僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.2384【 埋 没 】

2020-04-30 07:00:05 | 

   埋   没

                          にのみや あきら


この世の中で
生きていても
仕方がない
良いことがなに一つない
埋没してもらいたい
この世から消えてしまいたい
存在を知られない所へ行きたい

埋没を希望すると言っても
まだお墓には入りたくない
この世から姿を消したいだけ
雲隠れだ
でも
悪いことはしてない

死にたいのではない
ただ逃避したいのだ
死んでお墓に入るのは
まだ先
勝手気ままかもしれないが

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僕の詩集No.2383【 老 い ぼ れ 】

2020-04-29 07:00:02 | 

     老 い ぼ れ

                         にのみや あきら


加齢により心身の機能が衰えた
ボケた老人を指して言う言葉
しかも罵った言い方
老人を軽蔑している
頑張ってきた年寄りに取っては
嫌で痛い言葉

そう言われないように
自分の質を上げておこう
教養を身に着け
恥ずかしくない生き方をすること
オーソリティでなくていい
普通の人間でいい
ただ何か抜きんでたものがあれば
それに越したことはない
趣味か特技を身に付ける
表立ったものでなくても
自分で納得していれば
自信が持てる
それがあれば
他人からどう思われようが
平気でいられる
負い目や卑下を感じることはない
どのように罵られようが
私は私
と聞き流し居直れる

若い人も
恥ずかしくない人間に育つよう
若い時から考えておこう
人生、侮られないように生きよう

 

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僕の詩集No.2382【 凡 庸 】

2020-04-28 10:29:12 | 

    凡  庸

                       にのみや あきら


優れたものがなくてもいい
人並みで充分
優れたものがあると
あればあったで
却って
苦労する
普通でいい
無理をしないで
生きること
無理をすると
怪我をする
失敗をする
平々凡々な
人生でいい

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僕の詩集No.2381【 束 の 間 】

2020-04-27 07:00:00 | 

     束 の 間

                          にのみや あきら


人生は長いようで
あっという間
束の間
時間が無制限にあるように
感じるから
勘違いをする
それで人生を長く感じる

人生は
束の間
あっという間
その間に何をするか
どう生きるか
それが問題

束の間を
どう役立たせたか
それによって
人生は決まる

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僕の詩集No.2380【 二 面 性 】

2020-04-26 07:00:02 | 

     二  面  性

                             にのみや あきら


賢い
と言われている人に
騙されてはならない
賢い人は
頭の働きがよく知恵が優れている
賢明だ、と言われている
だが、その裏で
要領がよく抜け目がない
そんな人の場合がある
賢いから素晴らしい人だと思い込み
無為に崇めると
とんでもないことになる
よく相手の言動を見て
判断しなければならない
人間は二面性を持っている
気を付けなければならない

 

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