10年間に渡って創った800篇の中から選択して掲載したものです。余談ですが800篇 創った後、うつ病にかかり11年間、詩作は全く出来ませんでした。
 この詩集の書名は、当初、冒頭の詩の題名「足跡」で進めておりまた。印刷に入る直前、出版社から連絡があり、「足跡」の詩集は、すでに他の方が出版しているので使えません、他の書名を考えてください、と言われ慌てました。詩の題名の中から幾つかを選び、編集者と確認の上「目的のない旅」にしました。表紙のデザインも変えなければならず、時間がないのでメールでやり取りをしました。
 神の思し召しか悪戯か、出版してから2年後、図書館の「ご自由にお持ち帰りください」のコーナーの棚に「足跡」の詩集が3冊置いてありました。この詩集が私を困らせた問題の詩集だな、と記念に3冊ともいただきました。その詩集を見て「目的のない旅」の書名で良かった、と思いました。「足跡」は単純で面白味がない、それに比べて「目的のない旅」は、人生を暗示していて、深みがある、と誇りに思っております。
 「目的のない旅」は1000部作りました。今年の2月に出版社との販売契約が終わり精算した結果、250部 売れ残りが出ました。750部 消化したことになりますが、贈呈などで100部 使ってますから、一般の方への販売は650部になります。1000部 売り切ってしまえば、経費出版社負担で再販になったのですが、一歩 届きませんでした。でも、出版社の担当者から、素人の出版にしては優秀な方です、とお褒めの言葉をいただきました。

 人生で何を残すか。財産・名誉より出版物が、心が残りますから、一番いいのではないか、と思っております。

 明日からは、従来通り新作を投稿いたします。今まで同様、よろしくお願いいたします。
 詩集「目的のない旅」のご愛読、本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
                             2022.5.31
                            にのみや あきら
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詩「 死 と 詩 」詩集「目的のない旅」(70) より

2022-05-31 06:04:59 | 再投稿詩
( 再投稿 )

  死 と 詩

自殺か
他殺か
謎めいた死を
詩で飾る
たとえ不名誉な死でも
死を
詩で飾ると
その死は輝く
詩が
死を飾り
死が
詩で活きてくる
死と詩の関係が深くなるほど
その死は輝く

詩が
死に
取りつかれる
詩が
死に
蝕まれる
死と詩
の関係が
詩と死
の関係になる そして
死は
詩を
破壊する
詩と死の関係が深くなるほど
詩は生気を失い
死を飾る能力を失う

それを承知で
詩は
死に
近づき
蝕まれる

だが
詩と死の関係は
永遠に
失われることはない
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詩「 記憶と時間 」詩集「目的のない旅」(69) より

2022-05-31 05:08:35 | 再投稿詩
( 再投稿 )  

   記憶と時間

時間が記憶を食べて行く
食べ切れないほどある記憶を
次から次へと食べて行く
美味しい記憶も
苦い記憶も
選り好みしないで食べて行く
そして二度と
吐きだすことはない

時間が記憶を奪って行く
奪っても蓄えることはしない
奪って体内で消滅させてしまう
貴重な記憶も
ねじれた記憶も
かまいなしに消滅させてしまう
そして二度と
もとの記憶に
甦らせることはない

時間が記憶を追っかけている
逃げても逃げても追いかける
追いつかれた記憶は
体力を失い
擦り切れ
時間的感覚を失い
一ッの塊になる
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詩「 法 律 」詩集「目的のない旅」(68) より

2022-05-30 06:15:41 | 再投稿詩
( 再投稿 )

   法 律


静かだ
いるのかいないのか判らない
でも絶えず身体に纏わりついて離れない
ひたすら沈黙を守り
出番を窺っている

人間の行くところ
何処へでもついてくる
先まわりも得意だ
地上はおろか空でも海でも
だが場所によって濃度が違う

何でも見通しているくせに
惚けた振りをして眠っている
だが鋭さは天下一品
事件を嗅ぎつけると
何処へでも素早く飛んで行き待機する

ご主人の命令で
何時でも何処ででも目が覚める
そして聖者にでも暴君にでもなる
網の目を大きくしたり小さくしたり
ワイヤーのように強靭になったり
蜘蛛の糸のように細く柔らかくなったり
自由自在はご主人次第
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