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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

花筐物語

2014年04月14日 | 千伝。
紙神の物語でもあります。



はながたみ・・能の曲名。
四番目物。
狂女物。
世阿弥作。
クセは観阿弥作曲の《李夫人の曲舞(くせまい)》。
シテは照日前(てるひのまえ)(狂女)。
春・越前の味真野(あじまの)に住む照日前(前ジテ)のもとへ,
大迹部(おおあとべ)皇子の使(ワキヅレ)が来て,皇子の文と花籠を届ける。
皇子は皇位の継承者に決まって都に向かったのである。
即位をして大和の玉穂の宮を皇居と定めた継体天皇(子方)は,警護の官人(ワキ)たちに守られて紅葉の御遊(ぎよゆう)に出かける。
(コトバンクより、抜粋)

今日は、その舞台となった味真野の花筐(かきょう)公園に行って参りました。



散り始めた桜が、美しかったです。



その花筐公園の隣りに、紙(越前和紙)の神様と言うべき岡太神社があります。

その越前和紙、1500年の歴史、伝統があります。

越前の国出身となる継体天皇(現在の皇室の祖)の時代です。

紙の王者と呼ばれる越前和紙は、正倉院に、西暦730の年号を記した越前和紙が、保管されているのです。

当時から、越前和紙は全国でも有力な産紙国の一つだったことは間違いないようです。

最近では、横山大観、東山魁夷、平山郁夫画伯、そして、ピカソも、越前和紙を使っていました。

第1次世界大戦終結後、会議は踊るで名高いベルサイユ条約締結に用いられたのも越前和紙です。

古代、紙というの存在は、超高級という代物でした。

紙の神様が祭られている岡太神社です。



・・この続きは、いづれまた。


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