短 詩 集 ( 49 )
にのみや あきら
① 台風や、明日は晴れるか、祭りの日。
② 雨降れど、待ち人きたらず、夜の街。
③ 雨降れど、傘なき吾は、軒の下。
④ 雨上がり、人の歩行、あわただし。
⑤ バス着いて、パット飛び出す、客の波。
⑥ 間違い電話を、誰からと聞く、妻。
⑦ 人間の心、常に迷いさまよう。
⑧ いくつになっても、我が人生の花、咲かず。
⑨ 歩けども進めども、我が人生、見えず。
⑩ 人間は、虚構に生きている。
にのみや あきら
① 台風や、明日は晴れるか、祭りの日。
② 雨降れど、待ち人きたらず、夜の街。
③ 雨降れど、傘なき吾は、軒の下。
④ 雨上がり、人の歩行、あわただし。
⑤ バス着いて、パット飛び出す、客の波。
⑥ 間違い電話を、誰からと聞く、妻。
⑦ 人間の心、常に迷いさまよう。
⑧ いくつになっても、我が人生の花、咲かず。
⑨ 歩けども進めども、我が人生、見えず。
⑩ 人間は、虚構に生きている。