Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

岩船寺(2011年8月6日参拝)

2011-08-20 | 仏塔古寺十八尊
ちょっと分かり難い場所にある岩船寺。
山門の手前まで対向車がきたら厳しい細い道を通って到着。


所在地:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43番地
宗派:真言律宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天平元年(729年)
開基:行基
札所:仏塔古寺十八尊 第4番 、関西花の寺二十五霊場 第15番


【寺伝】
聖武天皇の発願により行基が建立したと伝わる。
平安時代初期の大同元年(806年)に空海の甥・智泉が入り、
伝法灌頂の道場として報恩院を建立した。
弘仁4年(813年)には嵯峨天皇が皇子誕生を祈念して仁明天皇を授かったので、
嵯峨天皇の皇后が伽藍を整え岩船寺と称するようになったという。


【山門】


小さいながらも品のある山門ですね。


【境内】



【石室不動明王立像】


重要文化財。

鎌倉時代に造られただけあって風化が進んでおり、
このままだと消えてしまいそうです。


【五輪塔】


重要文化財。

鎌倉時代建立。
供養塔みたいな感じですがよく分かりません。


【厄除け地蔵尊】




鎌倉時代後期作と伝わる地蔵石仏。


【十三重石塔】


何気に重要文化財。
 
鎌倉時代に造られたもので軸石のくぼみの中から、
水晶の五輪舎利塔が見つかっている。


【鐘楼】


ファイト一発!撞きましたが少し遠慮して鳴らしたら音が小さかったです。(^^;


【三重塔】










重要文化財。

承和年間(834~847年)に仁明天皇が智泉大徳の遺徳を偲んで宝塔をを建立し、
鎌倉時代に再建され現存する塔には「嘉吉二年五月二十日」の銘あり。

この寺のシンボル的存在で美しい塔です。


【歓喜天】





【本堂】


行基作と伝わる重文の御本尊阿弥陀如来像や重文の普賢菩薩騎象像、
鎌倉時代作の四天王像、不動明王像などが見れて仏像好きにはたまりません。

残念ながら本堂内部は撮影禁止でした。


【御朱印】


仏塔古寺十八尊の御朱印。



御本尊の御朱印。


【弥勒磨崖仏】






岩船寺から少し離れた細い道路沿いにありました。
風化が進み仏様のお姿は心眼でしか見えません。(笑)


【眠り地蔵】
弥勒磨崖仏から有名な笑い仏を拝みに山道をひた歩く。
これが結構遠くてしんどいのよ。
しかもめっちゃ寂しい山道。(^^;





土に顔から下が埋もれてるし。
こんなお地蔵さん初めて見ました。


【阿弥陀三尊磨崖仏】






微笑んでいるように穏やかなお顔をされているので、
わらいぼとけと呼ばれている。

この微笑を見れただけでもここまで歩いた甲斐がありましたね。
ただ、暑い時期はお薦め出来ませんけど。