百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

魅せられて♪

2016年09月17日 | 千伝。
今日の午後、久しぶりに福井市美術館(アートラボふくい)へ。



この逆円錐形のような建物設計者は、黒川紀章氏。

以前、聞いた話では、こういう建物の中で働いていると、心がアンバランスになるとか?!



「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」が、今日から、やっと開催されました。

前々から、楽しみでした。



ジュディオングさん・・若い世代の方は、余り存じていないかもしれませんね。

我々世代が若い頃には、知的で、数か国語を話し、しかも美人で、別格レベルの憧れの方でした。

25歳の(1975年 昭和50年?)の時から始めたという木版画制作・・今日に至るまでの圧倒的な数の作品の構成、色使い、その進化が素晴らしいのです。

今日は、オープン二ングセレモニーで、ジュディオングさんのお話を聞くこともできました。

一昨日、シンガポールでのコンサートから帰国したばかりだとのこと。



自分は、「日本家屋」と「花」を題材にした木版画家だとおしゃっていましたが、「光」とか「気」とか「風」とか「水」とかを大事にされているのでしょう。

福井は、子役の頃から、宇野重吉さんから故郷の福井の話を聞いており、現在は越前和紙を使用しているので、とても身近な土地柄だとも話されていました。

通常は・・帰宅後、夜7時のニュースを観終えて、そのあとの数時間に集中して制作に励むとのこと。

「時間は自分で作るもの。大事なものは継続。目標は苦しいではなく楽しいものにしないとね!」

版画家ジュディオング倩玉さん・・やはり只者ではないという存在感がありました。



・・寺尾聰の「ルビーの指輪」を聴きながら♬・・仰げば尊し。

魅せられました。