百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

海よ

2007年05月29日 | 千伝。
昔、学生時代に利用していた中央線荻窪駅南口に、加山雄三さんの「海、その愛」の歌を、まる一日中流していた喫茶店があった。

中島みゆきさんの「海よ♪」を聴きながら、そんな思い出が浮かんできた。

海には、豊かさがある。

姨捨山のように、老婆を海に捨てたとしても、毎日の魚介類で飢える事はない。

年寄りは山は眺めるもので登るものではない。

「若者よ、人生の山を登れ。中高年よ、海の豊かさをめざせ」

つい、この前まで、山をめざして、下りのエスカレートを懸命に昇ろうとしていた自分の姿があらわれます。
 
そう、今からでも、海を目指そう。

かつて苦境の加山雄三さんが、光進丸のスケッチと波打ち際の海の絵で救われたように・・と物思いに耽っていると・・・。

70歳を超えた日本人の方々が、次々と世界最高峰のエベレスト登山の世界最高年齢記録を更新しているという情報が入った。

海と山の硲に、この世に蠢く希望の命が、横たわっているのでしょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿