Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

久学寺(2012年7月21日参拝)

2012-08-08 | 仏閣
赤穂藩三がく寺の一つとされる久学寺へ。

東光寺から女斬坂と呼ばれる細い山道を通って久学寺へ向かっていたのですが、
もうこれ以上ないってぐらい土砂降りの雨。

今朝はあれだけ晴れていたのに。

豪雨にめげず対向車が来たら終了の狭い箇所が何度もある酷道を走るも、
道は川のようになってるしデコボコの所もあるし、
ワイパーも利かないような悪条件なんで引き返すことに。

マジで危険を感じた。(汗)

この道を通ったら久学寺に早く着くのだが仕方ない。(泣)




所在地:兵庫県加西市上芥田町982
宗派:曹洞宗
御本尊:千手観世音菩薩
創建:1446年
札所:加西西国第5番札所


【浅野藩三がく寺】
東京高輪の泉岳寺遺骨、赤穂の花岳寺には遺髪、
そしてこちら加西の久学寺には位牌がそれぞれ祀られています。


【歴史】
浅野内匠頭長直は常陸の国(茨城県)笠間の城主であったが、
正保元年(1644年)大阪加番を命じられ翌年6月同じ石高をもって播州赤穂へ国替となった。
これが赤穂浅野家の初代である。
赤穂城主となった長直公は赤穂藩53,000石の領地を見聞され、
特に飛地で石高の多い旧加西郡の北部(現加西市)の領地を熱心に見聞された。
そしてその途中、久学寺にて宿泊され、当時の住職(6世是天良扶和尚)に深く帰依され
浅野家の菩提寺として父、長重公と浅野家代々の弔祭を依頼される。

その後、城代家老である大石内蔵助が再三訪れ、
その際久学寺に宿泊し当時の住職(8世碧峰)と囲碁を楽しんでおられたようである。

江戸城での刃傷事件の時、大石内蔵助は久学寺で碁を打っており、
赤穂よりの使者から刃傷事件を聞き慌てて赤穂に帰られたという言い伝えが有ります。
また、菩提寺という関係から浅野内匠頭長矩公及び46士の戒名は
久学寺9世住職海音和尚が贈ったという記録の過去帳が現在保存されている。
なお、大石内蔵助の手紙(花岳寺の維持、浅野家の弔祭依頼)と
吉田忠左衛門、大高源五の手紙(先祖供養の依頼)も保存している。




【山門】


実に質素な山門です。

駐車場はこの上にあるので山門はくぐらなかったです。
どエライ雨だったしね。


【参道】


晴れてたら結構いい雰囲気なんだろうなぁ。


【お地蔵さん】



【仁王門】


私好みの渋い山門です。


【仁王像】




さすがに雨の多い山にあると風化が速そうですね。


【本堂】


誠に残念ながら改修中でした。(泣)

昔の本堂は石庭庭園と素朴な造りで赤い屋根が印象的でしたが、
工事中の本堂はとても立派なものになりそうですね。

改修中というより新築といってもいいのかな。

でも、いつになったら落慶法要されるのだろうか。

新しい本堂が出来たらまた訪れたいと思う。

その日が今から待ち遠しい。


御朱印は寺務所がどこにあるか分からずいただけませんでした。