僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1016【 夜 景 】

2016-08-16 09:51:17 | 
   夜 景

      にのみや あきら


落ち葉と
街灯だけの街路道
駅の改札口を出ると
ゴトン、ゴトンと
鉄橋を渡る電車の響き
まぶしく輝く蛍光灯の光が印象的
次の駅に向かう電車
薄明かりの中の電車の警笛

秋の雨
コオロギの鳴く声
遠くに見える家の
四角い窓から漏れる明かり
犬の遠吠え
この街は私を
何処へ誘うのか
立って夜景を眺めていると
全身が震えた
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