僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.695【 苦 を 友 に 】改訂版

2024-05-31 05:30:04 | 
( 再投稿 )

   苦 を 友 に

        にのみや あきら

苦に負けるな
苦を避けるな
本物の苦に出合おう
そして
苦を友に
苦と遊び
苦に学ぶ
そんな仲になって
苦と接するなら
苦は少しも怖くない

苦に負けるな
苦を避けるな
苦を友に歩もう

1995.8.16.作
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僕の詩集No.693【 終 戦 】

2024-05-30 05:30:05 | 
   終 戦

      にのみや あきら

大人しかった人たちが急に威嚇めいてきた
どこに隠しておいたのか日章旗ににせた国旗を
昨日まで路地裏で小さくなっていた子供たちまで
腰のまわりに何本も差し
胸を反らせて闊歩した

この国は俺たちのものだ!
日本人は自分の国へ帰れ!
これからは俺たちが大将だ!

勝ち誇った朝鮮人の変身ぶり
ロシア兵の残忍さ
アメリカ軍の不気味さを
深刻に話し合う親たち
その影で、事の重大さが解っていない僕は
閉鎖された学校へは行けず
危険なため外出できず友達とも遊べず
腑に落ちない不安を抱いて
空虚な時を過ごした

女 子供は外出禁止だ !

チョコレートを持ったアメリカ兵が
戦車で街に侵入し
怪獣の行進をした

誰が主催したのか
お別れ会の劇の配役を口伝てに聞く
だが両親の反対でうやむやにされてしまった
僕の役は誰が演じてくれたのだろう
その後の様子は遂に耳にしなかった
お別れ会は流れてしまったに違いない

命を駆け
誰のために
何をなすためにこの国へ渡ったのか
あれから七十年
顔も名前も色褪せた同胞たちは
本土のどこへ散って
どんな暮らしをしているのだろう
今頃、幸せそうに孫を抱いているのか
それともすでに大地に眠り
天国で夢心地に浸かっているのかもしれない
そんなあなたたちとも
もう永遠に会う事もなくなってしまった
いずれにしても
無慈悲に祖国へ送還された
あなたたちの役目は終った

僕もこんな懐古に耽る年齢になった
だがあの国で経験したあの不安や恐怖は
あの悪夢は
僕の脳裏に鮮明に焼きつき
永遠に色褪せる事はない
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僕の詩集No.3261【 満 腹 】

2024-05-29 05:30:02 | 
   満 腹

      にのみや あきら

お腹がいっぱいになる
食べ物の満腹
日常生活での満腹は
色々ある
精神的な満腹
スポーツなどで
勝負に勝った場合
打ち込んでいることが成功した場合
満腹は
日常の生活の中だけでなく
人生の満腹もある
それが一番 問題
どう言う状態が人生の満腹か

人生の満腹は
良い場合と悪い場合があり
まかり間違うと死に至る

誰もが人生の満腹で
死にたいだろう
欲張りかもしれないが
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お 知 ら せ ( 2024.5.27. )

2024-05-27 04:50:12 | お知らせ
皆さん、いつもご訪問・ご投票ありがとうございます。深く感謝いたします。

実は私事ですが、義弟がガンで亡くなりました。今から、告別式に向かわなければなりません。茨城の勝田 ( ひたちなか市 )です。従って今日・明日の詩の投稿はお休みさせていただきます。ご了承ください。

2024.5.27.
にのみや あきら
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僕の詩集No.693【神・仏】改訂版

2024-05-26 05:30:03 | 
( 再投稿 )

   神・仏

      にのみや あきら

神・仏は

心の中にいる

神・仏に頼らず

自己で心身を鍛え

心身を磨け

強い神・仏の精神が

自然に

心に宿る

1995.11.24.作
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