Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

芳徳禅寺(2011年8月6日参拝)

2011-08-18 | 仏閣
今日は知り合いに教えてもらった森伊蔵の特約店である
某酒店がある奈良某所へ。

せっかく自宅から遠いこっち方面まで行くんだから、
どこか良いお寺があるかなぁと仕事中に地図とにらめっこ。(笑)

すると地図上に柳生の里にある芳徳禅寺が見えたので即決。(^^
その帰りは岩船寺から円成寺のルートと決めていざ出発。


柳生の里の前に某酒店へ向かう。

こんな田舎に酒屋があるのかと思っていると店発見。

う~む、こんな辺鄙な場所で商売をやっていけるのかと心配になるが、
これがキングオブ焼酎の森伊蔵の特約店だからおもしろい。

店のドアを開けようとするも開かない。(汗)
うわ、今日は休みかとガックリしていると、
ちょっと離れた場所から店主登場。

外で少し話をして森伊蔵の予約いいですか?って聞いたら、
3150円で予約いいよ!ってアッサリと言うではないか。

こんな簡単に森の予約がOKなんてビックリしたよ。(^^

これはやっぱり日頃の行いと私の人柄の良さなんでしょうね~。(笑)

一年待ちと言われたけど一年ぐらいよかよか。
元気に一年を過ごしたいと思います。



超ウルトラスーパーミラクルハッピーな気分で、
目的地の芳徳禅寺へ向かって80号線を車で走らせていると、
法楽地蔵立像の看板を発見したので寄ってみることに。


【法楽地蔵立像】




こんな山道を歩くこと10分。
ちょっと後悔した。(^^;

帰ろうかなと思った時に到着。


この道はこう見えてお伊勢さんに向かう街道だったらしい。









鎌倉時代に造られたというが綺麗に残っていました。

このお地蔵さんに森伊蔵が予約出来たことにお礼しましたよ。(^^





そしてこんな所をひた走り柳生の里に到着。

柳生の里は長閑な場所で本当に何もありません。(^^;

あるのは柳生花しょうぶ園(季節限定)と旧柳生藩家老屋敷と、
大自然でしょうか。(笑)


芳徳禅寺は臨済宗大徳寺派の寺院で柳生藩主柳生氏の菩提寺。


所在地:奈良県奈良市柳生下町445
宗派:臨済宗大徳寺派
御本尊:釈迦如来
創建:寛永15年(1638年)
開基:沢庵和尚


【歴史】
寛永15年(1638年)大和国柳生藩主柳生宗矩の開基、
沢庵宗彭の開山により創建されたと伝えられる。
宗矩が父の石舟斎宗厳の菩提を弔う為、
柳生城があったと伝えられている場所に建立。
宗矩の子列堂義仙が第一世住持となり宗矩の遺領1万2500石のうち200石が
芳徳寺に寺領として分与された。
宝永8年(1711年)の火災により全焼したが正徳4年(1714年)に再建。

廃藩後は荒廃して山門や梵鐘も売却され明治末期には無住の寺となったが、
大正11年(1922年)に柳生家の末裔である元台湾銀行頭取の柳生一義が
資金を遺贈し本堂が再建され今に至る。



柳生の里の駐車場は有料ですので、
芳徳禅寺の参道の下(無料)に車を停めました。



【山門】


禅寺らしく簡素でありながら渋い山門です。


【境内】


境内は広くありません。


【資料館】
本堂の横には柳生家所縁の品が集められた小さな資料館があり、
柳生新陰流の兵法書や武具など柳生好きにはたまらないと思います。

ここからそのまま本堂に行くことが出来ます。




柳生宗矩、三厳、宗冬の三人筆の和歌短冊。




三厳作の月之抄。

月之抄とは柳生十兵衛三厳の代表作で、
流祖上泉伊勢守、宗厳、宗矩、十兵衛へと続く新陰流の集大成。


【本堂】








御本尊釈迦如来像の他に但馬守宗矩木像、沢庵禅師木像、
第一世住職烈堂和尚木像が祀られていました。


【柳生家墓所】


本堂の裏側を少し歩いた所に墓所があります。

柳生家の墓地は元々は中宮寺にあったらしく、
芳徳寺の創建に伴って改葬され芳徳寺裏の墓地に
柳生藩主・柳生氏一族代々の墓石が80基あまりが並んでいます。




柳生但馬守宗矩(西光院殿大通宗活大居士)の墓です。




左が柳生十兵衛三厳(長岩院殿金甫剛大居士)、
右側が四代目藩主柳生対馬守宗在(寂光院殿霊峰宗剣大居士)の墓です。


【御朱印】



【十兵衛杉】


柳生の里のシンボルともいえる立ち枯れの老杉。
樹齢約350年ともいわれ柳生十兵衛が諸国漫遊に旅立つ前に先祖の墓に参り、
この杉を植えたと伝わる。


近くに行ってみると一般の墓地の中にありました。(^^;


【六体地蔵石仏】


川を隔てた里山の山道にひっそりと祀られていました。


この柳生の里にはこの他にも柳生家墓所などに、
六体地蔵が数箇所あるようでした。


岩船寺へ続く。